ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

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【レビュー】『Wavetale(ウェーブテール)』津波によって水没した世界、突如海の中に現れたシャドウ、そして大きな化け物、この世界の謎に迫るアクションアドベンチャー【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、水没した世界の謎に迫るアクションアドベンチャーゲーム『Wavetale(ウェーブテール)』のレビューをさせていただきます。

 

水面をスキーのように滑り、ちょっと広めの世界を自由に探索し謎に迫るゲームで、過去にレビューした「ソーラーアッシュ」のような爽快感が体験できるゲームでした。

 

突如現れたシャドウという生命体?そしてこの世界の最大の謎であり恐怖である「ポウ」とは一体。

全てを知った時、この世界の謎が解けるのか?

そう思いながらワクワクしてプレイすることができました。

 

そんなWavetale(ウェーブテール)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

インディーズゲームが好きの方、謎に迫る不思議なストーリーが好きな方、3Dアクションアドベンチャーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【5点】

 

  • 縦横無尽に海を滑り、移動できるが範囲が狭い

  • ストーリーに沿ってゲームが進む

  • 探索要素は一切なく味気ない

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Wavetale(ウェーブテール)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 Thunderful
開発元 Thunderful
発売日 2022年12月13日

 

プレイ後の感想

ストーリー主体で進むドラマチックなゲームなんだけど、どう表現していいか難しい作品で、ラストの落ちが思っていた展開と違って腑に落ちない作品でした

 

まずストーリーを簡単にご紹介すると、主人公の女の子シグリッドが住んでいるストランドヴィルという島が謎の津波に襲われ水没した世界が広がるところからスタートする。

 

ふと水面を見るとそこにはシャドウと呼ばれる謎の生命体らしきものが現れ、水面に映る影が足場のように自分を支えてくれることに気づく。

 

まるで鏡の上を歩くかのように水の上を歩く力を手に入れたシグリッドは、謎の海のモンスターから島民を救いつつ、「水面下」に隠された秘密を発見する冒険が始まる。

といったストーリー。

 

このシャドウが何者なのかはゲームのラストで理解することになるんだけど、ゲーム序盤で大きな謎のモンスターが現れたり、謎の霧が発生して、これに飲み込まれると死んでしなうので、どうにか霧を晴らさせないといけないということで、色々なクエストが発生し、霧を追い払っていくんだけど、なんか味気ないんですよね。

この霧やモンスターの謎についてはゲームをクリアすれば全て理解することができるので、詳しく知りたい方は是非プレイしてほしいのですが、ストーリーよりもアクション面。

 

この世界は海が舞台となっていて、移動は基本海の上を滑るように移動するんだけど、何かが足りない。

 

プレイ中に思い出したのが、冒頭でもご紹介した「ソーラーアッシュ」なんだよね。

「ソーラーアッシュ」はストーリーが難しく理解することができなかったけど、アクション面では面白く、爽快感があってボス戦も倒しがいのある体験ができた。

 

それに比べ、本作は「ソーラーアッシュ」っぽさを出しつつも、爽快感はあまりなく、ボス戦もない。

 

ストーリーに沿ってひたすらクエストをこなすだけ、という風に感じてしまった。

 

それは、特に否定的になることではないけれど、だったらもうちょっとストーリーを深堀してほしかったし、理解しやすくして欲しかったなーという思いが一番強かった。

 

結局最後は人と人との争いになっていく場面がでてくるのですが、それが唐突過ぎて気が付いたらゲームが終わっていた、という感覚なんだよね。

 

もうちょっとストーリーに色々な展開が欲しかった

また、広い海を自由に移動でき、開放感があるように思えた本作ですが、謎の霧が進路の邪魔をしているので、実際に動ける範囲があまり広くないですし、探索要素はほぼほぼないので、動ける範囲が広くなった所で、ということがありましたけどね。

 

メインストーリーとは別にサブクエストもあるのですが、クリアしたところで報酬が全て通貨のみ。

 

通貨の役割として主人公の見た目を変えられるスキンと交換することができるだけなので、正直あまり意味を感じなかったかな。

 

サブクエストなんだけど、クリアすることによってストーリーのアーカイブだったり、補足情報などが手に入るようにしてくれれば、サブクエストにも意味がでてくると思うんですよね。

 

どちらにしても僕は全体的に味気無さを感じてしまった作品でした。

世界観やグラフィック、キャラクターの個性は好きなんですけどね。

 

よかった所

ストーリー重視に進む

本作は一見広い海を探索しながら物語が進むようなアクションゲームっぽいけど、どちらかと言えばストーリーに沿って進むようになっていて、僕は探索好きですが、探索よりもストーリー重視のゲームがプレイしたいと思っているユーザーにはおすすめ。

 

目的地もアイコンで表示されるので、どこへ行けばいいのか一目で分かりやすいし、攻略するクエストやギミックは何も難しいものではなく、サクサク進められました。

 

なので、アクションゲームとしてプレイすると僕のような感想を持ってしまうかもしれませんが、ひとつの作品をストーリー重視で楽しめば十分に面白い作品だったと思います。

 

操作性がいい

インディーズゲームによく見られるモッサリとした動きではなく、操作性が良くスイスイとキャラクターを動かせるので、水面を走ったり、ジャンプしたり、潜ったりするアクションは、アスレチックで遊んでいるかのような体験ができました。

 

ワイヤーアクションや滑空などもあり、自由自在に思った場所へ軽々移動ができるので、広い海をストレスなく動き回れる様が、何かから解放されたかのような気持ちよさもありました。

 

ただ、本作には一応戦闘アクションもあるのですが、後付けのようなアクションで、こちらは爽快感や迫力はなく淡泊でした。

 

むしろこれなら戦闘アクションは必要なく、がっつりストーリーメインで進めればよかったんじゃないかって思うぐらい。

 

先日レビューを書かせていただいた、『ミクと水没都市 廃墟の謎』のような世界観でもよかったようにも思えましたね。

 

気になった所

探索要素は一切ない

ストーリー沿って進む本作には一応サブクエストのようなものが用意されているが、報酬は主人公の見た目を変えられるスキンアイテムと交換できる通貨が貰えるだけで、あまりやる意味がないのに加え、探索要素が一切ないので、サブクエストと呼べるかもあやしいもので、面白味がなかった。

 

広い海を気持ちよく移動できるのは良かったが、ストーリー上、黒い霧に覆われているところが多かったせいか、探索できる範囲には限界があったり、探索できる場所も少なかった。

 

プレイしていると分かってきたのが、本作はあくまでストーリーをメインとしているゲームであり、探索にはあまり重きを置いていないのかな?と思いましたね。

 

ただ、3Dアクションゲームの醍醐味ってストーリーもですが、やはり探索したり謎解きしたり、自由に世界を冒険することだと思うので、そんな考えの僕には今ひとつ物足りなさを感じてしまいました。

 

まとめ:Wavetale(ウェーブテール)

ゲーム全体のプレイ時間は5時間~6時間程度あればクリアできる内容でした。

 

面白い、面白くないと評価するのが難しい作品で、本作のストーリーをどう受け取るか、どう理解するかによって、感じ方が様々だと思うので、気になる方は是非プレイしてみて欲しいんですよね。

 

ストーリー以外の評価は今回ご紹介した通りなので、正直あまり期待しない方がいいかもしれません。