ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Asterigos: Curse of the Stars(アステリゴス)』古代ローマと古代ギリシャがテーマのソウルライクゲームだが没入感はなく全体的にバランスが悪かった【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、古代ローマと古代ギリシャがテーマのソウルライクゲームだが没入感はなく全体的にバランスが悪かった『アステリゴス』のレビューをさせていただきます。

 

古代ローマと古代ギリシャがテーマっになっていて、ちょっと欲張りな気もしますが、実際にプレイしてみると、あまりローマやギリシャを感じることはなかった。

 

本作は自由な戦闘スタイルが楽しめると知りプレイさせていただきました。

ただ、ソウルライクと謳っているものの、言うほど死にゲーには感じられず難易度も選択できることから、絶妙な難易度で楽しめました。

 

そんなアステリゴスを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

ソウルライクが好きの方、古代中世の世界観が好きな方、探索ゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【4点】

 

  • ストーリーがさっぱり分からず意味不明

  • 高難易度ではないソウルライクRPG

  • 動きがモッサリしていて操作しづらい

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Asterigos: Curse of the Stars(アステリゴス)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Xbox Series X/S
ジャンル ソウルライクRPG
発売元 タイニービルド・ゲームズ
開発元 Acme Gamestudio
発売日 2022年9月6日

 

プレイ後の感想

可もなく不可もなくといった微妙なゲームで至って普通でした

 

本作は古代ローマと古代ギリシャの要素を取り入れたソウルライクゲームらしいですが、僕はローマもギリシャも感じることがなかった。

 

ソウルライクと言えば聞こえがいいが、言うほど死にゲー感はなく難易度も設定できることから、普通のアクションゲームといった感じでした。

 

どことなく、キャラクターの攻撃モーションがKena: Bridge of Spiritsに似ているなーと第一印象は思いました。

 

まずストーリーですが、公式から引用させていただくと、

『本作の舞台は、魔法と驚異に満ちた都市国家アフェス。

この国はある出来事をきっかけに呪いが降りかかり、人々は獣の姿になり、魔力を秘めた鉱石を摂取しないと激痛に苦しむ体に変異してしまっている。

主人公のヒルダはアフェスの外の国からやってきた戦士。

先行して調査に訪れたまま消息を絶った、父と仲間たちの「北風部隊」の行方を追う中で、アフェスの呪いの謎に迫っていくこととなる。』

 

ということなんだけど、実際にプレイしていて思ったことは「ストーリーがマジで意味不明でさっぱり分からなかった」ということ。

 

アーカイブも多いし、重要キャラクターとの会話シーンも正直言って何を喋っているのかマジで分からない。

故にこのゲームには没入感がなく、ただただアクションを楽しむだけのゲームになっていました。

 

そして、肝心のアクションなのですが、主人公の動きがモッサリ過ぎて話にならない。

1テンポ動きが遅いというか遅延っぽい挙動をするというか、とにかくプレイしていて爽快感がないし、気持ちよくない。

 

ただ不思議とプレイしていると慣れてはくるので、遊べないほど酷いものではないが、途中で辞めてしまうユーザーも少なくないと思う。

 

ただ、アクションに関しては結構作りこまれていて、6種類もある武器4属性の魔法34種類のスキル、細かいスキルツリーと、良い意味で無駄にやることが多いんですよね。

 

武器もひとつひとつ強化できるようになっており、武器種によって性能が異なっているんだよね。

ただ、どう考えても槍が一番強くて、槍だけ敵の攻撃をパリィすることができ、成功すると通常ダメージの2倍ほど与えることができるし、ボスにも有効なんだよね。

 

あとは魔法が強すぎる。

遠距離から撃ちまくれば、ほぼ無傷で敵を倒せるので、槍のパリィと遠距離の魔法の組みあわせが最高に強かった。

 

ただ、この組み合わせが強すぎて、せっかく数多いスキルがあまり意味を成していなくて、ほとんど使うことがなかった。

こういうバランスが悪いところが目立つゲームでしたね。

 

ゲーム全体のクリア時間は探索抜いて28時間で、意外とボリュームがあり、それなりに遊べました。

 

本作はミニマップや全体図などがなく、探索しながら次進むべき場所を探すようになっていたので、方向音痴の僕は結構迷いながら進んでいたので、これだけの時間が掛かったのかもしれません。

 

謎解きなどはほとんどないので、探索&アクションが好きなユーザーにはオススメですが、ストーリーも含め没入感を大切にしているユーザーにはオススメできないですね。

 

よかった所

探索し甲斐があるマップ

ソウルライクRPGということでマップは程よく入り組んでおり探索しながら冒険できました。

探索した先に強敵やアイテムなどがあり、しっかり探索に見合った報酬もあり、探索していた楽しかった。

 

ただ、マップがないので道に迷いやすいユーザーは結構難しさを感じてしまうかもしれません。

ミニマップはもちろん、全体図もないので、進みながら頭の中でマップを描く必要があるため、引き返すのに結構苦労したけど、それでも楽しさが勝り探索していました。

 

最悪、チェックポイントにすぐ戻れるアイテムがあるので、それを使えば詰むことはなかった。

 

一応小さなサブクエストもあり、町の住人に話しかけると受注できクリアすると報酬として消費アイテムをもらうことができるが、これといって重要なアイテムを手に入れることはなかったので、サブクエストに関してはスルーしてもいいレベルでしたね。

 

難易度が低いソウルライク

ソウルライクと言えばダークソウル、エルデンリングなど高難易度のゲームが頭をよぎりますが、本作はソウルライクではあるものの、すごく遊びやすくどちらかと言えば簡単な部類でした。

 

ゲームをはじめる前に難易度設定も用意されているので、どうしても難しくクリアできないユーザーはゲームの途中でも難易度を変更することができるので、そういった意味でも優しさを感じた。

 

いきなりエルデンリングなどの高難易度のゲームに挑戦するのが怖いというユーザーは、まず本作をプレイして、ソウルライクというものがどういうものなのか、体験するには丁度よかったです。

 

敵の強さもワンパン攻撃などは無いですし、ダンジョンも入り組んでいるとはいえ、他のソウルライクゲームに比べると、まだまだ優しいダンジョンの作りでした。

初見殺し、トラップなども少な目でとてもプレイしやすかった。

 

気になった所

キャラクターの動きがモッサリしている

シビアな戦闘や狭い足場など、緊張感がある場面で重要なことのひとつに操作感があると思うのですが、本作はキャラクターの動きが、めちゃくちゃモッサリしている。

 

ワンテンポ遅いというか、動きが鈍いというか、とにかくモッサリ。

 

歩く、走るという行動アクションがあるが、歩くがとにかく遅すぎて、常に走るをしていないとストレスが溜まる。

むしろ、走るもあまり早くなく、トラップや敵を潜り抜けたい場面で全く使えないんですよね。

 

スキルなどで強化できるとはいえ、デフォルトでもう少し早く移動したかった。

他のアクションも、もう2段階ぐらい動きに滑らかさがでないもんかな?というほどモッサリしていた。

 

魔法も通常3連続攻撃ができ、コンボを繋げることにより強力な魔法になっていくのですが、残念なことに魔法アクションもモッサリしているので、どうも迫力が欠けていたんだよね。

 

武器を切り替えるのが面倒

本作には「剣と盾」「短剣」「大槌」「槍」「杖」「腕輪」といった武器種を使うことができ、通常2種類の武器をセットして使い分けながら戦闘を楽しめるようになっていますが、他の武器種に切り替える際、メニュー画面からいちいち装備をしなくてはいけない。

 

武機種が多いので色々試しながら戦闘を楽しみたかったので、せめて4種類ほどショートカットキーのようなものを作って瞬時に色々な武器に切り替えられるようにしておしかったですね。

 

まとめ:Asterigos: Curse of the Stars(アステリゴス)

やっぱり全体的に勿体ないというか惜しい作品になっていましたね。

せめて、ミニマップは欲しかったところ。

 

ストーリーに関しては人によって感じ方が分かるので、なんとも言えませんが、せっかく広いマップを探索させてくれるなら、ミニマップぐらい用意しておかないと、探索するには広くてちょっと面倒に思えちゃったんですよね。

 

とにかく万人受けするゲームではないものの、気になる人はプレイしてみてもいいかもしれませんね。