ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Enchanted Portals(エンチャント ポータル)』カップヘッドのパクり?あまりに似すぎている2D横スクシューティングアクション【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、カップヘッドのパクりと低評価を受けた2D横スクシューティングアクションゲーム『Enchanted Portals(エンチャント ポータル)』のレビューをさせていただきます。

 

発売する前からカップヘッドのパクりではないか?と酷評を受けつつも発売された本作は海外で悪い意味で話題になっているので早速プレイさせていただきました。

 

カップヘッドはDLCも全てクリアした僕からすると本作は似ているようで全くの別ゲー。

というのも、残念ながら悪い意味で別ゲーでした。

 

そんなEnchanted Portals(エンチャント ポータル)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

2D横スクロールアクションが好きの方、カートゥーンな世界観が好きな方、インディーズゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【2点】

 

  • カップヘッドのような2D横スクシューティング

  • ストーリー性はあまりない

  • 難易度は簡単でアクション性は淡泊

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Enchanted Portals(エンチャント ポータル)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、Xbox Series X/S
ジャンル 2D横スクロールシューティング
発売元 Xixo Games Studio、Perpetual Europe
開発元 Xixo Games Studio
発売日 2023年9月8日

 

プレイ後の感想

カップヘッドのパクりと話題になっていたのでプレイしたけど、パクリどころか似ても似つかない駄作でした

 

まず本作のストーリーを簡単にご紹介すると、「次元の狭間に囚われてしまった新米魔法使いのボビーとペニーが、元の世界に戻るための冒険を繰り広げる」ただそれだけのストーリー。

 

誰かを救うわけでもないし、これといって悪がいるわけでもない。

 

ストーリーがまず浅すぎるよね

 

一応個性豊かなボス達が登場するので悪が居ないというわけではないが、カップヘッドのように分かりやすい悪ではないんだよね。

 

そして、問題なのがカップヘッドっぽく作ろうとしたけど、雰囲気だけそれっぽくなっているだけっていうこと。

 

正直言うと限度はあるけど、パクリゲーでも面白ければいいじゃんと僕は思うけど、本作に至ってはパクってるのに面白くないから余計にダメ。

 

まず、攻撃手段は3つ用意されているが、見た目が違うだけで攻撃力などのステータス面で何が違うのかが分からない。

カップヘッドのようにスキルも無ければ必殺技もなく、戦闘が淡泊なんだよね。

 

もっというと、カップヘッドは画面を広く使っていてボスの攻撃パターンも色々あり攻略し甲斐があるのに比べ、本作は画面内で動けるスペースが狭いくせに、ボス戦に登場するお邪魔雑魚敵の数が多すぎる。

 

バランスが取れていないんですよね

 

カップヘッドではパリィや必殺技を使うことで窮地の場面を乗り越えることができるが、本作にはそれらがないので、窮地に立った場合ゲームオーバーするしかない。

 

一応ガードアクションがあるけど、これが酷くてガードアクションのボタンを入力してから一瞬だけ遅延が起こるんだよね。

 

敵の攻撃を受ける瞬間、ベストなタイミングでガードしようとも、少し遅れて発動する為、攻撃を食らってしまう。

これはさすがに「え?」って思った。

 

なのでガードよりも回避に専念する必要があるため、戦闘において遊び心が何もなかったんですよね。

 

仮にも主人公は魔法使いなんだから、ボスを倒すたびに成長して新しい魔法を覚えていくなど、成長要素を入れれば面白かったのにね。

 

ステージ数も6ステージほどと、けして多いというわけでもないし、5時間程あればクリアできる内容だったので、ちょっとガッカリでした。

 

ただ、こういったジャンルのゲームがこれからも増えることはファンとして嬉しく思うので、ブラッシュアップしてどんどん良い作品が生まれてくるといいですよね。

 

よかった所

雰囲気とキャラクター

カップヘッドのパクりと呼ばれているだけあって雰囲気とキャラクターはカートゥーン調で個人的には好きでした。

 

ただ、カップヘッド1930年代のラバーホース・アニメーションを参考にしていて雰囲気だけではなく音楽もその時代っぽく作り上げているのに対して、本作はあくまでそれっぽいだけなので、音楽がこれといって良いわけでもなく、キャラクターも時代を感じさせない、それっぽい作りになっているのだけで、深みがなく浅く感じた。

 

けして悪いという意味ではないが、オリジナリティを感じられないので、没入感はなかったですね。

 

カップヘッドよりも簡単

カップヘッドのパクりといっても難易度は簡単だった。

 

カップヘッドはボス戦が主体のゲームに比べ、本作は通常の2D横スクロールステージをクリアしたのち、ボス戦に入るスタイルで、通常ステージは3ステージ構成。

 

途中ゲームオーバーになると初めからやり直しさせられるのはちょっと面倒でしたね。

中間ポイントもないので、一気にクリアする必要がありました。

 

ボス戦も3形態用意されており、途中回復する手段なく一気にクリアする感じ。

カップヘッドよりも簡単とはいえ、戦闘は淡泊で面白みに欠ける。

 

当たり判定は良くも悪くもガバガバで微妙でしたね。

 

気になった所

通常ステージに遊び心がない

カップヘッドに比べて横スクロールステージが多いのは魅力的だけど、遊び心がない。

敵の数が多く、鬱陶しいだけでワクワク感やハラハラ感などが一切ない。

 

ステージの半分まで到達すると50%と表示され、いかにも中間ポイントっぽい演出はあるものの、死んだら初めからやり直しなので、あまり意味がない演出だったな。

 

敵の数を多くするよりもギミックも多くしてほしかったね。

 

必殺技やスキルがない

カップヘッドには様々なスキル(スキルによって攻撃力やショットの形態が変わる)や必殺技があるが、本作には一切無くひたすら魔法を打つだけ。

 

魔法は3種類あるけど、攻撃範囲が異なるだけで攻撃力の違いあるかどうか分からなかった。

 

ここまで雰囲気を似せて作るなら、スキルや必殺技といった攻撃手段も色々真似てほしかったかな。

 

攻撃手段がずっと同じなので、どのボス戦でも淡泊に感じるし、やりがいがない。

 

ボス戦でダメージを与えている感覚がない

ボス戦で大事なことって色々あると思うけど、こちら側の攻撃がボスに当たっている感覚って僕は大切だと思うんだよね。

 

この手ごたえを感じることによって、ボスと戦っているという実感が湧くと思うんだけど、本作に至ってはこの感覚が全くなく、楽しくない。

 

これまでにボス戦が淡泊と紹介しましたが、そう思えたのはこの攻撃を与えている感覚がないことが一番の原因かな。

 

どんなゲームでも攻撃を当てた際、迫力があるSEってあるよね、本作はSEどころか感覚が一切ないんだよね。

これだとせっかく強敵と戦っているのに迫力も何もないよね。

 

カップヘッドもそうだけど、本作もボス戦がメインみたいなゲームなのに、そのメインがこれだとゲーム全体にやる気がみえなくて、僕は面白くなかった。

 

まとめ:Enchanted Portals(エンチャント ポータル)

この手のジャンルは結局カップヘッドが一番面白くおすすめなのは間違いないけど、こういうインディーズゲームもあってもいいと思うんだよね。

 

正直おすすめはしないけど、試しに遊んでみる僕みたいな物好きな人にはおすすめです。