ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Lies of P(ライズ オブ ピー)』超硬派なソウルライクゲーム!あのピノキオを題材にしたダークファンタジーなもうひとつの物語。【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、超硬派なソウルライクゲーム『Lies of P(ライズ オブ ピー)』のレビューをさせていただきます。

 

本格的なソウルライクゲームって実はプレイしたことがなかったので本作が初となるソウルライクゲームでした。

 

序盤から難しくボス1体倒すのに数時間はかかるほど超高難易度のゲームで手に汗握る体験ができた他、グラフィックの美しさとダークな世界観が相まって没入感はありますし、童話ピノキオを題材にしていることから、ストーリーにも興味が湧くし、とにかく終始神ゲーでした。

 

そんなLies of P(ライズ オブ ピー)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

ソウルライクゲームが好きの方、ダークなストーリーが好きな方、PS5のゲームをお探しの方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【10点】

 

  • 硬派なソウルライクゲーム

  • 嘘か本当か。選択肢によってストーリーが変わる?

  • 何度やられても何度でも挑戦したくなるようなクセがある

 

作品紹介

公式HPから引用させていただいております。

 

カルロ・コッローディの名作を残酷なコンセプトで再構築した本作。

主人公のピノキオは、ゼペット爺さんを探す冒険へと旅立つ。

 

冒険の舞台はベルエポック時代をモチーフにした街「クラット」。

そこは、狂気と殺人人形に支配されていた。

 

ピノキオはさまざまな武器や、特別なアビリティを持つ切り替え可能な義手(Legion Arm)を駆使して生き延びなければならない。

 

敵以外のキャラクターとの出会いも待っている。

人間になるという夢を叶えるため、嘘をついてピノキオを導こう。

作品紹介
製品名 Lies of P(ライズ オブ ピー)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Xbox Series X/S
ジャンル ソウルライク
発売元 NeoWiz Japan、Fireshine Games
開発元 NeoWiz Japan、Round 8 Studio
発売日 2023年9月19日

 

プレイ後の感想

硬派なソウルライクゲームで、敵の強さ、武器種の数、ボスを倒すのに何時間も掛かる高難易度、そしてダークファンジー、とこれぞソウルライクというべき作品で全てがバランスの取れた最高のゲームでした

 

まずは簡単に本作をご紹介すると、

 

『本作は誰もが知っている童話ピノキオを題材したダークファンタジーな世界で、主人公ピノキオはゼペット爺さんを探す冒険へと旅立つ。


冒険の舞台はベルエポック時代をモチーフにした街「クラット」という場所で、クラットには人間の姿はほとんどなく、狂気と殺人人形に支配されていた。


そんなダークな街クラットをピノキオを操作して、謎に迫るダークファンタジーになっている。』

 

本作をプレイしてまず魅力的に思えたのが、全てにおいてひとつひとつが丁寧に作られていること。

 

敵の配置やオブジェクトの配置、トラップや隠しアイテムなど全てに違和感はなく、没入感がありました。

 

ステージを恐る恐る進み、敵に合わせて武器を変え攻撃していく、本当に手に汗握る体験で、雑魚敵でも気を抜くとあっという間にやられてしまうので、常に緊張感をもってプレイする必要がありました。

本作の特徴のひとつでもあるピノキオの『義手』ですが、この義手には様々な能力があり、電撃など敵を状態異常にさせるものから、グラップ、地雷、爆弾など戦闘に役立つものまで、幅広く用意されていて、敵に合わせて付け替えることで戦闘を有利に進められることができました。

 

見た目がスチームパンクっぽくてどれも装備していてカッコいいんですよね

戦闘手段は義手だけではなく、短剣、大検、斧、鈍器など数多い武器もしっかり用意されていて、武器には刃の部分柄の部分が分かれており、自分の好きなように武器を作り変えることができました。

 

刃には刃の柄には柄のスキルがあるので、苦戦するボスが居たら色々な武器を組み替えて自分にあった武器で戦闘を楽しむことができた。

ボス戦に関しては強いというレベルではなく、これクリアできるの?と疑問に思ってしまうほど高難易度でソウルライクというジャンルをプレイしたことがあるユーザーでも満足のいく難しさだと思う。

 

僕はボス1体倒すのに数時間掛かったりした

 

逆に言うとソウルライクというジャンルをプレイしたことがない僕みたいなユーザーは正直投げ出してしまうほど難しいので本作はオススメしない。

 

そして本作の魅力は戦闘だけではなく、サブクエストや隠しアイテムを探す探索要素や街中で出会う人にも個性がしっかりとあり、時には襲って来たり、強力な装備を売ってくれたり、隅々まで探索する楽しさもあり、夢中になれました。

 

探索を怠ると強力な武器や装備品を取り逃してしまい、ただでさえ強いボスが倒せなくなってしまう程なので、十分に探索する必要もありました。

 

ボリュームは多く、僕の場合ボスでかなり苦戦したので総プレイ時間は50時間を超えていました。

 

また、一度クリアしても2週目、3週目とエンドコンテンツもしっかり用意されているので、全てを遊びつくそうと思えば1か月2か月と長い期間遊ぶことのできるボリュームです。

 

ソウルライクというジャンルが好きなユーザーは絶対に満足のいくゲームだと思いますので強くおすすめします。

 

よかった所

童話ピノキオが題材

誰もが知っているであろう有名な童話ピノキオが題材になっている。

 

童話のストーリーそのままではないが、主人公ピノキオはゼペットが作り出した人形で、人形は嘘を付けず人間だけが嘘をつける世界で、ピノキオは人形なのに嘘をつき人間になっていく。

 

サブクエストなどで答えを2択迫られることが多く、本当のことを言うか、嘘を言うかで報酬やストーリーが若干変わるようなシステムになっているみたいなんですよね。

 

裏切りだったり、人形と忌み嫌われ人間から襲われたり、ダークファンタジーとして最高の仕上がりになっていました。

 

ピノキオの相棒ジミニ―もしっかり登場するし、よくピノキオをソウルライクのダークファンタジーで作り上げたなーと感心したぐらい。

 

とくにピノキオをイケメンにしたのが好感もてる。

 

回避よりもガード

本作はソウルライクというジャンルで、いわゆる死にゲー。

 

雑魚敵の攻撃すら致命傷になる超高難易度のアクションゲームなのですが、逆に言えば敵からダメージをもらわなければいいということで、回避に目が行きがちだったけど、本作の場合、回避よりもガード主体のソウルライクでした。

 

主に通常ガードとジャストガードというアクションがあり、通常ガードはスタミナと体力が減ってしまうが、敵に攻撃を与えれば減った体力が回復するという仕組み。

 

ジャストガードは敵の攻撃を受けるタイミングでガードをすればジャストガードが発動し、こちら側の体力は減らずにスタミナだけが減るシステム。

 

なので、回避をしようとして下手にダメージを受けてしまうよりもガードを固めて隙を見て攻撃すれば基本的にこちら側の体力は大きく減らないようになっている。

 

ただ、ガードばかりしていても敵を倒せないので、攻撃をするタイミングを見極めるのも重要になってくるので、ヒットアンドウェイでジャストガードしたら攻撃を繰り返せば理論上簡単に倒せます。

 

ただ、敵の攻撃パターンを100%把握する必要があるし、僕の場合1体のボスを倒すのに数時間かかった奴もいるので、難しいことには変わりない。

 

武器の組み合わせ

本作には短剣、大検、斧など色々な種類の武器が用意されているが、面白いことに刃の部分と柄の部分が分かれている。

 

それぞれ刃と柄にはスキルが付与されており、敵に合わせて組み替えることができる。

同じ大剣でも柄を変えると攻撃モーションが変わる。

 

例えば大剣の柄の場合、大振りになり攻撃速度が遅くなるが、レイピアの柄を組み合わせると、大剣なのに突き攻撃のモーションしかしなくなったりする。

 

もちろん攻撃力などのステータスも全て影響してくるため、自分が最適だと思う組み合わせを探す楽しみもありました。

 

また、主人公であるピノキオの左腕は義手でできており、義手には様々なアビリティが使うことができるようになっている。

 

先ほどプレイ後の感想でもご紹介したように、義手もひとつの武器として使用できるので、敵に合わせて弱点の属性アビリティを装備することによって戦闘が有利に進むこともありました。

 

義手に関しては個人的にはボス戦で使うよりも雑魚敵に使う頻度が多かったです。

 

探索要素

本作は一本道でただ進むだけというステージではなく、探索要素もしっかりとあり、隅々まで探索しないと見逃してしまうような隠されたアイテムだったり、サブクエストがありました。

 

中には強力な武器やステータスをアップさせるアイテムなど攻略に欠かせないアイテムが隠されていることがあるので、取り逃しのないように気を付けなければなりません。

 

本作の上手いところは、そういった隠されたアイテムの近くに必ずと言っていいほど罠だったりボスが隠れており、必ずあるだろうと思っていても、分かりづらい配置に罠があったりするので、毎回ビックリさせられました。

 

ただアイテムを探し回るというよりも、アイテムひとつ探すのにも、ここまでドキドキした体験は本作ならではだと思う。

 

ファストトラベル

ステージの入り口や中間、ボスを倒した後などにセーブポイントが設置されており、これに触れると体力や回復アイテムが回復したり、義手の変更や武器の組み合わせなどができるようになっていました。

 

ただ、セーブポイントに触れると今まで倒した雑魚敵も復活するので要注意だが、経験値を稼ぎたい場合はかなり便利。

 

セーブポイントではファストトラベルできるようになっており、制限なく一度触れたセーブポイントへ瞬時に移動できる。

 

これを使えば、効率のいい経験値稼ぎできるポイントからポイントへ移動できるので、僕は中盤からかなり重宝していました。

 

気になった所

セーブポイントの位置

ソウルライクというジャンルなのでとにかく死にまくる。

雑魚敵でも気を抜くとすぐに死ぬし、中ボスやボス戦は何十回と戦うことになりました。

 

ボス戦の場合、すぐ近くにセーブポイントがあるので、リトライするのにストレスなくすぐに戦闘へ入れましたが、中ボスの場合ステージの中間あたりに居るので、死ぬたびにそこまで向かうのが結構面倒くさかった。

 

他のソウルライクゲームをあまりプレイしていないので、こういうものなのかは分かりませんが、中ボスの近くにもセーブポイントがあれば嬉しかったですね。

 

まとめ:Lies of P(ライズ オブ ピー)

今回初めてのソウルライクというジャンルをプレイし、色々な体験ができました。

 

死にゲーがここまで難しいものだったとは思いも知らず、心が何度も折れかかりましたが、それでも諦めない気持ちで頑張ればクリアできました。

 

その達成感は他のゲームではなかなか味わえないものがあり、疲労感もありつつ苦労が報われたと思えた瞬間でもありました。

 

僕のようにソウルライクというジャンルを普段プレイしない初心者ユーザーの方にはあまりオススメできませんが、気になる方は是非プレイしてみてほしい、最高のゲームでした。