ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『アフターイメージ』崩壊した世界の真実を解き明かしていく幻想的で美しいメトロイドヴァニア系アクションゲーム【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

本日は、グラフィックが幻想的で美しいメトロイドヴァニア系アクションゲーム『アフターイメージ』のレビュー記事です。

 

本作を遊んだきっかけが同じメトロイドヴァニア系アクションゲームのエンダーリリーズっぽさを感じたから。

 

エンダーリリーズはダークな雰囲気だったのに比べ、本作は明るく美しい幻想的な世界観が魅力的でかつインディーズゲームながらキャラクターがフルボイス。

 

ゲーム性にもこだわりを感じ、入り組んだマップは探索意欲を刺激しますし、武器種も豊富、自然とレベル上げをしたくなるような上手い作りになっている成長システムと色々楽しませてくれた作品でした。

 

そんなアフターイメージを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

メトロイドヴァニア系のゲームが好きの方、死にゲーが好きな方、幻想的なゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【8点】

 

  • 探索意欲が湧く複雑なダンジョン

  • やりごたえのあるボス戦

  • ストーリーがいちまいち分かりづらい

 

作品紹介

公式HPより

ある厄災により記憶を失った「ライネ」は失われた記憶を取り戻す旅へ出る。
神から授かりし唯一無二の“贈り物”を持つ少女が、記憶を辿り崩壊した世界の真実を解き明かしていく。

作品紹介
製品名 アフターイメージ
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、 Xbox Series X/S
ジャンル メトロイドヴァニア
発売元 Modus Games、 Aurogon Info & Tech (Shanghai) Co., Ltd.
開発元 Aurogon Shanghai、Aurogon Info & Tech (Shanghai) Co., Ltd.
発売日 2023年4月25日

 

プレイ後の感想

広大なマップ、手に汗握るボス戦、終わりなき探索、豊富な武器種、細部までこだわりを感じることができた完成度が高いメトロイドヴァニア系のアクションゲームでした

 

まずストーリーですが、簡潔にご紹介すると、

【神が作った庭園に人間と巨人が暮らしていたんだけど、人間は巨人が神から授かったものをすべて奪い取り、禁断の儀式により「魂の海への門」を開いてしまった。


しかし、その時突然の爆発によってゲートから大洪水が流れ込み都市は冠水。

完全に廃墟と化してしまう。

 

それから数年後、この厄災により記憶を失った「ライネ」は失われた記憶を取り戻す旅へ出る。】

 

と、いうのが本作の大まかなストーリーなのですが、実際にゲームをプレイしていて思ったことはストーリーが全く頭に入ってこなかった。

 

色々と専門用語が飛び交っているし、厨二っぽい台詞も飛び交ってるしで正直理解することができなかった。

 

ただ、ストーリーは置いてけぼりだったけど、探索とアクション面は最高に面白かった。

探索については本格的なメトロイドヴァニアで僕がプレイした中でも上位に入るほどのダンジョン構成でした。

 

ホロウナイトよりは狭く、エンダーリリーズよりもボリュームがあるという感じ。

ただ先へ先へ進めていくだけではなく、良い意味で同じダンジョンを行ったり来たりさせられました。

 

また、一番面白かったのがボス戦。

ボス戦もメトロイドヴァニアが色濃く出ており、どちらかと言えば死にゲーに近いものを感じた。

 

初見では絶対に倒せないような作りになっており、ボスの行動をいかに覚え隙を見ていつ攻撃するか気が休まることなく、常に緊張感たっぷりの戦闘が楽しめます。

 

本作は回避行動に無敵時間がなく、かなり高難易度のアクションを要求されます。

 

フレーム回避のようなギリギリで攻撃を避けるというよりも、ボスの攻撃パターンを予知して避ける必要があるので、ボスを倒した時には達成感というよりも疲労感が大きかったように感じました。

 

ただ、これも良い意味での疲労感なので、プレイしていて最高に面白かったですけどね

 

とにかくインディーズゲームとは思えないほどの作りこみなので、1本のゲームを長く遊びたいなーと思っている人はオススメの作品です。

 

よかった所

美しいグラフィック

メトロイドヴァニア系のアクションゲームって終始暗いイメージがあったのですが、本作は人間、巨人、神といった神話のような世界観なので世界観に合う美しいグラフィックが特徴。

 

特に森ステージと天空ステージが好きでした

 

森ステージのきめ細かいグラフィックと天空ステージの眩しい表現がなんとも言えない美しさでしたね。

敵のデザインもひとりひとりこだわりを感じた。

 

武器種が豊富

武器種が豊富で、剣、大剣、双剣、鞭、鎌5種類も用意されており、さらに武器を強化することにより敵を毒状態にしたり、爆弾を植え付けることができたり、様々な特殊能力を付与することが可能になっていた。

 

武器によって技も異なりますし、敵によって相性がいい武器、悪い武器もあるので、その都度武器を変えて楽しめた。

 

武器もひとつひとつグラフィックが変わるので新しい武器を手に入れたらまずは装備してカッコいいかどうかグラフィックを見たくなりましたね。

 

成長システム

レベルを上げると自動でステータスが上がっていくわけではなく、スキルツリーのようなシステムで自分好みにステータスを上げられるようになっていた。

 

レベルを上げるとスキルポイントが手に入り、ポイント使ってステータスをアップさせたり武器の技を覚えさせたり自由度が高かった。

 

また、武器の必殺技に関しては特殊なアイテムを手に入れないと覚えることができないので、必然と探索意欲が湧くようにもなっていた。

 

入り組んだマップ

とにかくボリュームたっぷりの入り組んだダンジョンが魅力のアフターイメージ。

 

はじめはエンダーリリーズのようなゲームかと思いきや、どちらかと言えばホロウナイトに近い内容になっていて、進んでも進んでもゴールが見えないほどダンジョンが複雑化していた。

 

ボリュームがあると表現すれば聞こえはいいが、逆に言えばダンジョンを進んでいるというよりも、常に迷っている状態のようなもので、探索ゲームが苦手な人はすぐに諦めてしまう程作りこみが細かかった。

 

僕は元々探索ゲームが大好きなので、一度プレイすると気が付くと5時間ほど探索しているほどかなりのめり込めた。

 

ただ、特定のスキルを覚えないと先へ進めない場所が多く、同じところを行ったり来たりさせられたのはちょっと面倒でしたね。

 

マルチエンディング

今回僕はバッドエンドとなってしまったがどうやらマルチエンディングが用意されているみたい。

 

ハッピーエンドにするには全てのダンジョンを攻略する必要があるみたいでバットエンドでも僕の場合35時間ほどプレイしたので、ハッピーエンドにするにはまだまだ倍以上の時間が遊べると思う。

 

ただ、そうなってくると楽しむ反面、根気も必要となってくるため大変だとは思うけど、ひとつのゲームでここまで遊べるインディーズゲームってあまり見かけない印象なので、かなり高評価ですね。

 

気になった所

回避に無敵時間がない

意外とコレが一番気になった。

 

こういったメトロイドヴァニア系のアクションゲームって中盤辺りから回避行動に対して無敵時間が付与されたりするスキルなどがあると思うのですが、本作は無敵時間というものはなかった。

 

なのでボス戦で相手の攻撃をギリギリ避けるというようなアクションができず、事前にボスの行動を予知して回避する必要があるため、ものすごく難しかった。

 

無敵時間があれば難易度が下がってしまいますが、そこはスキルなどで自由で覚えられるよう選択肢は欲しかったところですね。

 

説明不足なところが多い

武器の強化のやり方やマップアイコン表示などちょっと不親切なイメージがあった。

 

武器は3段階強化でき、強化することにより特殊能力を得る武器があり、その強化の仕方がイマイチ分からず最後まで強化することなく終わった。

 

一度クリアしてエンドコンテンツを楽しんでいるときに強化のやり方を見つけたので、僕が気がつかなかっただけなのか、もうちょっと分かりやすい説明が欲しかった。

 

また、広大なダンジョンで特別なスキルがないと先へ進めない場所が多数あり、同じところに戻ってくることが難しく、頭ではなんとなく覚えていてもいざマップを見るとどこだったか思い出せないことがあった。

 

自動でマップにアイコン表示されることがなく、自分で好きな場所にアイコンを設置して分かりやすくマップを作ることができるが、アイコンを配置するやり方の説明がなく、これもエンドコンテンツをプレイしているときに気がついた。

 

ゲームそのものはこだわりを感じ繊細に作られているからこそ、もう少しユーザーに分かりやすく説明してほしかったところです。

 

まとめ:アフターイメージ

とにかくボリュームが多いこととボスが強いこと、これが一番印象に残ったゲームでした。

 

全体のストーリーは何となく理解できるが、細かいところが専門用語だったり厨二臭い言葉で分かりづらかったのがマイナス。

 

もう少し誰でも分かるようにかみ砕いて、ストーリーにも惹きこまれれば、個人的にはもっと評価が高かったかな。

 

それにしても良い意味で期待を裏切った作品だったので、メトロイドヴァニア系のゲームが好きな人にオススメします。