ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『TRiFOX(トライフォックス)』クラッシュバンディクーに影響され開発された、魔法やガジェットを駆使して大冒険するキツネが主人公のアクションアドベンチャー!【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、魔法やガジェットを駆使して大冒険するキツネが主人公のアクションアドベンチャー!『TRiFOX』のレビューをさせていただきます。

 

ベルギーのゲームスタジオが開発されたらしく、なんでもクラッシュバンディクーやラチェット&クランクに影響されたのだとか。

 

本作は魔法やガジェットを駆使して攻略していく3Dアクションアドベンチャーとなっており、ステージの雰囲気はクラッシュ、アクション面ではラチェットっぽさが上手く反映されていて、とても面白かった作品です。

 

そんなTRiFOXを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

レトロゲームが好きの方、インディーゲームが好きな方、3Dアクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【3点】

 

  • ボス戦除くてステージ数が9つしかなくボリューム不足

  • どのステージも個性がない

  • 〇〇〇色々なガジェットを組み合せる戦闘スタイルは面白い

 

作品紹介

作品紹介
製品名 TRiFOX(トライフォックス)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、XboxOne
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 Big Sugar
開発元 Glowfish Interactive
発売日 2023年5月18日

 

プレイ後の感想

3つのガジェットを組み合わせて、自分ならではのアクションスタイルを構築できるのは面白いが、ボリューム不足に加え動きがモッサリし過ぎていてせっかくのガジェットが楽しくない

 

本作の世界観をご紹介すると

「ある日、キツネのTrifoxの家が襲撃にあい、なんとテレビのリモコンが盗まれてしまう。Trifoxは謎の略奪者を追いかけるために、アクション満載の冒険に出発する。

魔法、力、そして素晴らしいガジェットを使って、危険に満ちた4つの世界で敵を倒し、無事に冒険を終えることができるのか」

という内容となっています。

 

ストーリーはあってないようなものなので、あまりゲームに深く関わってくることはなかったのですが、本作とにかくボリュームが少なすぎた。

クラッシュバンディクー3のように各ワールドに分けられた世界があり、ワールドには3つステージが用意されています。

 

ワールドは合計3つあるので、ステージ数は全部で9つしかないんですよね。

ボス戦入れても13ステージしかなく物足りなさが目立ちました。

 

また、各ステージも個性があるとは言いづらく、景色は変わっているものの、ギミックや敵の種類はほとんど同じ。

 

単調で爽快感がなく、ただステージをこなしている作業感がありましたね。

 

本作の魅力のひとつでもあるガジェットなのですが、3つの種類からいつでも好きなものに変更できます。

『巨大なハンマーを操る戦士』『魔法をつかさどる魔道士』『バックパックを背負ってガジェットを駆使するエンジニア』がありました。

 

しかもスキルの組み合わせは自由に行うことができ、例えば戦士を選択しつつ魔法攻撃のスキルを装備したり、魔導士を選択しつつガジェットで敵を迎え撃つこともできます。

 

このシステムは面白いし、色々な組み合わせを試したいのに、敵の種類が少ないからスキルは一定数固定しちゃうんですよね。

 

さらに主人公の動きがびっくりするほどモッサリしているんですよ。

 

戦士のハンマーならモッサリしていても理解できますが、エンジニアはもう少しスピーディーに動かしたかった。

また、スキルの特性上どうしても強いスキルとそうではないスキルの差が出てきてしまうので、これも勿体なかったですね。

結局、攻撃力の強いスキルで適当に攻撃しれば勝ててしまいますからね。

 

本作はクラッシュバンディクーラチェット&クランクにインスパイアを受けて開発されたみたいですが、あまり影響を受けたようには思えなかった内容でした。

 

音楽も環境音だったり静かな音楽が流れているだけでワクワクするような好奇心は生まれなかったかな。

 

クラッシュっぽくするならもっとスピーディーにする必要はあるし、ラチェット&クランクのようにするなら派手さが必要ですしね。

 

素材はいいのに上手く活かしきれていないといった印象でした。

5時間程度あればクリアできてしまう内容なのが本当に勿体ない。

 

よかった所

3種類から選べる戦闘スタイル

戦士、魔導士、エンジニアの3種類のアビリティーから戦闘スタイルを選びつつ27個もあるスキルを組み合わせて自分ならではのキャラクタースタイルが作れる本作は、他の3Dアクションゲームに比べて面白いし、魅力的だと思いました。

 

スキルにはシールド無人機銃魔法地割れなど、小さい攻撃から派手は広範囲の攻撃まで揃っており、様々な戦闘シーンに合った組み合わせで楽しめるようになっています。

 

新しいスキルを覚えるにはステージ内で集めたコインを消費することで覚えることが可能で、いつでも変更することができます。

 

ただ、敵の種類が少なく、数も多くない為、必要なスキルが自ずと決まってきてしまうんですよね。

面白味はあるのに、それを上手く料理できていない感じがどうしても伝わってきてしまうんですよね。

 

気になった所

動きがモッサリしている

3Dアクションゲームでは欠かせない動きについてなんだけど、インディーゲームでよくあるモッサリ感。

本作も残念ながらありましたね。

 

このモッサリ感があるないでゲームの楽しさって大きく変わってくると僕は思っているので、まずは動きについていつも注目してしまう。

 

しかも本作の場合、任意でダッシュすることができず一定時間同じ方向に歩ていると自動でダッシュになる。

 

でも3Dアクションゲームって戦闘したり、足場をジャンプしたり、謎を解いたりと足を止めることが多いんですよね。

 

なので、好きな時にダッシュを使わせてくれないと移動がダルくてしょうがない。

この自動ダッシュではなく任意でダッシュさせてくれるだけでも、意外と評価はよかったかもしれないぐらい、僕には馴染まなかった。

 

似たようなステージばかり

3つのワールドしかないので、これといってステージに世界観があまりなく、どのワールドも似たようなステージばかりでした。

 

2つ目のワールドは火山、3つの目のワールドは雪山だと思うのですが、ただ景色が変わっているだけで、やることはマジで変わらない。

 

言うなればファミコンのマリオのような感じ。

背景は確かに変わっているけど左から右へ移動するだけのような感じですね。

 

せっかく3Dなのにこれもまた勿体ないんですよ。

 

似たようなステージばかりと言っていますが、ステージ内のギミックや敵の数など、これに関しては言うほど不満ではないからこそ、余計にもう少し手ごたえのあるギミックを用意して欲しかったと思ってしまいましたね。

 

まとめ:TRiFOX(トライフォックス)

トレーラー観た時のワクワク感とプレイした時の感情が残念ながら結構違ってしまった作品でした。

どちらかというと大人よりも子供向けと言ったところですね。

 

ちょっとした時間で遊びたい、安いゲームないかな?というようなことをお探しの方おすすめですね。