ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』シリーズ最高傑作の新作クラッシュ!鬼難しくて難易度高すぎ!【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回はは、約20年ぶりにナンバリングタイトルして発売された『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』のレビュー記事です。

 

クラッシュ大好きな僕にとってクラッシュの新作、しかもナンバリングが発売されめちゃくちゃ興奮しています!

 

早速、今回一通りクリアしてレビューを書くのですが、ボリュームがありすぎて正直100%はまだ遊べていません!

 

100%遊ぼうとすると1ヶ月以上は掛かってしまうほど、やることがめちゃくちゃ多いです。

なので、今回は通常クリアしたレビューとなりますので宜しくお願いします。

 

そんなクラッシュバンディクー4を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

クラッシュバンディクーが好きが方、アクションゲームが好きな方、普段ゲームをやり込むほどゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【8点】

 

  • 難易度がめちゃくちゃ難しいアクションゲーム

  • アクションゲームなのにサブストーリーもしっかりと作りこまれている

  • とにかくやり込み要素がめちゃくちゃ多い

 

作品紹介

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作品紹介
製品名 クラッシュ・バンディクー4: とんでもマルチバース
ハード PlayStation4、playstation5、Switch、Xbox Series X/S
ジャンル アクション
発売元 アクティビジョン
開発元 トイズ・フォー・ボブ
発売日 2020年10月2日

 

プレイ後の感想

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綺麗なグラフィックに新しいステージ、今まで敵だったキャラクターも操作でき、常に興奮してプレイできた反面、歴代のクラッシュに比べて難しすぎるステージが多かった

 

約20年ぶりにクラッシュの完全新作が発売され期待していたファンも多いはずです。

 

クラッシュシリーズ1~3をプレイしている前提でお話しさせていただくと、1は純粋に高難易度アクションゲームで、奥スクロールアクションというシステムそのものが新しく純粋に面白かった。

 

2は1に比べアクションが増えたり、隠しステージが増えたりと探索要素が増え、何度も同じステージを遊ぶほど面白かった。

 

3は色々な世界を冒険でき、水中ステージ、水上スキー、飛行機、バイクとさまざまな乗り物が登場したり、妹のココちゃんを操作できたり、隠し要素、タイムアタック、ボスを倒すとアクションが強化されるなど、今までクラッシュを2倍、3倍美味しくしたようなボリュームたっぷりの内容でめちゃくちゃ面白かったです。

 

では、本作はどうだろうか?

 

正直いうとアクションとしての難しさというよりも、頭を使うようなパズル形式のステージが多かった。

 

その原因のひとつが4種類の仮面。

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今回はクラッシュに多彩なアクションがあるわけではなく、仲間になる4種類の仮面を使い、様々なギミックを使ってステージをクリアしていくのですが、これがめちゃくちゃ頭使います。

 

  • 足場を出現させたり消したりする仮面(ラリロリ)
  • クラッシュが常にスピンアタック状態になる仮面(アカノ)
  • 時間を一定時間スローにする仮面(カプナワ)
  • 上下逆さまにする仮面(イカイカ)

 

この4種類の仮面を使うのですが、とくにラリロリイカイカを使うステージは頭をかなり使うので集中力が切れるとあっという間に即死。

 

更にメインステージよりもクラッシュシリーズ恒例のボーナスステージの方がかなり難しかった。

 

1で登場したブリオステージ以上の難しさがあり「どこがボーナスステージだよ」と何度もイライラしてしまった部分もありました。

 

クラッシュバンディクーはもうちょっと気軽にアクションを楽しむゲームだったので、ちょっと難易度が高すぎやしないかい?と何度も思いました。

 

その為か、ゲームを始める前に【モダンスタイル】【レトロスタイル】を選択することができます。

 

モダンスタイルは残機数がなく、何度死んでもゲームオーバーにならない初心者スタイル。

 

レトロスタイルは過去作同様、残機数があり0になるとゲームオーバーになる上級者スタイル。

 

しかし、僕はレトロスタイルで遊んでいたのですが、死んでも死んでも残機は減らず元々ステージに配置されている箱やリンゴの数が多いのであっという間に残機数が99になりました。

 

難易度を選ばせる意味があまりなかったですね

 

とにかく、今までのクラッシュのような純粋にアクションを楽しむスタイルというわけではなく、ゴリゴリの上級者向けアクションゲームになっていました。

 

今までにクラッシュバンディクー全シリーズを遊んできたので、嬉しさが勝り楽しくプレイさせていただきましたが、過去作のイメージが強い人だと、本作は難しすぎて諦めてしまう人も多いかもしれません。

 

よかった所

圧倒的に綺麗になったグラフィック

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いうまでもなく、グラフィックが圧倒的に綺麗になっていました。

 

1から3をリメイクした「クラッシュ・バンディクー ブッとび3段もり!」よりもさらに美麗なグラフィックになっているので、ファンはテンション上がります。

 

キャラクターデザインも一新され、特に妹のココちゃんがめちゃくちゃ可愛くなっています。

また、1で登場したタウナが全くの別人になっていましたね。

 

ロードが早くサクサクプレイ

ゲーム全体的にロード時間が早くサクサクプレイできました。

とくに死んでからのリスタートがめちゃくちゃ早い。

すぐに死ぬ事を想定されているかのように早い!

 

過去作のステージがオマージュ化されている

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初代クラッシュの『めざめのビーチ』『あらしのこじょう』、続編2の『サーフィン』など過去作に登場したステージの1部がそのまま使われているので、ファンにとっては心踊るものがありました。

 

4は製作ゲームスタジオが違うけど、オリジナルのクラッシュへのリスペクトを感じられて嬉しかった。

 

やり込み要素が多い

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本作は今までのクラッシュシリーズよりも、かなりやりこみ要素が多かった。

 

各ステージでダイヤが6個も存在していたり、全てのステージでタイムアタックが遊べるなど同じステージを何度でも遊べる工夫がされていて飽きないんですよね。

 

また、本作から新しい収集アイテム『記憶のカケラ』というビデオテープが手に入るステージがあるし、とにかく集めるものが多すぎるほどボリュームがあります。

 

ここまでくるとダイヤのありがたみがちょっと薄れるよね

 

さらには新しい要素で各ステージ毎に『あべこべ』というモードがあり、ステージ全体が鏡のように左右逆になったり、ステージの色が全て白黒になったり、ステージ毎に色々なパターンが用意されていて、とにかくボリュームがありすぎました。

 

これほどボリュームがある本作なので、1ヵ月2ヵ月と長く遊べるゲームでしたね。

 

操作できるキャラクターが多い

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本作では前作同様クラッシュとココを切り替えながらプレイできる他に、タウナ、コルテックス、ディンゴダイルも操作することができます。

 

この3人は常に操作できるわけではなく、3人専用のステージのみ操作することができますが、クラッシュシリーズファンとしては、それでもかなり嬉しかったです。

 

ただ、タウナは別次元のタウナという設定で、1の時のタウナとは全く違う姿でした。

 

 

サイドストーリーが用意されている

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通常コースをプレイしていると途中でクラッシュが【?!】というビックリするシーンがあります。

 

実はこの時、裏ではこういうことが起きていた!というサイドストーリーが用意されています。

 

サイドストーリーでは、タウナ、コルテックス、ディンゴダイルの3人が別の時空で冒険していて、そこで起きた事がクラッシュの居る時空で影響されるというものです。

 

ここまで作りこんでいるのはファンとしては嬉しいかったです。

 

ファンが喜ぶ友情出演

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クラッシュの親友であるスパイロが、あるステージにて登場したのはめちゃくちゃ感動しました。

この2人が一緒の画面にいるのがファンとして嬉しかったですね。

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実はニセクラッシュも登場していてコイツは笑えました笑

 

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気になった所

難易度が難しすぎる

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誰しもが思ったことだと思いますが、どのステージが難しい?というわけではなく、全てのステージの難易度がおかしいほど難しすぎた。

 

クラッシュシリーズといえば、ステージを進むにつれ難しくなったり、1ではブリオステージ、2ではドクロステージや隠しステージ、3でも隠しステージと明らかに難しいステージが、高難易度に作られていて、エンドコンテンツのひとつのような位置づけでした。

 

しかし、本作ではマジでずっと難しいですし、ラストステージなんて僕は80回も死んでしまうほど苦戦させられました。

 

今までのクラッシュシリーズって前半ステージは簡単にクリアできて、やり込み要素として難しくなったり、言っても1つか2つトラウマステージと言われているぐらい難しいステージはあったものの、ここまで難しくしてしまうと、別の死にゲーをやっているかのような感覚でした。

 

正直、遊んでいてあまり気持ちよくないし、達成感もあまり感じられず終わってしまいました。

 

また、難易度が高いというのは、ステージをクリアするだけの難易度だけではなく、箱パーフェクトも難しすぎる。

 

過去作のクラッシュでしたら、一発で箱パーフェクトできたり、言っても3回程ステージを遊べば箱パーフェクトできたレベルでした。

 

だって、目に見えている箱を壊せばいいだけなので。

 

しかし、本作では死角に箱を隠し、パーフェクトさせないようないやらしい箱の配置が多すぎる。

 

そこに箱があるって分かっていないと自力ではとてもじゃないけど、見つけられないレベルです。

 

これだと、箱パーフェクトを目指そうとも思えないですし、ストレスがたまる以前にやる気すら起きない。

 

ステージをクリアする難易度が高いのはまだ許せますが、エンドコンテンツの難しさもちょっと高すぎました。 

 

お馴染みの敵やボスが出てこない

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クラッシュシリーズの敵と言えば『作業員』。

 

色々なコスチュームに身を包み、様々な攻撃でクラッシュを倒しにかかるのですが、そんな作業員がほぼ出てこない。 

しかも、本作のクラッシュの敵はあまり魅力的に感じる敵がいなかったですよね。

 

さらに、リパールーやタイニータイガーなどクラッシュといえば個性豊かなキャラクターがボスでしたが、本作では全く出てこない。

 

Nジンやブリオ、コルテックスやエヌトロピーなどコルテックス一味が出てくるだけでした。

 

ただ、本作で登場した新しいボスはいるので、本作は今までのクラッシュとはまた違った別のクラッシュとしてプレイするといいのかもしれませんね。

 

死亡パターンが少ない

クラッシュの醍醐味のひとつでもある死亡パターン。

色々なやられ方があって、わざと死にに行く人も多かったのではないでしょうか?

 

本作ではその醍醐味である死亡パターンがあまりなく、面白さが半減してしまっていた。

 

ステージや音楽がクラッシュっぽくない

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クラッシュといえば遺跡、ジャングル、雪山、湿地帯のように自然が多いステージがメインだったように思えますが、本作でもそういったステージはあるものの、クラッシュっぽくないステージが目立ちました。

 

ディズニーっぽいステージだったり、ラチェット&クランクに出てきそうな近未来なステージだったり、音楽も同様でワクワクするような曲は正直僕の中ではあまりなかったです。

 

新しい挑戦といえばそうなのですが、どうしてもクラッシュというと昔のイメージが強すぎるせいか、こういった感想を持ってしまいました。

 

まとめ:クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース

全体的に少しマイナスよりな評価となってしまいましたが、けして面白くないというわけではなく、クラッシュっぽさが少なかったのと、やはり難しすぎたというところが目立ちすぎて、よかったところも多かったのに薄れてしまっているというような作品に思えました。

 

今度アップデートで難易度が緩和されたりDLCで新しいステージが増えたりするかもしれないので、今後の情報に期待したいところです。