ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『スポンジ・ボブ:ザ コズミック シェイク』スポンジボブとパトリックのはちゃめちゃ劇場が新作ゲームとして登場!今度の冒険は謎の占い師がカギを握る?【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

本日は、スポンジボブの完全新作アクションゲーム『スポンジ・ボブ:ザ コズミック シェイク』のレビュー記事です。

 

前作のスポンジボブ・バトル・フォー・ビキニボトムから約3年ぶりの完全新作アクションゲーム。

 

スポンジボブでお馴染みのパトリック、イカルド、プランクトン、サンディーなど愉快な仲間たちも再登場する。

今回の大冒険は謎の占い師からもらった『人魚の涙』をもらったところから物語が始まる。

 

興味津々のスポンジボブとパトリックは好奇心から人魚の涙を使ってしまうが、そのせいでビキニタウンは大騒ぎになり仲間たちも別世界へ飛ばされてしまうことに。

 

果たしてスポンジボブは仲間たちを救いビキニタウンを取り戻せるのか!?という怒涛の展開でアニメを観ているかのような作品でした。

 

そんなスポンジ・ボブ:ザ コズミック シェイクを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

スポンジボブが好きの方、3Dアクションゲームが好きな方、ポップでカラフルな可愛い世界観が好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【3点】

 

  • 前作と比べると圧倒的にボリューム不足でこだわりが感じられない

  • スポンジボブの世界を冒険できるが物足りない

  • 王道の3Dプラットフォームなんだけど探索欲が湧かない

 

作品紹介

公式サイトより

 

願いが叶うという人魚の涙を手に入れたスポンジボブとパトリック… 果たして世界の運命はいかに? 宇宙の法則が乱れて、騎士、カウボーイ、海賊、さらには太古のカタツムリでいっぱいのウィッシュワールドへのポータルが開いちゃうかも!? でも大丈夫。みんな大好きスポンジボブにお任せ! 色んなコスチュームをまとって、『Cosmic Shake』で大冒険を繰り広げよう!

作品紹介
製品名 スポンジ・ボブ:ザ コズミック シェイク
ハード PlayStation4Switch、XboxOne
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 THQ Nordic
開発元 Purple Lamp、 Purple Lamp Game Development GmbH
発売日 2023年1月31日

 

プレイ後の感想

前作と比べゲーム全体の作りだったり、ストーリーだったり全ておいて残念。こだわりが感じられずとりあえず作った感という印象だった。

 

というのも、前作のスポンジボブ・バトル・フォー・ビキニボトムはPS2時代に発売された作品をリメイクしたゲームで、元々完成されていたゲームとは言え20年前に発売されたゲーム。

 

なのに最新ゲームとして発売された本作が20年前のレトロゲームよりも全て負けているってどういうこと?と残念な気持ちになりましたね。

まずストーリーなのですが、冒頭でも書いたように謎の占い師から『人魚の涙』をもらったスポンジボブが興味本位で使いビキニタウンはめちゃくちゃになり、仲間も異次元の世界へ飛ばされ助けに行くことから冒険が始まるんだけど、これは良かった。

 

スポンジボブの世界観も守られていたし、よくあるベタな展開なだけに安定の面白さはあった。

 

ただね、仲間を助けに別世界へ冒険にでかけるのはいいんだけど、とにかく一本道。

 

一本道ならまだ100歩譲って許せるけど、とにかくムービーが多すぎる。

少し進んではムービー、少し進んで会話、こんなことばかりだから、冒険しているというよりも映像作品を観ている感じ。

 

更に言うと、本作は前作同様3Dプラットフォームのアクションゲーム。

 

マリオでいうスターを集めて次のステージへ進むように前作では『黄金のフライ返し』を集めて次のステージへ進む王道の3Dアクションで、探索要素もありワクワクして遊べたんだけど、本作はそういったアイテムを集める意味がほとんどなく、ストーリーに沿ってただ進むだけ。

一応、『黄金のフライ返し』『コイン』といった収集アイテムは各ステージに隠されているけど、探索して見つけるまでもないし、ストーリーにも一切関係ない。

 

もっというと一度ゲームをクリアして全てのアクションを手に入れないと全て入手することができないので、ストーリーを進めながら回収っていうことができない。

 

なので3Dアクションゲームではなく、クラッシュバンディクー4みたいな奥スクロールアクションにすればまだ楽しめたと思う。

 

ゲームクリアも5~6時間程度あればクリアできるほどボリュームが少ないし、前作はスポンジボブ以外にもパトリックサンディーがプレイアブルキャラクターとして活躍できたのに比べ、本作はスポンジボブだけ。

 

サンディーはボスとして戦うことができるが、パトリックに関しては別に居ても居なくてもどっちでもいいような立ち位置だった。

 

探索要素もほぼ0、謎解きも0、色々なキャラクターで冒険している感も0、完全新作として凄く楽しみにしていたのに裏切られた気持ちになってかなり残念だったかな。

 

ただ、ステージの雰囲気だったり音楽はボブの世界観が出てて良かったので、もし次回作があるとすれば内容をしっかり作りこんでほしいですね。

 

よかった所

残念ながらここが特別よかった!というところはなかったですね。

各ステージで手に入る『コイン』を集めていけば色々なスキンが手に入り、スポンジボブのコスプレが見られるのでファンとしては楽しめるのかも。

 

気になった所

操作性が悪い

前作にはない新しいアクションでグライドが追加され空を滑空することができるようになったがこれがむしろ邪魔で操作性を悪くしている。

 

グライドはジャンプ中に×ボタンを長押しすると使える新アクションなのですが、2段ジャンプする際、使いたくないのにどうしてもグライドが発動してしまうことが多い。

 

そのせいで、足場から足場へ二段ジャンプで飛び越えようとするとグライドが発動して足場から落ちたり、とにかくジャンプアクションにストレスを感じました。

 

ムービー多めで探索要素がほぼない

前作と比べるとステージ攻略中にムービーが多い。

 

前作のスポンジボブ・バトル・フォー・ビキニボトムはPS2からのリメイクということもありゲームとしては元々完成度が高かった。

 

昔ながらの3Dプラットフォーマーで、マリオでいうスターを集めながら箱庭ステージをクリアしていくスタイルだったのに比べ、本作ではそういった収集アイテムを回収してクリアするのではなく、ストーリーに沿ってステージをクリアしていく形。

 

なので探索したり謎解きをしたりすることがほとんどなく、強制的にステージを進まされている感じを強く感じた。

 

一応探索要素も用意されているものの、全てのアクションを覚えてからではないとまともに探索ができないので、一度ゲームをクリアする必要ががありました。

 

ただエンドコンテンツとしてはワクワクするものではなかったので、これなら横スクロールアクションでもいいような気がした。

 

3Dアクションは探索することにワクワクするプラットフォームだと思っているので残念でしたね。

 

圧倒的ボリューム不足

一番残念だったのがボリューム面。

 

クリアするのに5~6時間程度で終わってしまうのはちょっとね。

ましてはストーリーの内容が濃い5時間ならまだしも、ただ言われた通り進むだけの5時間は作業ゲーといわざる終えなかった。

 

ステージも原始人ステージだったり不気味な遊園地ステージだったり、それなりに個性があるステージが用意されているんだけど、いかんせん活用しきれていない。

 

ステージの特色ごとにギミックにこだわりがあったり、敵にこだわりがあったりしてもいいのに、どのステージでも同じギミックで、同じ敵。

 

ただ、背景とGBMが変わっただけでやってることが5時間同じっていうのはボリューム不足以前の問題にも感じました。

 

まとめ:スポンジ・ボブ:ザ コズミック シェイク

普段レビューをする際にマイナスな部分ばかり書かないように心がけてはいるけど、今回に関しては良いところが全くなかったので、仕方なくこういった評価になった。

 

スポンジボブのゲームはPS2時代から続いているので、インディーゲームとも言いにくくAAAゲームでもないので、微妙な立ち位置にはなるが、それでもやはり期待できる素材だし、期待できる内容だっただけにとても残念でした。

 

ただクソゲーと呼ぶほど作りが悪いというわけではなく、もうちょっとこだわりを見せて欲しかったところですね。

 

なので、次回作に期待です。