ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!』小さな狸が御伽英雄たちのスキルを使い悪を退治するゴエモンシリーズのスタッフが手掛けた3Dアクションゲーム【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、ゴエモンシリーズのスタッフが手掛けた3Dアクションゲーム『御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!』のレビューをさせていただきます。

 

初めてトレーラーを観た時、真っ先にゴエモンが頭に浮かんだほどソックリで、色々調べてみるとゴエモンシリーズを手掛けたスタッフが関わっていると知り納得した。

 

キャラクターデザインもそうですが、世界観や音楽などもゴエモンに似ていて、本作は金太郎や浦島太郎など日本昔話に出てくる英雄とともに悪に立ち向かうというストーリーで子供から大人までのめり込むように楽しめる内容になっていました。

 

そんな豆狸のバケルを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

3Dプラットフォームのゲームが好きの方、ゴエモンシリーズが好きな方、switchで面白いゲームをお探しの方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【9点】

 

  • 47都道府県を大冒険できる

  • 日本昔話の主人公達も登場し力を借りて悪を懲らしめる御伽活劇となっている

  • 飽きないステージ数とステージ構成でいつまでも遊んでいられる

 

作品紹介

作品紹介
製品名 御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!
ハード Switch
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 株式会社グッド・フィール
開発元 株式会社グッド・フィール
発売日 2023年11月30日

 

プレイ後の感想

めちゃくちゃ面白かった!久々にここまで面白い3Dプラットフォームのゲームを遊べてちょっと感動したぐらい、最近の中ではトップクラスに入るほど良ゲーでした

 

本作は、がんばれゴモエンシリーズを手掛けたスタッフが携わっていて、キャラクターデザインや世界観がゴモエンに似ている!とネットで話題になり、僕もトレーラー観た時は同じことを思いましたね。

 

そしていざプレイしてみると、ゴモエンどころかそれ以上に面白くこのゲームの世界に惹きこまれました。

まず、本作のストーリーを簡単にご紹介すると、『ある嵐の夜にイッスン族の「すん」と出会ったことがキッカケで、狸の少年「バケル」は日本全土を揺るがす大事件に巻き込まれていく。

 

「オラクル祭太郎」という悪党が「お祭り軍団」を率いて、日本各地で悪事を働いてる事を聞いたバケルは、平和な日本を取り戻すため、すんと共に旅に出ることを決意する。

 

邪悪な気に取りつかれた日本各地を開放すべく、47都道府県におよぶバケルの大冒険が始まる!』

っていうことなんですよね。

 

パット見バケルは人間に見えるけど、実はタヌキで人間の姿に変化していて、ストーリーが進むにつれ、日本昔話に出てくる英雄『キンタロウ』『ウラシマタロウ』『モモタロウ』達の力を借りて、悪を退治しに行くっていうことなんだけど、ストーリーもいいし、日本昔話の英雄をこのような形で自然と登場させるセンスが僕は好きでしたね。

 

変化の術で悪を懲らしめていくという魅力もあるが、本作の大きな魅力のひとつでもある『47都道府県』を冒険できるということがやっぱりいいよね。

例えば僕は愛知県に住んでいるので、愛知県はどんなステージなんだろう?とか、東京は?大阪は?と自分の住んでいない場所までも気になってどのようなステージなのかワクワクしながらプレイすることができました。

 

中にはレースやシューティングステージもあり、飽きさせない工夫がされているんだよね

 

また、本作は一見ゴエモンっぽく見えるものの、まったく新しいゲームですし、ステージの雰囲気はたまに『サルゲッチュ』を彷彿とさせるものまであり、初代PSをプレイしていたユーザーなら、なんとなく懐かしを感じるような作りにもなっていました。

 

クオリティーにも満足、ボリュームにも満足、期待値を大幅に超えた作品でした

 

難易度は程よく難しい場面もありつつ、子供でも十分楽しめる内容ですし、もちろん僕みたいな普段3Dプラットフォームの作品をプレイしているユーザーも満足できるクオリティーになっていましたので、是非switchをお持ちなら『豆狸のバケル』はプレイすることを強くおすすめします。

 

よかった所

47都道府県を大冒険

本作の醍醐味でもある47都道府県を冒険できる面白さはかなり魅力的で楽しかった。

 

僕は愛知県に住んでいるのですが、自分が住んでいる愛知県がどのようなステージになっているのかワクワクしながらプレイすることができました。

 

東京、大阪はもちろんのこと、他の都道府県のステージをプレイしながら、リアルもこんな感じなのかなー?と想像しながら冒険できたり、収集アイテムである『おみやげ』『うんちく』もその都道府県ならではのネタが仕込まれているので、探索していてマジで面白かった。

 

単純に都道府県を見て回る面白さもあるけど、ちゃんとステージ構成もこだわって作ったのが伝わってくるステージばかりで、似たようなステージはあまりなく、ひとつひとつしっかり個性が出ていたと思う。

 

いつでもどこでも変化

本作は御伽英雄といっていわゆる「一寸法師」「浦島太郎」「桃太郎」「金太郎」といった昔話の主人公も登場し、それらの力を借りて悪を懲らしめる『変化の術』を覚えることができるのが特徴で、変化は変化ゲージが貯まっている時ならいつでも何処でも使える。

 

この変化がまた面白くて、小さな穴に入って探索したければ一寸法師に変化して探索したり、空を飛んでいる敵には桃太郎のきびだんご攻撃で楽々攻撃ができたり、シーンによって変化の能力を最大限に活かして冒険することができました。

 

バケルは狸ということから変化の術でこうして冒険するという発想が可愛くて個人的には大好きです。

 

やり込み要素

ただステージをクリアして終わりだけではなく、各ステージにはその都道府県ならではの『おみやげ』が各3つ隠されていたり、その都道府県ならではの『うんちく』が各5つ隠されていたり、探索要素、やり込み要素しっかり用意されていました。

 

中でも、仲間のタヌキが物に化けている、タヌキ探しは夢中になって探しましたね。

 

一見分からないように背景に溶け込んでいる仲間のタヌキだけど、よく見ると尻尾が見えていたり、耳が見えていたり、ちょっとお茶目な一面も見れて探すのが楽しかった。

 

全て見つけると空飛ぶ茶釜の戦艦「分福(ぶんぶく)」を強化することができるようになる。

 

気になった所

フレームレートが低い

ゲームを始めたとき、フレームレートの低さで画面を左右に切り替えるとカクツキが起こり若干酔いそうになった。

 

switchのゲームだからということではなく、本作だからこのような現象が起きたのかな?と思いましたね。

本作はロードも長いことから、たぶん技術的の問題かと。

 

同じ3Dプラットフォームの星のカービィ ディスカバリーやオープンワールドのゼルダの伝説などはこのような現象が起きなかったので。

 

せっかく、世界観や音楽、アクションなど3Dプラットフォームのゲームとして最高の面白かったのに、これだけが残念でした。

 

プレイしていれば慣れてはくるものの、僕の中では気になるレベルだった。

 

変化の術

よかった所でも取り上げた、本作の醍醐味でもある変化の術ですが、正直いうほど活躍したか?と言われると、あまり活躍はしなかったですね。

 

特に浦島太郎の変化が強すぎてずっとそれを使っていたのですが、せっかく主人公がタヌキで変化の術を使えるなら、変化しないと攻略できないようなギミックを作るべきだったかな。

 

あと、攻撃主体の変化ばかりではなく、敵を欺くような変わり身の術みたいな変化とか、もう少しバリエーションがあってもよかったかな。

 

一寸の変化は狭い場所に有効だけど、それ以外使い道ないし、他の3人の変化もこれをいってインパクトに欠けたかな。

 

まとめ:御伽活劇 豆狸のバケル ~オラクル祭太郎の祭難!!

僕はこれまで数多いインディーゲームの3Dプラットフォームのアクションゲームをプレイしてきたのですが、ここまで期待を大幅に上回るクオリティーだったことが大満足でした。

 

気になっている方は絶対に損しないクオリティーなので、是非プレイしてみてください。