ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』間違いなく神ゲーだが序盤では面倒くささが勝り達成感があまり感じられなかった【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

本日は、間違いなく面白いんだけど面倒くささが勝り達成感があまり感じられなかった『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のレビュー記事です。

 

今回、本作を遊ぶにあたって前作をプレイせずに遊びました。

 

最後まで遊んだ結果めちゃくちゃ面白かったのは間違いないのですが、不満点がなかったわけではなく、僕の中では世間が100点満点!と評価しているのにはちょっと違和感があった部分もありました。

 

そんなゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダムを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

ゼルダシリーズ好きの方、探索やクラフトゲームが好きな方、オープンワールドゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【7点】

 

  • とにかく自由度があり人の数だけ攻略法があるという感じ

  • 達成感があまり感じられず何をするにも面倒くささが勝る

  • アクションRPGというよりもマイクラやアークのようなクラフトゲームに近い

 

作品紹介

公式サイトより

城は宙へと浮かび上がり、空からは謎の遺跡軍が降り注ぐ。
ハイラルは突如として天変地異に見舞われた。
主人公リンクは、果てなき冒険に再び身を投じる。

作品紹介
製品名 ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
ハード Switch
ジャンル アクションRPG
発売元 任天堂
開発元 任天堂
発売日 2023年5月12日

 

プレイ後の感想

ストーリーを追うようにプレイすれば興奮と感動があり、今までにないゼルダを体験できましたが、途中で探索を挟むとかなり面倒で途中グダってくる箇所が多かった

 

まず、今回レビューさせていただくのは序盤で強く感じたことです。

 

中盤から本作の要領を理解し、終盤では神ゲーと思えるほどプレイできたのですが、今回僕はあえて不満点を多くレビューさせていただきます。

 

本作が面白かったのは間違いないし、神ゲーと言われる理由も分かる。

 

それを前提で言わせていただくと、序盤はとにかく面倒くささが勝るし、達成感を感じられなかった。

 

他のオープンワールドゲームに比べ自由度は高く好きなところから好きなように攻略できるのですが、逆に言えばプレイヤー次第では何処からどのように攻略していいのか分からず、マイナスに感じる人も居るような印象。

 

本作をプレイするにあたって、僕は前作をプレイせずに本作をプレイさせていただきましたが、前作をプレイしている前提のゲームに感じた。

 

もちろん前作をプレイしていなくても遊べるようにはなっているが、所々不満に感じることがある。

前作をプレイしている人からすれば当たり前に思うところが、どうも僕はすんなり入ってこなかった。

まず思ったのが馬に乗りながらアイテム回収ができなかったこと。

 

これが結構面倒で、いちいち馬から降りてアイテムを回収して馬に乗り直すという行動が僕はかなり面倒くささを感じた。

 

なら「馬に乗らなきゃいいじゃん」と思うけど、馬に乗らないと移動が面倒でしたね。

 

終盤になれば自分で乗り物を作ったりワープ機能を使って瞬時に移動できますが、序盤は馬が一番の移動手段なのでどうも面倒に感じました。

次に地味に気になったのがボタン配置。

 

ジャンプがBボタンでダッシュがXボタン。

一応設定でBとXを入れ替えることはできるか、他のアクションはボタン固定。

 

どうも僕の中ではBとXの縦配置に慣れず戦闘に苦戦した。

慣れるしかないと分かっていてもエンディングまで慣れることがなかった。

 

十字キー下の口笛も序盤では馬を呼ぶ為に使うが終盤では馬をあまり使わなくなったので、十字キー下を別のアクションに入れ替えたいなーと思うことも。

 

ゲーム全体が自由度に優れているが故にボタン配置も自由に設定できれば更によかった。

そして冒険をしていて一番不満だったのが達成感やワクワク感があまり感じられなかった。

達成感についてですが、とにく宝箱の中身がショボい。

 

長い洞窟やちょっと強い敵がいる洞窟、ちょっと面倒くさいサブクエなど、何かを達成した先に報酬が貰えるのですが、中身が爆弾だったり宝石だったり、ワクワクする報酬が貰えないので「なんか違うんだよなー」という気持ちになりましたね。

 

野生のゴブリンがドロップする武器素材のが強かったりするので、個人的には宝箱から「これヤバイやつじゃん!」みたいな興奮が欲しかった。

 

そして、ワクワク感を感じられなかったのは謎を解いてもまた謎がある。

 

ゼルダの伝説というゲームは謎解きがメインとは知っていましたが、例えば監視塔を見つけマップ更新しに行くと、すんなりマップ更新させてもらえず謎解きが始まる。

 

ここで一つ謎を解いてもまた謎があり、とマップ更新ぐらいすんなりさせてほしいなーという場面が結構あったように感じました。

 

この謎解きも答えは分かっていても上手くクラフトができないとクリアできなかったり、ここでも面倒くささを感じてしまい、結局謎解きというよりもクラフトを上手くできるかどうかというクラフトに重視したような印象で僕にはとにかく合わなかったとしか言いようがないですね。

 

冒頭でもお話しした通り、神ゲーなのは間違いなく逆に言えば不満点はこれぐらいしかなかった。

 

ここまで不満点をお話しさせていただきましたが、クリアして思ったことは「メインストーリー終わらせてから探索するべきだった」これが一番強く感じたことですね。

 

どうも途中で探索だったりサブクエを挟むとメインそっちのけでプレイしてしまって、結局グダついてしまうところが多かったのが反省点でした。

ただ、ダンジョンの謎解きはゼルダやってるなーって感じましたし、switchであることを忘れるぐらいグラフィックがめちゃくちゃ綺麗だったり、人の数だけ攻略法があるのも理解できる。

 

ただ、世間でいう神ゲーとはどうも思えなかった。

 

自由に遊べて自分が思うように攻略ができる!と聞くと想像が膨らみますが、ゼルダの伝説というものに触れていない人やゲームに慣れていない人からするとプレイヤーに丸投げしているような印象があるようにも思えた。

 

今までどんなゲームを遊んだことがあるのか、今までゼルダの伝説を遊んだことがあるのか、人によって感じ方も自由に捉えられる作品だと感じました。

 

オープンワールドのアクションゲームが好きな人よりもクラフトゲームが好きな人にオススメしたいゲームでしたね。

 

よかった所

どこまでも続く広大なオープンワールド

とにかく広い!というよりも広すぎてダルいと思わせる程広い。

 

この広いオープンワールドをどう冒険するかによって感想が変わってくると思いますが、本作は地上の他に空中と地底があり、半年以上は余裕で遊べるほどのボリュームを感じました。

 

今まで色々なオープンワールドのゲームを遊んできましたが、ゼルダの伝説はどの作品とも当てはまらず、村やダンジョンは作りが細かく没入感がありましたが、フィールドは正直だだっ広いと感じるだけだった。

 

多分このだだっ広いフィールドを使い、どのように自分なりに遊ぶかが醍醐味だろうとは思うが、僕にはちょっと広すぎましたね。

 

後で気になった所でも詳しくご紹介しますが、面白いんだけど面倒も付きまとう感じでした。

 

人の数だけ攻略法がある

どんなゲームにも言えることかもしれませんが、ゼルダの伝説に限ってはマジで人の数だけ正解があると思い知らされました。

 

正規ルートというものがあるようで無く、どんな攻略も攻略法となるので友達とアイディアを出し合ったり、ふざけあったり、ゲームを楽しむということには群を抜いて面白かった。

 

多少頭を悩ませる場面もありますが「これはどうかな?」「さすがにこれは無理だろう」と思いつくまま遊べたのはかなり評価が高かったです。

 

元々僕はパズルや謎解きが大の苦手なのですが、そんな僕でも少し考えれば解けるようになっていたので、そこには達成感がありました。

 

ゼルダの伝説時のオカリナの謎解きのが難しかったですね

 

終盤から面白くなってくる

広大なオープンワールドで人の数だけ攻略法があると聞くと自由度があって楽しそう!と思う反面、「どこからどのように攻略しはじめていいか分からない」というのが、まず一番初めに思った感想で、はじめは手探り状態からスタートした。

 

合わない人はこの時点で面白くない、何をしたらいいのか分からないと諦めてしまう人も多いと思いますが、僕が体験した限り終盤から面白くなってきた。

 

ある程度、クラフトの仕様を理解したり、装備品が強くなったり、空中、地上、地底と様々なところへ目的を持って冒険できるようになるから。

 

ラストはもう鳥肌が止まらないぐらい感動的で興奮できた作品でした。

ストーリーに関しては前作をプレイしていない僕でも楽しめた内容だったので、まずは探索する前にストーリーを楽しむのもありかも。

 

ワープ機能とセーブ&ロード

これが一番良かったところかもしれない。

本作は地上、上空、地底とありとあらゆる場所に探索しに行くことになる。

 

とにかく広すぎて、移動が正直ダルいと感じることが多いのですが、祠や監視塔などワープポイントをとにかく先にたくさん作っておけば、どこからでも行きたい場所へワープすることができる。

 

地底で迷ってもすぐ地上に戻れたのがかなり安心した。

 

さらに何処でもセーブ可能なので、上空のクラフトで失敗し地上へ落下してもロードすればまた上空からすぐやり直しができるので、探索においてはワープ機能もセーブ&ロードもかなり活用しました。

 

気になった所

宝箱の報酬

祠や洞窟、ゴブリン達が守っている宝箱など、色々なところで宝箱を発見する機会が多く、何が入っているんだろう?強い武器の素材でも入ってるかな?と毎回楽しみに宝箱を開けますが、入っているアイテムって大体『矢』だったり『素材』ばかり。

 

苦労して見つけても中身が大体同じものばかりだったのはちょっと不満点でしたね。

 

中には回復アイテムが入っていたりと嬉しいと言えば嬉しいが期待している以上のアイテムが入っていたことはなかった。

 

広すぎるオープンワールド

よかった所でもご紹介した広大なオープンワールドですが、色々と思う場面も多く僕には広すぎた。

 

目的地の場所は分かっていても、やたらと迂回させられたり、クラフトで乗り物を作って渡ったり、そういう試行錯誤するのが醍醐味といわれればそうですが、ちょっと面倒くさかったり、ダルいなーと思ってしまうこともありましたね。

 

祠に訪れるとその場にファストトラベルができるようになるが、祠の位置が点々としているので、結局移動するのが遠いんですよね。

 

空中も地底もあるから個人的にはもう少し地上は狭くしてもよかったのでは?と思うほど。

 

ひと手間が多い

前作をプレイしていないので、前作からかなり改善されたかは分かりませんが、とにかくひと手間が多い。

 

移動するにしても、武器を作るにしても、回復アイテムを作るにしても、どうしても僕は面倒くささを感じてしまった。

 

ゲーム全体がアクションRPGというよりもクラフトパズルゲームに近いものを感じ、自分で何かを作ったり、試行錯誤することが苦手な人は結構疲れると思う。

 

どちらかと言えばマインクラフトのようなクラフトゲームが好きな人はハマりそうな感じ。

 

馬に乗りながらアイテム回収できない

序盤では、広大なフィールドを走って移動するのはダルイので馬に乗って移動することになると思いますが、道中の食材を取りたくてもいちいち馬から降りないと回収できないのがめちゃくちゃ面倒だった。

 

馬に乗りながらAボタン連打で入手できればいいのに妙にリアル感があるというかもう少し便利になってもいいのでは?と思うことも。

 

ちなみに終盤で手に入るゴーレムには乗りながらアイテム回収できるので、馬でも回収させてほしかったなー。

 

耐久値の可視化

とにかく武器が壊れるのが早すぎる。

 

どんなに強い素材を手に入れて強い武器を作ったところですぐ壊れてしまうのでなかなか強い武器を使いづらかったり、中ボスなど連戦したくても武器が壊れてしまうため、作り直さないといけないのが面倒。

 

武器の耐久値を上げるアイテムなどがあるのか分かりませんが、僕が冒険した中では見つけらなかった。

 

せめて武器の耐久値をゲージか数値などで可視化してくれれば、もうすぐ壊れそうな武器を捨て新しく作り直してからボス戦へ挑もうなど下準備ができるのに、どうもここに不満を感じた。

 

プリセット機能が欲しかった

アイテム数や装備品が多いということは敵に対して有効な攻撃ができるので多い事に不満はないのですが、いちいちアイテムを選ぶ動作が面倒くさく感じた。

 

例えば弓に何か消費アイテムをくっ付けて攻撃したい場合、アイテム数が多すぎるとくっ付けたいアイテムを探すのに結構時間かかる。

 

一応ソート機能はあるものの僕は使いにくさを感じた

 

武器も同様で、鉱石を手に入れようとハンマーに持ち替えて岩を砕いている途中で敵に遭遇し討伐用の剣に持ち替えようとするも作った武器を選択するのが面倒に感じた。

 

プリセット機能、いわゆるよく使うアイテムだけを登録できるショートカットキーみたいなものがあればもっと爽快に戦闘が楽しめたなーと思いましたね。

 

まとめ:ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

冒頭でもお話ししたように、メインストーリーを先にクリアしてから探索すればよかったと今でも後悔。

 

まだ探索も100%楽しめていないので、行っていない祠やダンジョンを今後クリア目指して遊んでいきます。

 

それでも最高に面白かったし、興奮と感動を体験できました。

ゼルダの伝説は時のオカリナ以来遊んでいなかったので、ほとんど初見に近いユーザーとして今回遊んでみました。

 

小さなお子様には難しいゲームかと思いますが、ゲームが好きなユーザー全ての人におすすめしたい作品です。