ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

ゆあのゲームブログ


【レビュー】『SCARF(スカーフ)』不思議なスカーフと一緒に幻想的な世界を冒険する3Dパズルアクションゲーム【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、THQ Nordic Japan様からレビューのご依頼を受け『SCARF(スカーフ)』を早速プレイしましたので、レビューをさせていただきます。

 

トレーラーを観た時、グラフィックの色使いだったり、世界観が僕好みだったので今回ワクワクしながらプレイさせていただきました。

 

そんなスカーフを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

幻想的な世界観が好きの方、神秘的なストーリーが好きな方、3Dパズルアクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【5点】

 

  • 3つのステージから織りなす3Dパズルアクションゲーム

  • ストーリーは全く意味不明で無いようなもの

  • 5時間程度でクリアできるボリュームの少なさ

 

作品紹介

作品紹介
製品名 SCARF(スカーフ)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Xbox Series X|S
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 HandyGames(ハンディゲームズ)
開発元 Uprising Studios(アップライジングスタジオ)
発売日 2023年7月6日

 

プレイ後の感想

幻想的な世界でのんびり、ゆったり、プレイすることができましたが、ボリュームが少なくあっという間にクリアしちゃいました

 

本作はバッドエンドとハッピーエンド2つ用意されているマルチエンディングになっていて、普通にクリアしただけならバッドエンド、収集アイテムを一定数集めるとハッピーエンドになる仕様で楽しめた。

 

グラフィックは幻想的な世界を表現するのには美しく、没入感はありましたが、ストーリーが意味不明で理解することはできなかった。

 

主人公とその仲間は多分魂だけの存在になっていて、それらを救済するような内容だとは思うんだけど、とにかく意味が分からなかったのでストーリーに関してはスルー。

 

一番気になるステージとアクションだが、ステージは遺跡、森、砂漠などがあり、各エリア内では謎解きパズルが用意されていました。

 

謎解きに関してはゼルダの伝説と比べると簡単で、頭を悩ませるほどではなかった。

 

アクションに関しては謎のスカーフを使い、二段ジャンプパラグライダーでの滑空など、多彩なアクションが用意されていて、それなりに楽しめた。

 

ただ、4時間程もあればバッドエンドもハッピーエンドも観ることができたことからボリュームは少なく、満足いく体験はできなかった。

 

空いた時間にちょこっと遊ぶ程度なら楽しめるが、3Dマリオのような3Dアクションゲームを期待するとガッカリするかもしれない。

 

どちらかと言えば過去にプレイしたオムノに似ている印象でした。

では、ここから『よかった所』『気になった所』を詳しくご紹介していきます。

 

よかった所

作りこまれたパズルアクション

本作は主に3つのステージからなっており、ステージの中には色々なパズルが用意されている。

ゼルダの伝説のような謎解きでヒントを駆使しながら先へ先へ進むようになっていました。

 

遺跡のような場所でパズルを組んだり、歯車を合わせてスイッチを押したり、水の中に入って謎を解いたり、パターンも色々。

 

後半になればパズルは複雑になっていくが、謎解き自体は難しくなく、ちょっと頭をひねれば解けるようなものばかりでしたが、作りが丁寧でサクサク進められた。

 

普段からパズルアクションゲームをプレイしているユーザーであれば、ゲーム全体を通して4時間ほどあればクリアできる内容でした。

 

幻想的な世界

本作は、過去にプレイしたオムノのような幻想的な世界。

 

主人公やその仲間は魂だけのような存在で、相棒のスカーフが魂を正しい場所に導いているような印象を受けました。

 

スカーフには様々なアクションが用意されており、ステージを進めばアクションも増えていきます。

 

翼のような形になり二段ジャンプができるようになったり、パラグライダーのような形に変形し空を滑空したり、グラップリングフックのような形に変形し主人公を遠くへ飛ばしたり、遊び心あるアクションが楽しめる。

 

この幻想的な世界で自由に探索できるワクワク感はプレイして面白かったですね。

 

マルチエンディング

本作には、各ステージに収集アイテムが多く隠されており、それらを手に入れることによりエンディングが変わるマルチエンディングとなっていました。

 

収集アイテムを無視してクリアするとバッドエンドとなり、主人公の魂が彷徨ってしまうことになる。

 

収集アイテムは主に「記憶が入ったインク」「おもちゃ」「絵画」の3種類あり、この中でも「記憶が入ったインク」が一番重要となっている。

 

直接ストーリーに関わるムービーが観られますし、これを一定数集めるとメインとなる場所のピラミッドが解放され、ハッピーエンドになる。

 

今回僕は「おもちゃ」「絵画」は全て集めることができなかったので、全てのアイテムを集めた先にまた違うエンディングも用意されているかもしれません。

 

気になるユーザーは是非ご自身で確かめていただきたい。

 

気になった所

ストーリーはあってないようなもの

こういったインディーズゲームで一番何が難しいかっていうとストーリーが理解できないということ。

 

本作もストーリーはさっぱり意味が分からず、翻訳も直訳っぽい部分があり難しい。

公式サイトでストーリーのさわり程度だけでも理解しようも結局無理でした。

 

雰囲気だけでも伝われば面白いと思うので、あえてストーリーは無視してOKだと思う。

 

ボリュームは少なめ

大きく分けて3つのステージを攻略すればクリアとなる本作は全体を通して4時間程あればクリア可能。

 

ただ、マルチエンディングとなっているので完全攻略を目指そうとすれば少し時間はかかるものの、3日もあればクリアできるボリュームとなっていた。

 

エンドコンテンツの面倒さ

何度も言うように本作は収集アイテムが隠されており、それをエンドコンテンツとして楽しめるようになっていて、ハッピーエンドを迎えるのに欠かせないアイテムもある。

 

しかし、一度クリアしたステージで取り逃したアイテムを回収しに再びステージに入ると今まで解いた謎が復活し同じ謎解きをさせられる。

 

アイテムだけ探しに探索したいのに、クリアした謎解きを1からさせられるのはかなりの面倒くささがあり、途中ステージから抜け出したくてもメニュー画面などから抜け出すことができず、そのステージを再び最後までクリアしなければ出ることができなかった。

 

素直に探索だけさせてほしかったですね。

 

まとめ:SCARF(スカーフ)

3Dマリオのような探索型のアクションゲームを期待している人にはボリューム不足で、謎解きも簡単で4時間程あれば最後までクリアできるゲームでした。

 

しかし、雰囲気だったり丁寧な作りは評価できるところですので、気になったユーザーは是非プレイしてみてはいかがでしょうか?