ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『ヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』主人公の男の子と相棒のイエティの固い絆を描いた感動のアクションアドベンチャー【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、主人公の男の子と相棒のイエティの固い絆を描いた感動のアクションアドベンチャー『ヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー』のレビューをさせていただきます。

 

実は本作「リーグ・オブ・レジェンド」というゲームの中に出てくるキャラクター「ヌヌ&ウィルンプ」を主人公にした、いわばスピンオフ作品のようなゲーム。

 

僕は「リーグ・オブ・レジェンド」というゲームを全く知らない状態で本作をプレイしました。

というのも、本作のトレーラーがものすごく魅力的で美しい世界観に惹かれたから。

 

そんなヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリーを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

リーグ・オブ・レジェンドが好きの方、美しい世界で冒険するのが好きな方、サアクションアドベンチャーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【6点】

 

  • 男の子とイエティの友情物語

  • ボリュームは少なく8時間程度でクリアできる

  • アクションよりもストーリーメイン

 

作品紹介

作品紹介
製品名 ヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、Xbox
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 ライアットゲームズ
開発元 Tequila Works
発売日 2023年11月2日(switch)2024年2月1日(PS4&PS5)

 

プレイ後の感想

世界観やグラフィックは没入感があり、ワクワクしながら冒険ができたが、ストーリーがよく分からず、アクションも少なめで、ゲーム全体は8時間もあればクリアできるほどのボリュームしかなく残念だった

 

まず、本作の世界観を簡単にご紹介すると、

『仲良しコンビの主人公の男の子「ヌヌ」とイエティの生き残り「ウィルンプ」とともに、フレヨルドの凍てついた荒野を冒険することになる。


フレヨルドの未踏(みとう)の領域を舞台とする、没入感のある物語。

 

主人公ヌヌの母親を探すのが本作の目的となっていて、ヌヌはいつも夢を見るのだけど、夢の中では母親が登場し「青氷の心」を探せと言われる。


ヌヌとウィルンプは雪の中を一歩一歩踏み出すごとに過去に関する事実が解き明かされていく。』

 

というのが本作の大まかな世界観だけど、正直言うとストーリーは意味が分からなかった。

一見、母親を探すストーリーに見えつつ、結局母親は見つからず、よく分からない魔女と出くわし、戦って終わり。

 

何が言いたいのかが僕には伝わらなかった

 

せっかく男の子とイエティの心温まる絆のストーリーにも関わらず、なんか勿体ないという印象。

魔女の必要性を全く感じなかったんだよね。

 

元々「リーグ・オブ・レジェンド」という作品の中に登場するヌヌとウィルンプなので、ひょっとしたら本編のストーリーを理解していないと本作のストーリーは理解できないのかもしれないですね。

 

あくまでスピンオフ作品というか、ストーリーの補填でしかないのかもしれない。

僕は「リーグ・オブ・レジェンド」をプレイしていので、結局ストーリーに関しては分からなかった。

ただ、世界観やグラフィック、キャラクターは好きなので、アクション面を期待してプレイしたものの、アクション面も残念だった。

 

広大なフィールドを冒険するかと思いきや、ほとんど一本道のステージを進むだけ。

しかも、進むと言っても崖をロッククライミングしながら進むか、段差をジャンプするか、ちょっとした謎解きがあるぐらい。

 

3Dプラットフォームのような爽快感あるアクションではなく、ストーリーがメインでアクションは二の次のような感覚でしたね。

ただ、謎解きは面白かった。

タイトルがヌヌの唄ということもあり、ヌヌが元々持っている特殊な笛のような楽器を使い、音を出して様々なギミックの謎を解くというもの。

 

音を出すにはL1、L2、R1、R2ボタンをそれぞれ使い、組み合わせて音を作るのだけど、楽譜が特殊な形をしていて、覚えるまで大変でした。

 

でも、このシステムは本作の世界観に合うし、なにより僕は新鮮に感じたので、個人的には評価が高かったです。

 

ただね、本作で一番と言っていいほど気になったのが、主人公ヌヌがゲーム中ずっと喋っていて五月蠅い。

 

ムービーが少なく、ゲームはシームレスに展開していくので、サクサク進みますが、そのせいか、ヌヌがずっと喋っている。

 

無邪気な子供を表現したかったのか、ムービーなどを使わずヌヌとウィルンプの掛け合いを見せたかったのかは分からないけど、ヌヌが五月蠅いせいで、没入感が台無し。

 

せっかく、世界観やグラフィックは綺麗なのに

 

なので、期待していたような壮大な冒険は体験出来ず、ちょっと残念な気持ちにはなったけど、ゲームとしてはそこそこ面白かったかなといったところ。

 

ゲームというよりもアニメを観ているかのような感覚なので、そういったジャンルのゲームが好きなユーザーには刺さるけど、僕のようにアクションをメインで楽しみたい!と思うユーザーは物足りなさを関してしまうかもしれません。

 

よかった所

美しい世界観

本作は美しい雪景色の世界が舞台となっており、とにかく自然が美しく表現されていました。

 

洞窟の中の滝や光る鉱石、主人公ヌヌが奏でる美しい音色と景色が相まって、観ていてハっとするほど美しく没入感があります。

 

ただ、自然を綺麗に表現していたのは美しかったが、ほとんど動物や人物が登場しないので、寂しさもありましたね。

 

その寂しさにを感じる、冬ならではの感情も引き出してくれたのはある意味プラスと捉えて、僕は楽しくプレイさせていただきました。

 

唄を使った謎解きパズル

本作の謎解きパズルは主に、唄を使ったギミックが多く、ひとつひとつが丁寧に作られていました。

 

唄と言っても実際に歌うのではなく、楽器を使って音色を奏でるというアクション。

 

音色は数多くあり、プレイ後の感想でもご紹介したように、L1、L2、R1、R2ボタンをそれぞれ使い、組み合わせて音を作るアクションになっていました。

 

ゲームオリジナルの楽譜に乗せて音色を奏でると、足場が動いたり、扉が開いたり。

ただ、ちょっと難しく感じたのはゲームオリジナルの楽譜。

 

単純にR1を押せ、L2を押せと表示されるわけではないので、R1を押した時の楽譜やL2を押した時の楽譜を覚えていないといけないんですよね。

 

R1とL2を同時押しやL1とL2の同時押しなど、組み合わせが数多く存在するので、覚えるのが大変だった。

 

ただ、全て覚えスマートに音色を奏でられるようになると、本作への没入感が増し、素敵な体験ができました。

 

気になった所

低い段差でも落下死

一見3Dアクションゲームなのでマップを自由に動き回れるように見えて、実は決められた場所にしか行けず、ちょっとでもコースを外れると落下死判定になり元に戻さるんですよね。

 

崖から落ちた場合、落下死判定になるのはまだ分かるが、ちょっとした段差、ジャンプで超えられるような段差でもコースから外れるとダメなんですよ。

 

これが僕の中で想像していた本作とは違い没入感が削がれ、微妙なリアクションとなりました。

 

広大なフィールドではないことは分かっていたけど、あまりにも行動できる範囲が狭すぎる。

むしろ一本道ということに残念な気持ちになった。

 

アクションが少ない

行動範囲が狭いが故にアクション性が少なく、ひたすら崖をロッククライミングして移動するか、段差をひたすら上り下りするか、ウィルンプに乗って急斜面を下るか、それぐらいしかやることがない。

 

ヌヌは子供なので、アクションに制限されるのは何となく理解できるけど、ウィルンプが居るのだから、ウィルンプに乗ってもうちょっと多彩なアクションが欲しかった。

 

ウィルンプは氷の魔法が使えるので、魔法など様々なアクションで難しいギミックを乗り越えるなど、冒険している感じをもう少し体験したかったですね。

 

戦闘アクションがショボ過ぎる

ストーリーや謎解きがメインの本作ですが、一応戦闘アクションもあり少し期待していたが残念なことにかなりショボかった。

 

戦闘アクションといっても、ウィルンプに乗ってひたすら敵を攻撃し、弱ったところで止めを刺す。

 

どんな敵が相手でも攻撃アクションに変化はないし、そもそも敵の数も少なく、無いよりはマシっていう程度。

 

魔女戦も雑魚戦も変わりなく、ひたすら殴るだけなので作業感があり、これなら別に戦闘いらなくない?と思うほど。

 

最近は戦闘アクションを一切無くし、ストーリーや世界観に没入させるゲームも多いので、本作もどちらかといえばストーリーや謎解きメインでやればよかったのにと思う程でした。

 

ただ、ストーリーを理解することが難しかったので、結局どっちもどっちという感じで終わっちゃったんだけどね。

 

まとめ:ヌヌの唄:リーグ・オブ・レジェンド ストーリー

トレーラーを観て、自分の中で本作の世界観をある程度作り上げてしまっていたことが少し残念な気持ちに繋がってしまったのかな?と反省する部分もあるが、本作はせっかく日本語フルボイスで楽しめる作品なのに、それでもストーリーを理解することが難しいというのは、どうなんだろう。

 

もっと単純でストレートなストーリーにした方が、幅広いユーザーをフレヨルドという世界に惹きこめたと思うんだよね。

 

ただ、けして面白くないというわけではなく、謎解きはプレイしていて最高に面白かったので、世界観やグラフィックといった目に見える美しさを体験したいユーザーにおすすめの作品でした。