ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Ruffy And The Riverside(ラフィー&ザ・リバーサイド)』コピー&ペーストで謎を解け!広大なフィールドを自由に探索できるちょっと変わった3Dアクションアドベンチャー【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、コピー&ペーストで謎を解け!広大なフィールドを自由に探索できるちょっと変わった3Dアクションアドベンチャー『Ruffy And The Riverside(ラフィー&ザ・リバーサイド)』のレビューをさせていただきます。

 

本作はちょっと変わった不思議なゲームで、キャラクターは紙のようにペラペラな2D表現のデザインだが、冒険する世界は広大な3Dマップ。

 

そんな世界を自由に探索、冒険、謎解きができるオープンワールドに近いゲームデザイン。

そして、本作の目玉でもある自然をコピー&ペーストする能力が今までにない不思議な体験をさせてくれました。

 

そんなRuffy And The Riverside(ラフィー&ザ・リバーサイド)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

3Dアクションアドベンチャーが好きの方、自由に探索や冒険するのが好きな方、インディーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【8点】

 

  • 自然界の素材をコピー&ペーストで謎を解くアドベンチャーゲーム

  • 広大なマップにギミックや謎解きが密に配置されていて止め時が分からなくなるほど夢中になれる

  • ストーリーは分かりやすく続編に繋がるような構成がワクワクする

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Ruffy And The Riverside(ラフィー&ザ・リバーサイド)
ハード PlayStation5、Switch、Xbox
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 Phiphen Games
開発元 Zockrates Laboratories UG
発売日 2025年6月27日
総プレイ時間 12時間

 

プレイ後の感想

自然界の素材をコピーし、別のもにペーストして素材を変え、謎を解いたり探索したり自由度が高く、密に配置されたギミックは広大なマップを冒険していて夢中になれた最高の3Dアクションアドベンチャーでした

 

まずは本作の世界観ですが、主人公ラフィーが暮らす自然が美しいリバーサイドという場所にある日突然、邪悪な存在「グロール」が復活し、世界のコアを破壊して、リバーサイドに混沌をもたらそうとしていることが分かる。

 

それを阻止するため、おしゃべりなハチ「ピップ」に、冒険好きなモグラ「エドラー卿」賢い亀「シルヤ」といった様々な個性豊かな仲間たちと出会い、一緒に冒険することとなった主人公ラフィー。

 

ラフィーには特殊な能力が備わっており、それの影響か「選ばれし者」として周りに期待されることになる。

 

波乱万丈の展開がラフィーの周りで次々と展開されていく。果たしてリバーサイドの運命やいかに!?

といった、内容となっている。

 

本作は3Dプラットフォームとなっており、3Dマップを縦横無尽に好きなように冒険できる探索と謎解きがメインのアクションアドベンチャーゲーム。

温かみのある手書き風のグラフィックにキャラクターは全て2Dで表現されている。

 

どことなくペーパーマリオを彷彿とさせますよね

 

これが意外と違和感がなくキャラクターはぬるぬる動きますし、ストレスなくプレイすることができた。

というのも、本作は広大なフィールドを探索しながら進むのですが、ただ広いだけのマップではなく、謎解きやミッションが至る所にあり、その密度がやってもやっても消化しきれないほど遊び要素がふんだんに盛り込まれている。

 

マップがただ広いだけだと移動が面倒になったり、何もない殺風景な景色が広がってしまうだけだが、本作に関しては全くそんな思いは無かった。

様々なミッションも全て個性的で、壁に記された図形と同じように石板を組み合わせるものや、壁の中の世界へ入り2Dステージを頭を使って攻略するもの、また、制限時間内に特定の謎を解いたり、レースに参加したりと、思いつく謎解きがこれでもか!というほど遊べます。

 

そんなミッションや謎解きに欠かせないアクションが、本作の一番の魅力でもある「フリップ」というアクション。

あとで「良かったところ」で詳しくご紹介させていただきますが、このアクションは自然界のものをコピーし、別の自然界のものへペーストできるアクションなんですよね。

 

例えば滝を登りたいと思った時、近くに生えているツタをコピーし、滝めがけてペーストすることにより、滝がツタへと変わり登ることができる。

 

これを応用して、氷をコピーし海へペーストすると海が凍り歩けるようになったり、鉄を藁に、木を石にだって変えられるようになるんですよ。

 

これの自由度がとにかく高いので、好奇心と遊び心がくすぐられるんですよね。

 

そして、遊び心がくすぐられたと思えばしっかり意味のある報酬、いわゆる収集アイテムがもらえるので達成感もあります。

 

その収集アイテムの種類と数も多く、聖なる文字、ドリームストーン、茶色い生き物、蝶々、宝石、とこれだけの種類があるんですよね。

聖なる文字とはストーリーを進めていくのに必要なキーアイテムとなっているので、必ず手に入れなければならないが、他のアイテムはストーリークリアには必須ではないものの、全て集めると何が起こるんだろう?とワクワクしながら探索し集めていました。

例えば茶色生き物を助けることにより、その生き物たちと力を合わせて別の生き物を助けるミッションが追加されたり、謎を解けば解くほどまた謎が増えていく方式なんですよ。

 

これが良い意味で沼るので止め時が分からなくなる

 

また、各ステージの作りこみもストレスなく自然と攻略できる導線がしっかりとされており、サクサクプレイで楽しめた。

クラッシュバンディクーのように奥スクロールアクションステージがあったり、横スクロールアクションがあったり、ただ景色が変わるだけのステージ構成ではなく、そのステージひとつひとつに個性があるので、エンディングまで飽きずに突っ走りながらプレイできました。

 

そんな本作はアクション面だけではなくストーリー面やキャラクター性もしっかりと作りこまれており、没入感があります。

 

ストーリーは冒頭でもご紹介した邪悪な存在「グロール」の思惑を阻止するのが目的となっていて、とても分かりやすく、翻訳も丁寧にされていたので理解することもできました。

 

島のあちこちに居る仲間達と他愛のない会話をしながらも、その中に隠されたヒントを導き出し、目的地へ向かったり、謎を解いたりすることができます。

 

ちょっとRPG要素とまではいかなくても、それっぽい没入感があるんですよ。

 

また、ラフィーのステータスを向上させることができるスロットというミニゲームのようなものがあり、マップのあちこちに落ちているコインを使って遊ぶことができる。

 

ステータスアップには体力とスタミナの最大値を向上させることができるので、ミニゲームを楽しみながら強化することができる。

 

本作は体力よりもスタミナが重要となる場面が多いので、コインを貯めてスロットをぶん回しするといいでしょう。

 

一見ただのアクションゲームかと思いきや、ひとつひとつの完成度とクオリティーの高さが面白さに直結しているとてもおすすめできるゲームです。

 

良かったところ

広大なマップで大冒険

本作は主に広大なマップの中に複数のエリアが存在し、ストーリーと共に探索範囲が広がり、様々なエリアを冒険するのですが、どのエリアも独立しているが、全て繋がっているような構造をしており、探索していて面白い。

 

まず拠点となるリバーサイドの街では色々な住人が暮らしており、話しかけるとアイテムを探していたり、ミニゲームに誘われたりと賑やかな街となっており、ちょっとRPGっぽさも感じます。

 

そこから各エリアに移動し探索をしながら謎を解き、邪悪な存在「グロール」に近づいていくのですが、適度な自由度があって好きなところから探索できるような作りになっているんですよね。

 

一定の条件を満たしたり、ストーリーが進むにつれ、次のエリアへ行けるようになるので、いきなり全てのマップを探索することはできないが、思ったよりも広大なんですよ。

 

次にご紹介するフリップという本作の一番面白いアクションがあるのですが、それと組み合わせて探索する楽しさがギュっと詰まったマップでしたね。

 

コピー&ペーストで大冒険

本作のやりごたえのひとつでもあるフリップというアクションが斬新で面白い。

 

木や水、岩や砂といった自然界に存在している、あらゆるものをコピーし、別のものにペーストすることで、素材そのものを変更できる。

 

例えば海に岩のブロックが沈んでいたら、その素材を木に変えることにより、木箱が誕生に海に浮き始めるので、足場として利用できたり、勢いよく流れる滝を上りたければ、ツタをコピーし滝にペーストすることで、滝がツタへと変わり上れるようになる。

 

このように、元々ある自然を別の素材に変更することで、探索の自由度が増したり、謎解きには欠かせないんですよ。

 

さらに何が面白いかって、このフリップ自由度が高すぎる。

 

ものによっては制限されているが、基本どんなものでもコピー&ペーストできる。

湖を溶岩に変えて氷の塊を溶かすといったギミックなど、謎解きには頭を悩まされました。

 

また、これらの素材には重量という概念もあり、藁、木、鉄、岩の順で重さが変わっており、これも謎解きに必須な知識なんですよね。

 

これらの素材や重量を瞬時に判断し冒険する面白さは、自由度の他にも没入感があり楽しかった。

 

また、3Dマップを基本とした本作ですが、謎解きのひとつに2D世界へ入り込むこともできる、ここでもフリップを活用するので、本当に自由度の幅が広いんですよね。

 

気になったところ

収集アイテムも集め、ストーリーも完結し、全て遊び尽くしましたが、これといって気になるところがなかった。

 

それほどまでに丁寧に作られており、3Dアクションゲームが好きなユーザーには強くおすすめできる。

 

まとめ:Ruffy And The Riverside(ラフィー&ザ・リバーサイド)

結構前から気になっていた本作ですが、やっぱり気になったのには理由があるんだなと確信したほどオープニングからエンディングまで楽しめた。

 

キャラクターのグラフィックや動き、そして個性や表情と全てに愛嬌があって可愛かったし、敵キャラは敵キャラで憎めない側面も持っていて、この世界観のファンになってしまうほど面白かった。

 

本作はPS5、switch、XBOXとマルチ展開しているので、色々な方におすすめしたいです。