ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Jusant(ジュサント)』美しくも謎めいた古代の遺産が残る不思議な塔を登るパズルアクションゲーム【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、美しくも謎めいた古代の遺産が残る不思議な塔を登るパズルアクションゲーム『Jusant(ジュサント)』のレビューをさせていただきます。

 

本作は2025年7月にPS5のフリープレイで配信されたのをキッカケにプレイさせていただきました。

 

実は前々から気になっていたゲームで、ひたすら山を登るロッククライミングのようなゲームなのですが、山を登れば上るほど、そこには人が住んでいたような形跡だったり、トロッコなどが放置されており、廃山を彷彿とさせる残骸が残されているんですよね。

 

それに加え、古代の遺物のような不思議なオブジェクトなどもあり、山の頂上を目指しながらこの謎を追い求めてしまう不思議な体験ができました。

 

そんなJusant(ジュサント)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

謎解きパズルアクションが好きの方、幻想的で謎めいたストーリーが好きな方、インディーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【4点】

 

  • 本格的なロッククライミングが体験できる

  • 登るだけではなく探索、冒険をし謎に迫る

  • ボリュームは少ない

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Jusant(ジュサント)
ハード PlayStation5、Xbox
ジャンル 3Dパズルアクションゲーム
発売元 Don't Nod
開発元 Don't Nod
発売日 2023年10月30日
総プレイ時間 3時間

 

プレイ後の感想

ボリュームは少ないものの謎の塔の頂上には一体何があるのか?とワクワクしながら本格的なロッククライミングを楽しめた作品でした

 

本作の世界観は、主人公の男の子と謎の生物の相棒と一緒に謎めいた山をひたすら上っていくアクションゲームとなっており、ロープなどの登攀具(とうはんぐ)を使いこなし、スタミナに注意しながら、自分なりの道順を確保しながらロッククライミングが楽しめる内容になっている。

 

廃山のような雰囲気と古代の遺産が入り混じった不思議な塔は、登れば登るほど人が住んでいたような形跡もあり、落ちているアーカイブを集めながら謎に迫っていく、ちょっとミステリアスな一面もある。

 

この山の頂上には何があるのか、そもそもこの山は何のために存在していたのか、疑問と好奇心が掻き立てられる面白い世界観となっています。

 

そんな本作の魅力ですが、まずはやっぱりロッククライミング。

 

ただ頂上を目指すだけではなく、登攀具といってロッククライミングに必要な、ロープ、ハーネス、ハンマーなど登場するアイテムは本格的。

これらを駆使ししながら頂上を目指していくのですが、ルートはひとつだけではなく複数存在しているところもあるので、自分でルートを決めながら進むこともできる。

 

また、様々なギミックも用意されており、不思議な力を使い植物を足場として使ったり、岩のような虫にしがみつき運んでもらったり、光る虫を纏い浮遊するなど、自然や環境をうまく利用しながら足場のないところを登っていくことができます。

 

また、主人公にはスタミナゲージが存在し、スタミナが切れると落下してしまう。

スタミナはその場で止まることで回復することができるが、ジャンプなど大きなアクションを行うと最大値が減ってしまうので、スタミナ管理には注意が必要となる。

 

これらが相まって、本格的なロッククライミングを体験しながらプレイすることができました。

 

そして、もうひとつの魅力はこの山の謎。

正規ルートではなく、寄り道をしながら進むことで道中にアーカイブや手紙を発見することがあります。

アーカイブを読み進めていくと、この山に人が住んでいたような形跡があったり、謎めいた文も見つかる。

 

道中で発見できる壁画や謎の建造物と何か関りがあるのかもしれない。

こうした考察をしながら頂上を目指す楽しみもありましたね。

 

ただ、ひとつ気になったところと言えば操作性。

PS5の場合L2ボタンとR2ボタンが左手右手の役割をしており、交互にボタン入力をすることによって、登れるという仕組み。

次どこの足場に手を掛ければいいか迷っていると、主人公が足場に手を伸ばし分かりやすくしてくれているのはまだ良かったけど、右手を出すか左手を出すかで結構慣れなくて苦戦した。

 

もっというと、その手を掛ける場所なんだけど、岩肌の場合が分かりづらいんですよね。

もうちょっと色分けしてくれれば分かりやすくてよかったかな。

 

それでも全体的に見て、落ち着いた雰囲気や音楽が世界観をしっかり表現していてアドベンチャーの世界に没入させてくれた面白いゲームでした。

 

激しい戦闘や良い意味での裏切りのようなものは薄いですが、幅広いユーザーにおすすめできます。

 

良かったところ

探索とロッククライミング

先ほどもご紹介した通り、本格的なロッククライミングを体験できる本作は、それ以外にも登れば登るほど好奇心が掻き立てられました。

 

初めは岩肌がごつごつしている崖から始まり、徐々に上りやすい手すりやハシゴといった人工物が増え、途中では昆虫、植物など自然のものを利用して登っていくことができます。

 

また、ロープアクションも増え、身体を振り子のようにし勢いをつけて反対側へ飛び移ったり、ロープを利用し崖を走りながら移動したりと、後半はアクション性が強くなっていき、気が付くとどんな場所でもひょいひょい登れるようになり、気持ちよさすら感じました。

 

探索要素もしっかり用意されているのがいいですね

 

一度クリアするとキャプター選択できるようになる、収集アイテムの表示もされるので、取り逃したアイテムを再び探索しに出かけることで、何度でも楽しめるようになっています。

 

ただ、集めたアーカイブを全て読んでみましたが、正直意味が分からないものが多く、世界観を全て理解することは難しかったかな。

 

気になったところ

操作性の挙動

先ほどもご紹介した通り、操作性の挙動が難しいというよりも慣れないといった感じ。

そろそろ慣れてきたぞ!と思った頃にはクリアしちゃうんですよね。

 

ただ、それ以外に気になったところはないですし、3時間ほどでクリアできるボリュームなので、むしろ気になるところが出てくる前に終わっちゃっていました。

 

まとめ:Jusant(ジュサント)

今回フリープレイにて遊んでみましたが、いい意味でフリープレイに相応しいゲームだと思った。

 

というのも、普段からこういった雰囲気ゲーといいますか、インディーゲームのアドベンチャー系をプレイしたことがないユーザーにも届くキッカケになっていると感じましたね。

 

雰囲気ゲーと聞くとちょっと悪いイメージがありますが、僕はそう思わなくてこうした雰囲気の中、没入して遊べるゲームってたくさんあるんですよね。

 

ジュサントに関してはボリュームが少なかったのですが、是非これをきっかけにこういうジャンルのゲームを遊んでほしいですね。

そういう意味では入り口になるゲームだと思いました。