ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

ゆあのゲームブログ


【レビュー】『RKGK / Rakugaki』自由を規制された色が無いつまらない世界をカラースプレーひとつで立ち向かう爽快感ある3Dアクションアドベンチャー【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、カラースプレーひとつで立ち向かう爽快感ある3Dアクションアドベンチャー『RKGK / Rakugaki』のレビューをさせていただきます。

 

パっと見、先日プレイした『Hi-Fi RUSH』を彷彿とさせるデザインで、ゲーム性はドリームキャストで人気を博した『ジェットセットラジオ』をイメージさせるグラフィティが登場するなど、トレーラーを観ただけで惹きこまれプレイするキッカケになったのですが、そんな有名なゲーム達に引けをとらないRKGKにしかないコンセプトや魅力がたっぷり詰まっていたアクションゲームでした。

 

カラースプレー缶で攻撃、移動、浮遊と爽快感あるアクションが可能で、移動する度に地面や壁に落書きができる様がスプラトゥーンっぽさを感じましたね。

 

それでいて硬派な3Dアクションゲームなので、満足感があるんですよ。

 

そんなRKGK / Rakugakiを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

インディーゲームが好きの方、アメコミ風なグラフィックが好きな方、3Dアクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【7点】

 

  • オシャレなグラフィティをカスタマイズして描ける

  • テクニックが必要な3Dアクションゲーム

  • 音楽がノリ良くついついリズムに乗ってプレイしちゃう

 

作品紹介

作品紹介
製品名 RKGK / Rakugaki
ハード steam
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 Wabisabi Games
開発元 Wabisabi Games
発売日 2024年5月23日
総プレイ時間 10時間

 

プレイ後の感想

地面や壁をカラースプレーで塗りまくれる爽快感とギリギリを攻めるジャンプアクションが組み合わさったまさにアスレチックアクション!

 

まずは本作の世界観をご紹介すると、

「行動や表現の自由が尊重されていたキャップシティ。
主人公のバラーは自分のグラフィティが自己表現のひとつと考え、街中を色鮮やかなグラフィティで彩っていた。

 

そこへ突然現れたミスター・バフ。

 

ミスター・バフは街の全ての自己表現を禁止し捨て去った。
自己表現を捨てられた街はこの日から灰になってしまう。

 

ミスター・バフはモニターを使い、人をドローンのように操ることができ、これを通称ドレインと呼んでいる。

 

そんなミスター・バフを恨む主人公のバラーは再び自己表現が自由にできたキャップシティを取り戻すべく、モニターに自らグラフィティを描き、ミスター・バフの計画を阻止することを目的に冒険へでかける。」

 

という世界観なのですが、本作の魅力はやっぱりグラフィティ。

各ステージの中にはミスター・バフのモニターが至る所に配置されており、それを見つけアートとも呼べる美しいグラフィティを描きながらゴールを目指す3Dアクションゲームとなっており、これがめちゃくちゃ面白いんですよね。

 

冒頭でもご紹介した通り、キャラクターデザインは『Hi-Fi RUSH』のようなアメコミ風となっており、世界観がパっと見で分かる為すぐ惹きこまれます。

 

また、モニターにグラフィティを描くにはスプレー缶を一定数集めておく必要があり、これがドリームキャストで人気を博した『ジェットセットラジオ』に似ているんですよね。

 

グラフィティの種類はステージを進むにつれバリエーションが多くなり、ショップで購入し装備することによって、お気に入りのグラフィティを描くことが出来ます。

また、『ジェットセットラジオ』に比べ移動の爽快感は少しないものの、本作は3Dプラットフォームとして最大限に面白いステージ構成とギミックの組み合わせが絶妙に上手く、ジャンプするタイミングやロープアクションなど、パルクール要素があるんですよ。

 

さらに、移動する際にはスプレーの噴射を利用してダッシュしたり、浮遊することもでき、アクションの幅は広いんですよ。

 

しかもダッシュした際には地面に色を塗りながら移動することができ、ちょっとスプラトゥーンっぽさも感じました。

ステージ数は全部で35以上ステージあり、初めのステージはあまりパっとしない簡単なステージに比べ、後半になると、全てのアクションを巧みに使わないとクリアできないほど、難易度が一気に上がるので、笑っちゃうぐらい面白かった。

 

ボス戦も同様で後半になるとテクニックが必要とされるので、普段3Dアクションゲームをプレイしているユーザーにおすすめできます。

 

今回全ての収集アイテムを回収したわけではありませんが、ラスボスを倒すまでの総プレイ時間は約10時間と、インディーゲームの中では満足のいくボリュームだと思いますね。

 

steamの評価では『やや好評』となっていますが、僕は非常に好評でも良いと思えるほどクオリティが高いと思いました。

 

よかった所

スプレー缶で爽快なアクション

本作の魅力の一つでもあるアクションなのですが、その全てをスプレー缶1つで行っているのが面白い。

 

例えば、地面にスプレーを噴射しながら移動するアクションでは走るよりも早く移動できるほかに、地面にカラフルな色を付けられるので、無機質なステージが色鮮やかになっていくんですよね。

 

これが少しスプラトゥーンっぽく見えました。

 

また、スプレーの噴射を利用して空を滑空したり、敵を攻撃することができたりと多彩なアクションが面白かったですね。

 

後に気になったところでご紹介していますが、ステージを進むにつれアクションが増えなかったことが少し残念。

 

ステージ毎のオシャレな音楽

本作は全部で35以上のステージ遊ぶことができるのですが、なんと各ステージ流れている音楽がめちゃくちゃノリのいい音楽ばかりで、自然と音楽に合わせてアクションを楽しむことができるんですよね。

 

まさに冒頭でもご紹介した『Hi-Fi RUSH』のような感じなんですよね。

あそこまで音楽重視のアクションゲームでは何しろ、ゲームミュージックが好きな人も楽しめる作品となっています。

 

また、拠点と呼ばれる場所ではいつでもステージBGMを聴くことができるので、お気に入りの曲があるとついつい聴き入ってしまうんですよね。

 

ノリのいい曲が好きな人は絶対プレイしてほしいですね。

 

気になった所

全体的に惜しい

良かったところでもご紹介したようにアクションや音楽、そしてゲーム性のアイディアは面白かった。

 

ただひとつだけ少し不満点を言うのであれば、面白い!と思えるまで時間が掛かるということ。

 

ステージはどこも無機質なステージで敵も変わり映えしないものなので、言ってしまえば同じアクションで同じようなステージを繰り返し遊ぶだけなんですよね。

 

ステージの風景をガラリと変え、それなりに難しいギミックが毎回異なっていれば同じアクションでも多少楽しめたとは思いますが、ステージも似たり寄ったりだったので、中盤までは少し作業感がありました。

 

ただ、中盤を超えた辺りから最高にクールなアクションゲームと気がつき、今回のような評価になったので、この感情が序盤を超えたあたりから芽生えていれば後半までずっと楽しめたとは思うんですよね。

 

まとめ:RKGK / Rakugaki

このゲームここまで面白いのにあまり認知されていなくて隠れた名作になっちゃいそうなので今回レビューさせていただきました。

 

確かに見た目がちょっと癖がありそうと思われがちなデザインですが、実際にプレイすると直感的に遊べますし、それなりにテクニックも必要となるため、がっつりアクションゲームが遊びたい!と思っているユーザーは本当におすすめできる作品です。

 

今のところsteamでしかプレイすることができませんが、PC環境に余裕がある方は是非プレイすることをおすすめします。