ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『squirrel with a gun(スクワール ウィズ ア ガン)』これぞバカゲー!?銃を持ったリスが大暴れするとんでもない3Dアクションゲーム【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、これぞバカゲー!?銃を持ったリスが大暴れするとんでもない3Dアクションゲーム『squirrel with a gun(スクワール ウィズ ア ガン)』のレビューをさせていただきます。

 

リスが銃をぶっ放す姿がレア社のコンカーを彷彿とさせる、今の時代には珍しいザ・バカゲーの本作ですが、実際にプレイしてみると、これが意外と完成度が高く面白いんですよね。

 

謎解き、ギミック、アスレチックこの3拍子が揃っているし、かつ全てが丁寧に作られており、完成度の高さにバカゲーだよねこれ?と忘れてしまうほど夢中になれたゲームでした。

 

そんなsquirrel with a gun(スクワール ウィズ ア ガン)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

バカゲーが好きの方、インディーゲームが好きな方、3Dアクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【7点】

 

  • とにかくバカゲーだが3Dアクションゲームとしては丁寧に作られている

  • 意外にもアダプティブトリガーを採用している

  • 銃の種類も多く、個性もしっかり出せていて面白い

 

作品紹介

作品紹介
製品名 squirrel with a gun(スクワール ウィズ ア ガン)
ハード PlayStation5、Xbox
ジャンル 3Dアクションゲーム
発売元 Maximum Entertainment
開発元 Dee Dee Creations
発売日 2024年8月29日
総プレイ時間 8時間

 

プレイ後の感想

ただのバカゲーかと思いきや、謎解き、ギミックが丁寧作られた予想を超える硬派な3Dアクションゲーム。これぞ隠れた名作と思えた作品でした

 

本作の世界観は、ある日主人公のリスが黄金のドングリを盗み食いしてしまうところかストーリーが展開されていきます。

 

スーツ姿にサングラスの男達は何故か黄金のドングリを大切そうに保管していて、盗み食いしたリスを必死に追いかけてきます。

 

それを返り討ちするかのようにリスも銃で抵抗し、最後はスーツ男達をやっつけてハッピーエンドとなります。

 

と、いうようにストーリーから意味が分からずぶっ飛んでいる本作は誰が見てもバカゲーにしか見えないんですよね。

 

PS2時代にこういった良く分からないゲームが数多くありましたが、それに似ている気がする

 

ただ、率直な感想でもご紹介した通り、3Dアクションゲームとしては意外にも硬派で満足できる内容なんですよ。

本作は、ひとつの大きな街が舞台となっていて、街の中にはアメフトのコート西部劇を模したエリアウォーターパークのような広大なプールのエリアなど、遊び心が詰まったエリアが多く、そのエリア内ではリスの衣装やクリアに欠かせない黄金のドングリが隠されており、これを見つけ出し手に入れることが本作の大きな目的となっています。

 

各エリア内では、その場所にちなんだギミックが用意されており、丁寧な作りでビックリするほど完成が高かった。

 

ゲーム開始時はただのバカゲーだなーと油断していたら、ゲーム中盤でいきなり謎解きが始まり、これが意外と難しいからビックリ。

 

しかも、ヒントがほとんどなく、唯一のヒントっぽい文章も英語なので翻訳しながらプレイしつつも、結局意味が分からず自力で解くしかなかった。

 

だからこそ、謎が解けた時の気持ちよさはありますし、丁寧な操作テクニックを余裕されるなど、かなり本格的な3Dアクションなんですよね。

その他にも意外と自由に遊べて、街の中ではリスを追いかけるエージェントや住人があちこちに居て、住人に銃を向けると手を上げドングリを落とさせたり、エージェントを倒すことで武器やドングリを手に入れることができ、好き放題暴れられます。

 

車やドローンに乗って駆け回ることも出来ちゃうんだよね

 

ドングリは街の至る所に配置されているリスの衣装や武器をアンロックするのに必要なアイテムなので、必然とエージェントを倒す必要がありますが、色々な武器で試し打ちするのがとにかく楽しかった。

銃は意外にも種類が多く、ハンドガン、マシンガン、ショットガン、マグナム、ロケットランチャーなど5種類以上もあり、弾薬の数や攻撃力など銃によってしっかりとした個性があります。

 

また、銃を撃つ時の衝撃を利用して移動したり、ジャンプ中に撃てば空中を移動できたり、ただ敵を撃つだけではなく様々なシーンでアクションとして活躍できるようになっていました。

 

リスと銃をここまで上手く使い、面白おかしく3Dアクションゲームとして落とし込んだセンスが本当に面白い。

 

結局は黄金のドングリを手に入れ新しいエリアへ行くという王道の3Dアクションゲームでしたが、この面白さは是非プレイしてほしい。

 

良かったところ

意外と面白い3Dアクション

基本アクションはジャンプと移動、そして銃を撃つ。

たったこれだけにも関わらず世界観が馬鹿げているせいか成立してしまうほど面白かった。

 

とある街が舞台となっていますが、ある家の中では溶岩があったり、急にポールダンスを躍らせれたり、結婚式を手助けしたり、リスがやることじゃねーだろと、ついつい突っ込みを入れたくなるほどジョーク満載でネタとしては本当に最高。

 

また、車、水上スキー、ドローンと意外にも乗り物までしっかり用意されており、アクションの幅が広く、謎解き、ギミックもしっかりしているんですよね。

 

変に最新のトレンドを入れず、ちょっと一昔に流行ったであろうネタっぽさを入れているところがマジでセンスがある。

 

数多くの3Dアクションゲームをプレイしてきましたが、ここまで振り切っているゲームは今となっては珍しいと思うんですよね。

 

集めがいがある収集アイテム

本作にはゲーム進行に必要な黄金のドングリの他に、リスの衣装が収集アイテムとしてあるのですが、これがとにかく可愛い。

 

リアルに表現されたリスだからこそ、変な衣装を着させると可愛く見えてしまうんですよね。

リス好きにはたまらない一面もあります。

 

そして、そんな衣装を手に入れるには謎解きをする必要があるのですが、これといってヒントはなく、ほとんど自力で見つける必要がありました。

 

唯一ヒントと呼べるものは各エリアの隅に配置されているポールに登ることで何処に何が隠されているか表示させることができるのですが、ちょっとした短文が英語で表示されるだけなんですよね。

 

これを頼りに自分の頭をフル回転させて謎を解く必要があるのですが、解けた時の「よっしゃー!」と声を上げたくなる嬉しさが忘れられないですね。

 

それ程までに気がついたら衣装探しに夢中になっているんですよ。

 

ゲームをただクリアするだけなら4時間ほどでクリアできてしまうボリュームなだけに、可愛い衣装探しに時間を使わせるところが、いやらしくも嫌いじゃなかったですね。

 

気になったところ

当たり判定や操作感が雑

敵であるエージェントに対してリスの攻撃が当たったり、当たらなかったり、当たり判定が少し雑な部分がありました。

これといって重要なことではないが、ボス戦になるとちょっと焦ったよね。

 

また、乗り物に乗った時の感度が激しく、扱いがものすごく難しい。

特に車の操作感は全くなれなかった。

 

逆にこういう雑なところも味として僕は捉えましたが、慣れるまでが大変ですので、無理な人には無理だろうなと感じましたね。

 

まとめ:squirrel with a gun(スクワール ウィズ ア ガン)

発売前のトレーラーを観てからずっとプレイしたかった本作。

予想を遥かに超えるバカゲーかつ3Dアクションゲームとしての完成度も高かったので、これは紹介したい!と思い、今回レビューさせていただきました。

 

値段は2,000円前後と高くないので、気になる方は是非プレイして欲しい作品です。