ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『ULTROS(ウルトロス)』サイケデリックな世界観に何度もループしてしまう謎が魅力的なメトロイドヴァニア系アクションゲーム【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、サイケデリックな世界観に何度もループしてしまう謎が魅力的なメトロイドヴァニア系アクションゲーム『ULTROS(ウルトロス)』のレビューをさせていただきます。

 

他のメトロイドヴァニアでは体験できないと思わせてくれるサイケデリックな世界観は本作の魅力でもあり強みのひとつ。

 

さらに、ただ複雑なマップを探索するだけではなく、ある条件を満たすとスタートからやり直しになるループというシステムがあり、謎が多いゲームなんですよね。

 

そんなULTROS(ウルトロス)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

探索ゲームが好きの方、サイケデリックな世界観が好きな方、メトロイドヴァニア系のゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【6点】

 

  • サイケデリックな世界を冒険するメトロイドヴァニア

  • ストーリーを理解するのが難しい

  • 戦闘やマップは単調で飽きてしまう

 

作品紹介

作品紹介
製品名 ULTROS(ウルトロス)
ハード PlayStation4、PlayStation5
ジャンル メトロイドヴァニア
発売元 Hadoque、El Huervo AB、Kepler Interactive
開発元 Hadoque
発売日 2024年2月13日

 

プレイ後の感想

サイケデリックな見た目に魅力を感じ、プレイさせていただいたのですが、思っていたようなメトロイドヴァニアではなく、戦闘や景色が単調でちょっと残念でした

 

まず本作の世界観をご紹介すると、

「乗っていた宇宙船が宇宙を漂流する巨大生物「サルコファガス」と衝突したことで、その生物の体に漂着することから始まる。

サルコファガスは、Ultrosとして知られる古代の悪魔を宿していて、永久にループするブラックホールの中に囚われる。

そんなUltrosの世界を探索しつつ、自分だけのオリジナルな戦闘スタイルを試し、極めていこう。ループを1回繰り返すたび、あなたは真実へと近づいていく。」

 

ということなのですが、そもそもストーリーが難しくて僕の頭では理解できなかった。

サルコファガスとは一体なんなのか、ウルトロス?そしてシャーマン、色々難し過ぎるんですよね。

 

ただ、メトロイドヴァニア系のゲームって本作同様ストーリーが難しいものが多いので、正直ストーリーにはあまり期待していなかった。

 

やっぱり期待すべきところは、探索と戦闘。

 

さらに、本作はループするということが一番気になっていて、ローグライクの要素でもあるのだろうか?と思っていたけど、実際にプレイしたらローグライク的な意味のループではなかった。

本作の目的はシャーマンと呼ばれる人?を解放することが一番重要となっていて、マップ上に初めからアイコンが表示されていて、そこへ向かうことが目的となっていました。

 

そして、1体ずつシャーマンを解放するごとにループするのですが、ループした際今まで集めたアイテムやスキルは全てリセットされ、1からまたやり直しさせられるのですが、ループしたかといってマップが変わったり、敵が強くなったりすることなく、同じマップを探索することになります。

 

ループする度に敵が強くなっていけばまだ面白かったけど、そうではなかったですね

マップはサイケデリックなグラフィックでとても美しく、世界観に没入できるのですが、広いメトロイドヴァニアのマップを探索していても、あまり目立った景色の変化はなく、ちょっと残念でしたね。

 

人によっては見にくいと感じる人もいるかもしれない。

また、景色だけではなく、戦闘アクションも期待外れでした。

 

様々な戦闘アクションを組み合わせてボス戦などを楽しむメトロイドヴァニアとは違い、多彩なアクションはほとんどなく、ただ単調な攻撃をするだけ。

 

しかも敵も弱く戦闘の緊張感や緊迫感が全くないんですよね

 

雑魚敵にやられることもなければ、そもそもボスと呼べるような強敵も居ないので、とにかく死ぬことがない。

 

ただただ、シャーマンの解放という目的に向かって進むだけでした。

今回、12時間程度でクリアすることができたので、ボリュームも言うほど多くは無かった。

 

ただ、ゲームを進めているとマルチエンディングが用意されているような伏線はいくつかあったので、全てのエンディングを観ようとすれば、まだまだ楽しく遊べるかと思いますが、ヒントが少なく僕は面白味に欠けると思ったので、今回は通常エンディングだけ見て、レビューさせていただきました。

 

よかった所

サイケデリックな世界観

本作をプレイするキッカケになったのが他のゲームではあまり見ないサイケデリックな世界観に惹きこまれたから。

 

あのホットライン・マイアミなどで有名なアーティストEl Huervo(エル ウエルボ)による奇抜なアートスタイルがウルトロスの世界観に惹きこんでくれます。

 

また神秘的なサウンドトラックがよりサイケデリックな雰囲気を醸し出しており、ちょっと不気味だけど何故か気持ちが落ち着きます。

 

広く見えて迷わないマップ

メトロイドヴァニアと言えば探索しがいのある広大なマップ。

 

何処へ行けばいいか迷ってしまうと思いがちですが、本作は助け出すシャーマンの位置が初めからマップに表示されているので、まったく目的地が分からないメトロイドヴァニアに比べると意外と迷わず進めました。

 

ただ、少し残念だったのが、代り映えしないマップなので、見ていて飽きてしまったりワクワクすることがあまりなかったですね。

 

スキルの習得方法

本作では攻撃力アップや体力アップなどステータスが向上するスキルの他に、アクションが増えるスキルやマップ上に敵の位置を表示させるスキルなど、色々な種類のスキルを覚えることができます。

 

スキルを覚える際には、敵を倒した際にドロップする肉片などを食べてスキルに必要なステータスを上げてから覚えることができるようになっており、敵が落とすドロップアイテムによって、スキルを覚えられる順番がループするごとに変わるので、面白さがありました。

 

ただ、個人的には覚えられるスキルがちょっと少なく感じましたね。

もう少し幅広いアクションを覚えられたら嬉しかったかな。

 

気になった所

ボス戦が少なく戦闘は単調

本作これといってボス戦がなく、雑魚敵との戦闘ばかりなのですが、戦闘そのものは単調で緊迫感や迫力は一切なかった。

 

メトロイドヴァニア系の戦闘って、やるかやられるかの緊張感や緊迫感が魅力のひとつでもあると思うのですが、一切ないんですよね。

 

先ほど、スキルについて少し触れましたが、スキルを覚える必要性もあまり感じられないほど、戦闘がそこまで重要ではないと思ったからなんですよね。

 

ひとりひとり仲間のような生命体を助け出す際に強力なボスと戦えるようなシチュエーションがあれば、もうちょっと楽しめたかな。

 

ストーリーが分かりづらい

この手のジャンルのストーリーってどうも理解するのが難しくて、やっぱり本作も例外ではなく難しかった。

 

キャラクターとの会話もちょいちょい直訳っぽい言い方や言い回しがあり、なかなか頭に入ってこなかった。

 

むしろ、本作のストーリーを理解してプレイしたユーザーっているのだろうか?っていうほど難しい。

 

ただ、ストーリーが分からなくても目的は明確に分かるので積むということはなかった。

 

メトロイドヴァニア系のゲームにどこまでストーリーを求めるかによると思うのですが、僕はどちらかと言えば探索に重きを置いているので、ストーリーが理解できなくても十分に楽しめたのは間違いない。

 

でもやっぱり、もう少し分かりやすくしてくれると世界観に更に没入できるので、個人的にはちょっと惜しかった。

 

ループがちょっと面倒

本作では全部で7体いるシャーマンを1体ずつ救うと、スタート地点に戻され、それまで覚えたスキルや手に入れたアイテムなど全て無くなってしまい、1から再スタートさせられます。

 

ローグライクとはまた違い、一度訪れたマップは表示されているので、時がループするということなのか、これがちょっと面倒でしたね。

 

いくらアイテムを揃えてもスキルを覚えても全て1からやり直しだし、スタート地点からっていうのが、面倒。

 

ローグライクではないので、マップは同じマップを行ったり来たりするので、景色に飽きますし、ループするほど敵が強くなるというわけでもなく、同じステージを何度もやられるといった感じ。

 

メトロイドヴァニア系なのであればループは必要なかったのではないかな?と個人的には思いました。

せめて、敵が強くなっていたり、配置が変わっていたり、ループするごとに何か変化が欲しかったところです。

 

まとめ:ULTROS(ウルトロス)

今回通常エンディングだけのレビューなのですが、それでもボリュームが少なく物足りなさを感じた。

 

また、トレーラーを観た時のワクワク感が実際に本作をプレイした時に、感じられなかったのが一番残念に思えました。

 

ただ、グラフィックや世界観など、ゲーム全体はそれなりに楽しめましたので、メトロイドヴァニアをあまりプレイしたことがないユーザーにもおすすめできる作品です。