ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『ラジィ 古の伝説』悪魔にさらわれた弟を助ける為、神の力を手に入れた姉の大冒険がはじまる【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、悪魔にさらわれた弟を助ける為、神の力を手に入れた姉の大冒険が体験できる『ラジィ 古の伝説』のレビューをさせていただきます。

 

インド神話をモチーフしている本作は、世界観だったり、音楽だったり、エキゾチックな体験ができるほか、神様から選ばれた主人公ラジィを操作して悪魔にさらわれた弟を助け出すアクションアドベンチャー。

これだけ聞くとワクワクしますよね!

 

そんな『ラジィ 古の伝説』を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

インド神話好きの方、雰囲気ゲーが好きな方、3Dアクションアドベンチャーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【4点】

 

  • グラフィックは綺麗なのに視点が引きなのでアクションの迫力が薄い

  • ストーリーがバットエンドっぽくて着地がイマイチ

  • アクションが単調で飽きる

 

作品紹介

作品紹介
製品名 ラジィ 古の伝説
ハード PlayStation4、Switch、XboxOne
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 テヨンジャパン
開発元 Nodding Heads Games, SUPER
発売日 2021年8月5日

 

プレイ後の感想

インド神話や遺跡、神様など、宗教色が強く今までに出会ったことのないゲームジャンルだっただけに新鮮な気持ちでプレイすることができ面白かった

 

本作のストーリーを簡単にご説明すると、昔人間と悪魔で争いがあり、悪魔を封印し人間が勝利したと思われていた日、突然悪魔の封印が解かれ、次々に子供をさらっていく悪魔の中に主人公ラジィの弟ゴルーも悪魔に連れ去られる。

 

ラジィはゴルーを探しに冒険へ出かける最中、3人の神々から授けられた「神々の御加護」を使い、立ちはだかる悪魔を倒し弟を救い出すっていう物語。

 

ありがちなストーリーなんだけど、インド神話をモチーフにしているから、新しい感じがして結構惹きこまれたんだよね。

 

神様は主に雷属性のドゥルガー火属性のヴィシュヌ冷気属性のシヴァの3人が居て、それぞれから力を授かり属性攻撃することができるようになる。

 

武器も意外と豊富で、槍、弓、片手剣、チャクラム4種類使え、それぞれの武器を活かした戦闘アクションが楽しめた。

 

ここまで聞くと結構良ゲーに思える本作だけど、全て台無しにしたのがカメラ視点。

このゲーム何故かカメラ視点がかなり引き気味から映していてキャラクターや敵が小さく見づらいんだよね。

 

せっかく面白い戦闘アクションも小さく映るから迫力も爽快感も全くなく、ただ何かしてるっていう作業感が強く感じた。

本作のステージは主に大自然の中だったり、遺跡の中で、グラフィックがとても綺麗で細かいところまでこだわりを感じるのに、カメラ視点が引き気味だから、どうも没入感を感じられなかった。

 

かなり勿体ないよね

 

マップも広く戦闘も多く、ギミックも少しながらそれなりにあるけど、カメラ視点が引き気味なので、この先何が起こるのか、どんなギミックがあるのかが常に見えながら移動するので、ボリュームが少なく見えてしまうんですよ。

 

これがカメラ視点アップで映していれば、ダンジョンなんかもうちょっとワクワクできたと思うんだよね。

 

そこだけが残念なところだけど、それのせいでゲーム全体が残念になっているようにも思えた。

 

よかった所

世界観や音楽

インド神話をモチーフにしているゲームって出会ったことがなかったので、新鮮な気持ちでプレイすることができた。

音楽もそれっぽい音楽で雰囲気出ていたし、遺跡の作りこみもよかった。

 

ただ、逆に言えばそれぐらいしか良かったと思える箇所がなく、あくまで雰囲気ゲーにとどまる程度でしたね。

 

遺跡をモチーフにしたアクションゲームって大体がギミックのオンパレードっていうゲームが多いので、それを期待すると拍子抜けですが、世界観だけを見ると個人的にはよかった。

 

気になった所

引きの視点が勿体ない

グラフィックはインディーズゲームの中でも綺麗で丁寧な作りがされていました。

細かいところにこだわりを感じ、とても良かったのですが、視点が何故か引き気味で遠くから映してるんですよね。

 

これの意味が全く分からず、確かに背景が見えたり、マップの全体像を把握するのにはいいかもしれないが、引きで映しているせいで爽快感も迫力も全くない。

 

なんだったら綺麗なグラフィックももっと近くで見たいし、ステージ構成も悪くないのに、引きで映しているせいで、先の仕掛けやギミックが見えちゃっててワクワクしないんだよね。

 

アップで映していれば評価がかなり変わったと思うのでかなり残念だった。

 

戦闘に迫力も爽快感もない

視点が引きなので、戦闘に迫力も爽快感も全くない。

小さい人形が何か動いてる程度の見え方しかできなくて、せっかく神様から授かった派手な能力なのに、カメラ視点のせいで残念としか言えない。

 

意外にもアクションは豊富で、ただ攻撃をするだけではなく、壁を利用してジャンプ技を出したり、棒の周りを回転して敵を気絶させたりすることができるし、武器種も意外と多くて、槍、弓、片手剣、チャクラム4種類あるんだよね。

 

これが結構色々な遊び方があって面白かったのに勿体ない

 

また、神様から力を授かる際に、神様によって属性が異なっていて、雷属性のドゥルガー火属性のヴィシュヌ冷気属性のシヴァと3属性操れるようになるのですが、スキルで覚えた技の発動条件がイマイチ分からず、適当に攻撃して終わってた。

 

ここをもう少し分かりやすくして、カメラもアップにして迫力や爽快感がでれば、最高に面白かったと思うけどね。

 

ストーリーの終わりがイマイチ

弟を助けたけど結局悪魔を倒しきれずに終わったような感じでストーリーの着地がふわっとした。

 

ずっとインド神話の雰囲気でストーリーが進んでいるにも関わらず、最後の最後で精神世界のようなステージを歩き、その中で弟を見つけハッピーエンド?となるような終わり方に納得できなかったなー。

 

ここまで神様の力を使って進んできたのだから、最後は3体の神様の力を総力してボスを倒したかった。

 

そもそもラスボスも弱すぎるのが拍子抜け。

相手も悪魔の力をもうちょっとド派手に使ってほしかったところ。

 

まとめ:ラジィ 古の伝説

6時間程度プレイすればクリアできるボリュームなので、がっつりアクションゲームをプレイしたユーザーにはおすすめできないが、本作は雰囲気ゲーなので、インド神話が好きなユーザーには刺さるかもしれない。

 

それでもストーリーがちょっと薄かったのでなんとも言えない評価ですね。