ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

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【レビュー】『大神 絶景版』まるで昔話を観ているかのような没入感がある、誰もが知っている神様が織りなす感動のアクションゲーム!【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

本日は、様々なハードでリメイクを繰り返すほどの根強いファンを持つ大神のHDリマスター版『大神 絶景版』のレビュー記事です。

 

ずっと気になっていた大神というゲーム。

 

新作が出るたびに話題になっていて根強いファンがいるんだなーとスルーしていたのですが、よくよく調べてみると新作が発売されているわけではなくて、ずっとリマスター版が色々なハードで発売されていることに気がつき、めちゃくちゃ気になってしまい今回買ってみました!

 

なんでもオリジナルはPS2で発売されており、結構昔のゲームみたいですね

 

ゲームスタジオが無くなってしまったみたいで新作どころか続編も作られることはない色々な意味で神ゲーとなった作品です。

 

内容はストーリーがメインのアクションゲームで、水墨画のような和調グラフィック。

 

日本神話や昔話にでてくるキャラクターがめちゃくちゃ登場する海外ウケもするであろう、日本をてんこ盛りにした内容でした。

 

そんな大神を最後までプレイしてみた率直な感想とともに【よかった所】【気になった所】を詳しくご紹介したいと思います。 

 

日本神話や昔話が好きの方、和グラフィックや音楽が好きな方、ストーリーメインのゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【9点】

 

  • 水墨画のような和調な美しいグラフィック

  • アクションよりもストーリーがメイン

  • ゲームというよりひとつのアニメーションを見ているかのよな没入感がある

 

作品紹介

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作品紹介
製品名 大神 絶景版
ハード PlayStation4Switch、XboxOne
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 カプコン
開発元 ヘキサドライブ
発売日 2017年12月21日

 

プレイ後の感想

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とにかくストーリーが泣ける!ただの冒険ものアクションゲームだと思いきや日本昔話を観ているかのような波乱万丈で途中タイムリープなんかもあり、ラスボス戦の演出で手に汗握らされました!

 

本作は日本の昔話や神話に出てくる神様や人物の名前をしたキャラクターが数多く登場し、ストーリーもそれに沿ったような内容になっていました。

 

例えば皆が知っている、弁慶とか牛若丸とかヤマタノオロチとかかぐや姫とかね。

 

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惹きつけられるのはストーリーや世界観もさることながら、やっぱり本作の特徴でもある【水墨画のようなグラフィック】が一番目に止まりました。

 

この水墨画のようなグラフィックだからこそ、登場人物だったりストーリーが、より頭に入ってきやすく、没入感もあったと思います。

 

さらに主人公が【オオカミ】という他にはあまり見ない斬新な設定も個人的にはハマった部分でした。

 

ケモナーホイホイですよね笑

 

まだまだ魅力はたくさんあって、やりごたえのある収集アイテムの回収なんかもそのひとつですね。

 

ただ普通にストーリーをクリアするだけでも僕は30時間ほど掛かったんだけど、全てのアイテムだったり隠し要素も解放させようとすれば、軽く40時間ほど遊べるんじゃないか?と個人的には思いました。

 

アイテム回収の他にもサブイベントも色々用意されていて、全てはクリアしていないのですが、サブイベントをクリアしているとストーリーのフラグだったり、裏側っていうのかな?そういうのが後々分かったして、ゲーム全体が面白くなるようになっていました。

 

流石に全てのサブイベントをやろうとすると時間が足りなくなっちゃうので、必要なものだけクリアしましたが、それでも十分ストーリーは楽しめました。

 

本作はアクションゲームなんだけど、アクションはメインではなくて、あくまでストーリー重視のゲームでした。

 

アクションを期待している人にはちょっと違うなーと思うところもあるかと思います。

 

ただ、数多くのダンジョンを冒険することになるのですが、ゼルダの伝説のような謎解きが多い。

本作の特徴でもある【筆しらべ】というアクションで謎を解いたり、ボスを倒したりすることができます。

 

これについては「よかった所」で詳しくご紹介しています。

 

兎にも角にも1度プレイすれば本作の魅力は絶対に伝わるはず!

本作はHDリマスター版で実はオリジナルは2006年にPS2で発売されているゲームなんだよね。

 

そんな昔からあるゲームが未だにリマスター版で発売されるっていうことは、それだけファンが居るし面白いし間違いないっていう証拠だと思うからマジで是非是非遊んでみてください!

 

よかった所

水墨画のような和調なグラフィック

f:id:kennzya:20210502184449j:plain本作は、掛け軸などで見られる水墨画のような和調グラフィックが特徴でした。

 

キャラクター、アイテム、マップなど全てが水墨画の様なグラフィックで表現されていました。

 

とくにキャラクターのデザインが特徴的で人の顔をハッキリと表示させていないのに、なんとなく雰囲気でそのキャラクターの顔が見えてきたり、動きに特徴を持たせることで、水墨画の曖昧な表現が生きていました。

 

また、水や草木、風や火といった自然のものさえも水墨画で表現されていて、とても優しい表現で動きも自然だったため、景色を眺めているだけで時間を忘れさせてくれるほど美しかったです。

 

日本神話や昔話に出てくる神様が多く出演

f:id:kennzya:20210502184458j:plain誰もが聞いたことがあるであろう日本神話の神様や昔話に登場するキャラクターが数多く出演していました。

 

例えば、牛若丸と弁慶だったり、かぐや姫や里見八犬士、一寸法師やアマテラスなどなど言い出すとキリがないのですが、このようなキャラクター達の物語なのでキャラクターも覚えやすかった。

 

見た目や性格などは大神風にアレンジされているけどね笑 

 

世界観、ストーリーが作りこまれている

f:id:kennzya:20210502184507j:plain色々な神様が織りなす感動のストーリーが作りこまれており、完成度がめちゃくちゃ高かった。

 

みんながみんなハッピーエンドではなく、時には命を犠牲にして助けたりするシーンなんか涙無しでは語れない感動がありました。

 

次から次へと降り注ぐ悪を神様が手を取り合って乗り越えていくストーリーは今までに体験したことのないゲームだった。

 

ゼルダの伝説っぽい謎解きダンジョン

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数々のダンジョンが用意されている本作。

 

ただ敵を蹴散らして奥へ奥へ進むというアクションメインのダンジョンではなく、ひとつひとつ謎を解きながら奥へ進んでいくゼルダっぽいダンジョンが多かった。

 

筆しらべと言う画面上に筆で特定の記号を描くことで、昼夜を手動で切り替えたり、枯れ木に花を咲かせたり、水や風や火といった属性を操ったりできる、まさしく神業を使って謎を攻略していくのがメインでした。

 

ですので、頭を使わされることが多く、敵を蹴散らしてどんどん進めていくのが好きという方には向いていないかもしれません。

 

しかしゼルダっぽい謎解きダンジョンが好きな人にとってはやりごたえのあるダンジョンが多いのでかなりオススメです。

 

気になった所

戦闘が物足りない

f:id:kennzya:20210502184537j:plain本作をプレイする前、激しい戦闘を期待していたゲームだったのですが、実際は初心者に優しいボタン連打で簡単に敵を倒せる内容になっていました。

 

レベルなどステータスはとくに用意されておらず、武器を切り替えることは可能ですが、戦闘に対してはあまり細かく作りこまれていなかったです。

 

ボス戦はそれぞれのボスに対して【倒し方】というものが用意されていて、倒し方を知らないといつまでも倒すことができないので、ボス戦は臨場感があって面白かった。

 

ボス戦もある意味謎解きに近い戦い方だったかな。

 

会話の単語が難しい

f:id:kennzya:20210502184547j:plain日本神話や昔話といった世界観がしっかりしているのですが、逆にしっかりしすぎていてキャラクターが喋るひとつひとつの単語が昔の言葉を使って会話するので理解するのに難しいと思う場面もあります。

 

ただ、だからといってストーリーが理解できなくなるというわけではないので、雰囲気を味わう意味ではこれでよかったとクリアしてから思います。

 

序盤は「え、意味が分からない」ってなったけどね笑 

 

まとめ:大神 絶景版

どうして今までスルーしていたのか自分を怒ってやりたいほど、めちゃくちゃ良作でした。

 

そもそもこんな良作をPS2で発売していたんだから、そりゃ人気作になるし未だにファンも多くてリマスター版でるに決まってるよなーと納得のいく作品でしたね。

 

ファンの皆さんは続編を心待ちにしているらしいですが、その意味がようやく分かりました。

 

是非皆さんもたまにはこういった感動作に触れてみてはいかがでしょうか。