ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『アウトキャスト 新たなる始まり』未知の惑星で目覚めた主人公。見たことのない種族が戦っていたのは人間?この惑星で一体何が起こっていたのか?【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、未知の惑星を大冒険するオープンワールドTPS『アウトキャスト 新たなる始まり』のレビューをさせていただきます。

 

美麗なグラフィックと未知の惑星での大冒険に惹かれた本作。

TPSアクションも魅力的ですが、どちらかと言えば背中に背負ったジェットパックで広大なオープンワールドを自由自在に探索できると知り、ますます興味が湧いた作品。

 

そんなアウトキャスト 新たなる始まりを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

TPSというジャンルが好きな方、オープンワールドが好きな方、サバイバルなゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【3点】

 

  • PS5ならではの美麗なグラフィックの中で探索ができる

  • ストーリーが意味不明で全く面白くない

  • クエストばかりの作業ゲー

 

作品紹介

作品紹介
製品名 アウトキャスト 新たなる始まり
ハード PlayStation5、Xbox Series X/S
ジャンル オープンワールドTPS
発売元 THQ Nordic
開発元 Appeal Studios
発売日 2024年2月14日

 

プレイ後の感想

ジェットパックで広大なオープンワールドを自由自在に探索できるものの、探索する意味を全く感じられないし、専門用語が多すぎて、やっていることが作業ゲーですぐに飽きた

 

まず本作の世界観を簡単にご紹介すると、

「全能の力を持つヨッドによって蘇ったスレイドは、タランの惨状と天然資源が枯渇した世界を目の当たりにし、侵略を続けるロボット勢力と自身の過去の因果を知ることになります。

任務を遂げて惑星を再び救えるか、すべての運命がスレイドに託される。」

 

ということなのですが、公式の説明を見ても意味が分からないですよね。

 

本作は、とにかくストーリーが意味不明で展開が雑だと感じましたし、専門用語ばかりで理解が追い付かない。

なんとなく分かった事は、アバターのストーリーに似ているなーという印象だけ。

キャラクターとの会話中、用語集というものを見ながら会話を聞くことができるのですが、用語集を見ないと何を喋っているのかさっぱり意味がわからないし、そもそも用語集を見ながら会話を理解させるあたり、この世界観に没入させる気がないやろと思いました。

 

しかも本作はオープンワールドなのですが、メインクエストとサブクエストの差別化が非常に分かりにくく、常にサブクエをやらされている感が凄いんですよね。

 

やりごたえがあり、面白いサブクエならまだしも、ほとんどがお遣いクエスト。

 

そのお遣いクエストもスムーズに進むことはなく、集めたアイテムを何処へ持って行けばいいか、いまいち分からなかったり、バグが発生して一度ゲームを再起動させたりと、とにかく雑なんですよ。

 

なので作業ゲー化するんですよ

 

これPS4初期のゲームじゃないよね?と疑いたくなるほど。

本作は、ジェットパックを背負っていて自由自在に動き回ることができ、アップグレードでブーストダッシュや滑空といった移動方法もアンロックされていきます。

 

この点については非常に良くて、爽快感がありめちゃくちゃ気持ちよかった。

滑空中にスピードを上げることで、空を飛んでいるような感覚だったり、ブーストダッシュの爽快感はついつい「ひゃっほー!」と叫びたくなるほど面白かった。

ただね、オープンワールドなのに探索する意味がまったく感じられない。

 

いかにも探索させる気で作られたであろう高低差が激しいマップなのに、探索した際に何か特別なアイテムが手に入るわけでもないし、ダンジョンなど攻略するべく要素もほとんどないし、ただただ険しいジャングルが広がっているだけ。

 

トレーラーを観た時、若干ホライゾンのような世界観、アンチャーテッドのような冒険を予想していたのですが、冒険要素が全くなく期待外れもいいところでした。

 

遺跡の中を冒険、洞窟や海中の中を探索などめちゃくちゃ期待していたんですけどね。

そもそも、海中に潜ることができるのですが、潜って何か意味がある?というレベルなんですよね。

唯一冒険要素があると言えば、敵の拠点を襲うだけ。

 

ただ、敵と言っても機械が相手なのですが、どの拠点を襲ってもやることは同じだし、敵の種類も変わらず、どの拠点でもずっと同じ敵。

 

ワンパターン過ぎてすぐに飽きます

 

武器の種類も僕が見つけた限りでは2種類しかないし、そのうち1種類が強すぎてそっちしか使わないので実質1種類しか武器がないようなもの。

 

大型のエイリアンや昆虫など、バケモン級の敵が出てくることも全くない。

ちょっと大きいミミズみたいな敵が出てくるが、めちゃくちゃ弱いんですよね。

 

トレーラーを観た時のワクワク感を返してほしいとまで思ってしまった。

 

ゲームのボリュームは20~30時間ほどありますが、このほとんどがずっとクエストをこなしている時間です。

 

探索に使った時間はせいぜい3時間程度ですね。

 

なので、探索を期待している方や冒険、ストーリーを期待している人にはマジでおすすめできない。

 

このゲームをどんな人におすすめできるか考えたけど、どうも難しい。

 

グラフィックだけはPS5の性能をフルに使っていて、ものすごく綺麗なので、スクショを撮るのが好きな人や美麗なグラフィックの中、目的もなく探索するのが好きな人には向いているかもしれませんが、それはもはやゲームとしてどうなんだろう?と思ってしまいますよね。

 

よかった所

世界観とグラフィック

本作、唯一のよかった所ですね。

異世界転生もののような世界観にPS5の機能をフルに使った美麗なグラフィックは息をのむほど綺麗で、これだけ見れば没入感があります。

 

ただ逆に言えばこれ以上に良かったところがなかったのが本当に残念でした。

 

例えばホライゾンもストーリーは難しいのですが、巨大な機械獣や探索しがいのある荒廃した建物など、それ以上に魅力が詰まっていたのですが、本作はそういったものがマジで一切ないんですよね。

 

どうも本作の魅力に気が付くことができなかったです。

 

気になった所

クエストはただの作業ゲー

とにかく面倒くさいの一言。

 

ストーリーを理解したいと思っていても、どれがメインストーリーのクエストなのかも分かりづらいし、サブクエひとつひとつ見ても、あちこち色々な街や村に行かされては、お遣いクエストばかりなので、無心で淡々とクエストをこなすだけのゲームでした。

 

他のゲームと比較して思ったことは、そもそもサブクエもストーリーの中に自然に織り込まれているからこそ、面白かったり、メインストーリーの裏側みたいな部分が分かるのが魅力的なのに、本作はそもそもメインストーリーも理解できないので、サブクエとして役割すら果たせていないんですよね。

 

純粋にクエストとして面白くないですし。

正直言って苦行でした。

 

ストーリーが全く理解できない

とにかくコレ。

専門用語使いすぎなんだよね。

 

しかも複数のキャラクターと会話しているとき、喋っているキャラクターの名前が表示されないので、今誰が何を喋っているのかが分かりづらい。

 

見た目がエイリアンなので、区別することも難しいし。

久しぶりにユーザー置いてけぼりストーリーに出会った感じ。

 

ただ、なんとなくわかることはアバターのようなストーリーっていうこと。

でもそれもなんとなくのレベルなので本当にそうなのかも分からず、クエストをこなして気が付いたら終わっていました。

 

終盤も雑な作りになっていて、急展開過ぎてマジで意味が分からなかった。

何故こうなってしまったんだろうと疑問に思ってしまった。

 

探索要素がなく単調な戦闘アクション

先ほどご紹介したように、探索も戦闘も単調かつ無いに等しいものでした。

 

唯一探索といえば遺跡の祭壇のようなものがあるのですが、そこではオレンジ色の光に導かれ、光と同じコースを制限時間内に辿ることが出来れば体力アップするというもの。

 

これもひと昔のPS2時代にあったようなミニゲームのようなもので、ものすごく退屈で面白くない。

 

エイリアンがうじゃうじゃいる遺跡の中を探索するクエストならテンションが上がるのに、PS5のゲームでただ光の玉を追いかけるだけってどういうこと。

 

しかも探索と呼べるものがこれぐらいしかない。

もうひとつ青い光る玉を追いかけるミニゲームのようなものがありますが、やってることがほとんど同じ。

 

戦闘アクションも魅力あるものとはお世辞にも言えず、PS3のゲームでこんなのあったなーというレベル。

 

敵のバリエーションは少ないし、弱いし、やってることが前半も後半も全く同じ。

探索も戦闘もひと昔のゲームでは面白いとされたいたものだろうけど、ただこれをPS5のゲームで詰め込んでも面白いとはならないよね。

 

まとめ:アウトキャスト 新たなる始まり

レビューは良かった所、気になった所をなるべくバランスよく紹介することを心がけていますが、今作においては気になった所が多すぎてこのような評価となりました。

 

あくまで僕個人が感じたことなのですが、おすすめできるゲームかと言われたら難しいですね。

せっかくここまで綺麗なグラフィックで広大なマップなのに本当に残念でならない。

壮大な冒険を期待していただけに、これじゃない感がでてしまいました。