ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

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【レビュー】『ゴッサム・ナイツ』バットマンが死んだ世界のゴッサムシティで凶悪犯が動き出す。仲間であるロビンやバットガールなどと一緒にゴッサムシティを救え!【評価・感想】

こちらの記事はSEGA様から商品提供をしていただきレビューを書かせていただいております。

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

本日は、バットマンの死後のゴッサムシティを描いた作品『ゴッサム・ナイツ』のレビュー記事です。

 

今回、SEGA様からレビューのご依頼を受けて遊ばせていただきましたゴッサムナイツ。

 

普段ヒーローゲームってあまり遊んだことがないので、どんな雰囲気なのか、元ネタを知らない僕でも楽しめるのか?そもそも面白いのか?色々疑問に思いながらも最後まで遊ばせていただきました。

 

いきなりですが、正直な感想は「僕に合わなかった」と思いましたねー。

 

なので今回は、どこが合わなかったのか?何故合わせなかったのか?そこについて詳しくレビューさせていただきたいと思います。

 

バットマンシリーズが好きの方、ダークなストーリーが好きな方、オープンワールドゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【4点】

 

  • バットマンが死んだ後のゴッサムシティを描いたストーリー

  • ゲーム進行が自由どころかやらされている感があり窮屈

  • PS4初期のようなシステムでPS5を活かしきれていない

 

作品紹介

公式HPより

『ゴッサム・ナイツ』は、かつてないほど圧倒的な没入感を実現したダイナミックなゴッサム・シティが舞台のオープンワールド型アクションRPG。
ソロまたは他のヒーローと2人でゴッサムの5つの区画をパトロールし、犯罪行為を阻止しろ。

作品紹介
製品名 ゴッサム・ナイツ
ハード PlayStation5
ジャンル アクションアドベンチャー
発売元 ワーナー・ブラザーズ
開発元 WB Games Montréal、QLOC
発売日 2022年10月21日

 

プレイ後の感想

全てにおいて僕には合わなかった作品で、とにかくやらされている感がありゲーム全体が窮屈に感じた

 

本作は、バットマンが死んだ後のゴッサムシティを描いたストーリーになっていて、バットマンが信頼する仲間バットガール、ナイトウィング、レッドフード、ロビン達が力を合わせて凶悪犯に立ち向かいゴッサムシティを平和に導くという内容になっています。

 

ストーリーの設定はこれといって気にならないし映画でもよくあるスピンオフ作品に近い物を感じましたが、とにかくゲーム全体のシステムが僕には合わなかった。

 

まず、ゲームを始まるとバットガールナイトウィングレッドフードロビンの4人から1人を選びストーリーが展開していくのですが、チュートリアルが終わった時点で、すぐに他のキャラクターに変更が可能。

 

てっきり僕は初めに選んだキャラクターのストーリーが楽しめると思っていたので残念

 

結局、自分が使いやすいキャラクターばかり使って、使いにくいキャラクターは全く使わなくなるのであまり意味を感じなかった。

 

だったらチャプターごとに使用キャラクターを固定して、各キャラクターに触れさせる方が僕は面白かったと思いましたね。

 

そして、ストーリー展開なのですが、クエスト方式で進んでいきます。

 

指定されたクエストをクリアして進めていくのですが、これが一番窮屈に感じた。

というのも、ほとんどが「おつかいクエスト」ばかりで自由度が全くない。

 

更には同じ様な内容のクエストばかりで飽きてくる

 

一番ストレスを感じたのは、メインストーリーだけをクリアして大まかなストーリーだけ楽しもうと思ったのですが、サブクエストもクリアしないとメインがクリアできないようになっていました。

 

これは僕の勘違いかもしれませんがマジで面倒くさい。

 

メインストーリーを攻略している途中でサブクエストをクリアしなくちゃいけないので、ストーリーも飛び飛びになり、内容が入ってこないし、先ほども言ったように同じようなクエストばかりやらされる。

 

多分、ストーリー上効率よくクエストをこなしていけば、上手いこと話が繋がっているようになるのだろうけど、やっぱり自由に遊びたい!という気持ちから、遊びたいクエストから遊んでいくとこういうことになるのかな?と思いました。

 

なので、なおさら自由度が少なく感じたんですよね。

 

戦闘もワンパターンで、ほとんど殴り合いしているだけ。

ド派手な必殺技があるわけでもないですし、これといってキャラクター個性を色濃く出しているわけでもない。

 

更にはPS4では発売されておらずPS5ゲームなのにアダプティブトリガー機能がなかった。

 

これだったらPS4でも発売すればよかったのにと思う。

グラフィックは確かに綺麗だけど、PS4でも十分だと思ったしね。

 

結局はキャラクターゲームなので、主人公たちの背景が分からないと没入できないですし、バットマンと言えばジョーカーを思い出すように、ヴィラン達もあまり知らないキャラクターばかりで、ボス戦も楽しめなかった。

一応、ハーレークイーンだったりペンギンといったバットマンの宿敵も出てきますが、「なんか違う」感がありピンとこなかった。

 

僕の印象ではゲーム全体を見るとPS4初期に発売されていたような内容のゲームだったのでPS5で遊ぶ意味があまり感じられなかったですね。

 

よかった所

雰囲気は映画のような世界観

ゲーム冒頭でバットマンと敵が戦うシーンがあるのですが、まるで映画を観ているかのようなリアルな質感というか、ほぼ実写じゃん!と思えるほど惹きこまれました。

 

ただ、少し残念だったのはムービーとゲーム画面では結構グラフィックに差があり、ムービーではそのような没入感といいますか、息をするのも忘れるぐらい魅入ってしまうのですが、ゲーム画面になった途端、「あ、ゲームだな」って感じました。

 

雰囲気だったりキャラクターの仕草だったり、街並みだったり、細かいところまで作りこまれていて、まるで映画の世界に入ったような没入感はありました。

 

気になった所

ミッションがおつかい形式

本作は指定されたミッションをクリアしながらストーリーが展開していくスタイルで、最近のゲームではよくあるシステムだと思いますが、オープンワールドの世界を遊びながら自然とそのミッションをクリアしてストーリー展開が進んでいくというよりも、ミッションを『やらされている感』が露骨にでていた印象。

 

サブミッションもあり自由度があるように見えるだけで、ただ典型的なミッションをクリアしてはストーリーを進めるという単純作業感がどうしてもありました。

 

なので僕には少し窮屈に感じましたね。

 

とにかく細かすぎてよくわからない

ゲームにおいてボリュームって大事だと思っていて数時間で終わっちゃうような中身のないゲームはダメだし、逆にやることが多すぎて細かくなり、よくわからない状況を作ってもダメだと思っていて、本作ではどちらかと言えばボリュームがあるように見えて、実際はただ細かいだけで、さほどやれることって少ないのかな?という印象でした。

 

やたらと文字が多いわりには、詳しく説明されないまま進んでいたり、結局何をしたら何を手に入れて、何ができるのかっていうところがアバウト過ぎてよく分からないし、純粋に面白くなかった。

 

各キャラクターの背景を知ってる前提

なんだかんだ言ってコレが一番大きいと思う。

 

バットマンと言えば誰しもが知っているヒーローで、映画を観ていない人でもなんとなくキャラクターとして分かりますよね。

 

本作ではバットマンが信頼している仲間の話しなのですが、バットガールナイトウィングレッドフードロビンが活躍するんですよね。

 

ロビンは昔ロビンマスクっていう名前だったと思うんだけど、かろうじて僕は知っていました。

 

ただ、他の3人は全く知らないキャラクターで性格も個性も知らないんですよね。

 

本作ではこれらのキャラクターの情報は詳しく紹介されず『知っている前提』でゲームは始まるので、知らないと確実に置いていかれます。

 

元々こういうキャラゲーのような作品はキャラクターを知っているファンへ向けて作られていることが多いので、知らない僕からしたらストーリーもよく理解することなく気が付いたら終わっていました。

 

なので、キャラクターのファンじゃない人にはオススメできないですね。

 

戦闘がほぼ殴り合いで面白くない

ヒーローと言えば、どちらかと言えばマーベルヒーローが頭に浮かぶので派手は攻撃だったり演出があるのかな?と思いきやDCコミックのヒーローだからなのか、戦闘がとにかく静か。

 

各キャラクターには特有の武器があり、一応それっぽい個性はあるものの、ほとんどただの殴り合い。

 

派手は演出もあまりないし、必殺技のようなアビリティはあるものの、これといってヒーローらしさはなかった。

 

これは僕のアメコミヒーローのイメージがド派手と思っていることが原因だとは思うのですが、そういった戦闘アクションを期待しているのであれば本作では期待外れになってしまうかもしれません。

 

吹き替えが欲しかった

アクションゲームなのでやっぱり吹き替えは欲しかった。

字幕と吹き替えだとストーリーの分かりやすさも変わってくるだろうし、なにより本作の字幕は改行がおかしくて見づらかったですね。

 

難易度はイージーがオススメ

今回、難易度ミディアムで遊んでみたのですが、雑魚敵の体力が多かったり、回避されてばかりだったり、戦闘がとにかく面白くなかったし、爽快感がなかった。

 

ミディアムは別のゲームで例えるとノーマルだと思うのですが、ノーマルの難易度でこれは気持ちよくなかったですねー。

 

ゲーム中盤で難易度をイージーに変えたら、逆に敵が急激に弱くなり、これでもないんだよなーと不満があった。

 

ただ、ミディアムでストレスある戦闘を遊ぶよりもサクサク進むイージーで遊んだ方がまだいいと思い、僕はイージーをオススメします。

 

ちなみに本作はベリーイージー、イージー、ミディアム、ハードと4つから難易度が選べるようになっています。

 

まとめ:ゴッサム・ナイツ

とにかくゲームではなく映画として観たかった作品でしたね。

ゲームとしては色々中途半端というか、PS5やXBOXシリーズという次世代機で発売したわりにはっていう内容だったのが残念でした。

更には30FPSしか出ていないことを知り、なおさら「え?マジで?」ってなりましたね。

 

今後買うかどうか迷っている方は、バットマンファミリーが好きかどうかで購入を検討したほうが良いでしょう。