ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『ミカと魔女の山』まるで魔女の宅急便?町の人達に荷物を届ける配達員となった魔女のミカのほのぼのとしたアクションゲーム【評価・感想】

こんにちは!ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、荷物を届ける配達員となった魔女のミカのほのぼのとしたアクションゲーム『ミカと魔女の山』のレビューをさせていただきます。

 

本作は映画「魔女の宅急便」のように、見習い魔女ミカが配達員となって、試練を受けにきたゴーン山の近くにある街で、人々と暮らす物語を描いたアクションアドベンチャーゲームとなっている。

 

音楽やゲームデザインがとても丁寧に作られた本作は、ミカの明るい性格もあり、とても心温まる体験ができました。

 

そんなミカと魔女の山を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

 映画好きの方、ダークなストーリーが好きな方、サバイバルなゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【6点】

 

  • 明るく元気に人々と暮らすミカから元気がもらえる

  • アクションアドベンチャーとして丁寧に作られている

  • 4時間程度でクリアできるのでボリュームが少なく感じた

 

作品紹介

作品紹介
製品名 ミカと魔女の山
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、Xbox
ジャンル アクションアドベンチャーゲーム
発売元 Chibig
開発元 Chibig、Nukefist
発売日 2025年3月13日
総プレイ時間 4時間

 

プレイ後の感想

見習い魔女ミカと共に魔女修行をするのですが、困っている街の人を助けながらミカの成長を共に実感でき、映画「魔女の宅急便」のような体験ができる素敵な作品でした

 

まずは本作の世界観ですが、「ミカ」は14歳の見習い魔女。

一人前の魔女になるため、ゴーン山の魔女オラガリの試練に挑むことになる。

 

その試練は「山のふもとから自力で頂上へ戻ること」 ミカは山のふもとまで落とされ、壊れたほうきを抱えてふもとの町へと向かう。

 

そこで陶芸職人アレグラと出会い、ホウキを修理してもらったものの、頂上へ戻るにはさらに質の良いホウキが必要になる。

 

そこでお金を稼ぎ、新しいホウキを買うため、空飛ぶ能力を活かし配達員として働き始める。

 

果たしてミカは立派な魔女になれることができるのか?ミカののんびりとした、ほのぼのライフを体験できるアクションアドベンチャーゲームとなっている。

 

そんな本作の魅力はやっぱり空を飛ぶ見習い魔女ミカ。

この愛らしくも元気いっぱいの見習い魔女が織りなす日常が非現実的で面白い。

 

ホウキを失ったミカは新しいホウキを手にすべくお金を稼ぐため配達員となるのだが、これが映画「魔女の宅急便」のようでした。

 

街の人々が依頼主となり、別の住人へ荷物を運んでほしいという依頼をしてくるので、荷物を安全に運ぶ必要があるんですよ。

 

荷物によっては割れ物や濡れ禁止といった現実でもよく目にする繊細な荷物が多く、荷物に耐久度があり、耐久度が0にならないように届ける必要がある。

と、いうのも、本作には評価システムがあり、グリーンマーク、イエローマーク、レッドマークとそれぞれ評価される。

 

荷物にダメージがない場合はグリーンマークが貰えるので、気を付けながら運ぶ必要があるんですよね。

 

運ぶには魔女見習いならではの空飛ぶホウキで縦横無尽に空を飛び、運ぶことができる。

 

といっても好きなように空を飛べるわけではなく、気流をしっかりよみ、風の流れを味方につけて空を飛ぶので、少々癖のある飛び方なんですよ。

ミカはまだ魔女見習いなので、空を上手く飛べないんだろうね

 

配達の依頼をこなし、給料をもらうことで壊れたホウキを修復してもらったり、新しいホウキを手に入れることで、一気に運べる荷物の量も増えていくので、仕事をすればするほど効率が上がっていく。

 

荷物によっては、同じものを3つ運んでほしいという依頼もあるので、一気に3個4個運べるホウキは本当に便利なんですよ。

 

また、荷物を運ぶだけがミカの役目ではなく、あくまで魔女修行ということもあり、街の人達の困りごとを解決したり、仕事ではなく自主的に配達の依頼を請け負い、人々を救っていくこともできます。

 

ストーリーの進行度には直接関係ない依頼でも、ミカと共に時間を過ごしているとついつい困っている人を助けたくなってしまうんですよ。

 

そうして数日ここの街の人達とともに、成長したミカには魔女オラガリから最後の試練を受け、無事合格し立派な魔女へと成長していきます。

 

4時間ほどでクリアできる短い体験ですが、ひとつの物語を観ているかのような心温まるアクションアドベンチャーゲームでした。

 

良かったところ

のんびりライフ

ストーリークリアまで大体3時間~4時間程度と正直ボリュームは少ないのですが、この数時間の中でミカののんびりな生活と人々との暖かい関係性を築いていく様が、個人的には凄く温かみを感じて楽しかった。

 

住人もひとりひとり個性がありますし、皆でこの島を盛り上げようという気持ちがミカを通して凄く伝わってくるんですよね。

 

中には悪い奴もいて、それに立ち向かう住人なんかもいて、とても楽しかった。

 

正直なところミカには魔女らしさというものが全く感じられないのですが、そもそも魔女とはどういった存在なのかというところが本作においては凄く重要な立ち位置だったと思う。

 

ミカが受けた試練そのものが、魔女の立ち位置を問われているものなのかなとゲームをプレイしていて思った。

なんだか、ミカと一緒に僕も考えさせられましたね。

 

エンドコンテンツ

本作にはストーリーとは関係がない、自発的に進んで行う配達業務があり、これはエンドコンテンツとして楽しめるようになっていました。

 

ストーリーに関わる配達に関しては、目的地がマップに表示されるのですが、自発的な配達に関してはマップに何も表示されないので、少々苦戦させられました。

 

また、島中あちこちにナポポ像という石像が落ちていて、これを集めることによりミカの可愛らしいスキンやキーホルダーを手に入れることができるんですよ。

 

スキンに関してはミカの見た目を変えられるので、好みの見た目に変えたり、トレイルというアイテムはホウキで飛んだあとに残るエフェクトを付与させたりすることができます。

 

例えば小さな星屑を出したり、虹を出したりと魔女っ子のような演出ができるんですよね。

 

後は島のあちこちに大きなツボがあり、これを壊すとタロットカードが手に入ったりと、意外と集められるアイテムの種類は多かった。

 

そういった収集アイテムを集める楽しさもあります。

 

気になったところ

ホウキの速度が遅い

ミカはまだ見習い魔女ということもあり、ホウキの扱いが苦手なのかもしれないが、ホウキの速度が遅く、島のあちこちに移動させられるので、もう少し速度を上げて欲しかった。

 

そもそも、ミカは空を飛ぶというよりも、滑空しているといった感じで空を飛んでおり、自発的に浮くことができないんですよ。

 

なので、気流が発生しているところに積極的に近づき、上へ上へ運んでもらわないと、空高く上がれないんですよね。

 

ゲーム序盤ならこれでも納得できるのですが、せめてストーリー攻略後、ミカが立派な魔女になった際には、自発的に空を飛べるように成長してほしかったところ。

 

まとめ

数時間でクリアできてしまう内容なので、あまり濃い体験とは言い難いが、それでもミカの成長と暮らしを体験できて、とても満足のいく作品でした。

 

ただ、全体的にもう少し島の大きさを大きくしてほしかったり、ホウキでどこまでも飛べるようなアイテムがあれば、今よりもさらに満足できたかなと思いましたね。