【レビュー】PS4『メディーバル 甦ったガロメアの勇者』21年ぶりにリメイクされた可愛いホラーアクションアドベンチャー【評価・感想】

コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

本日は、21年ぶりにリメイクされた可愛いホラーアクションアドベンチャー【メディーバル 甦ったガロメアの勇者】のレビュー記事です。

こちらのゲームは1998年にプレイステーション用ソフトとして発売されたメディーバルのリメイク作品です。

21年ぶりに綺麗なグラフィックで返ってきたメディーバルですが、最近こうした3Dプラットフォームのゲームが海外で人気なのが伺えます。

初代プレスレ時代では隠れた名作と言われたメディーバルですが、その名の通りリメイク版もめちゃくちゃ面白くて最高でした。

そんなメディーバルを実際に最後まで遊んでみたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介したいと思います。

3Dプラットフォームのゲームが好きの方、可愛いホラーが好きな方、アクションRPGが好きな方におすすめのゲームです！ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【8点】

• ストーリーがしっかり作りこまれている

• コミカルなホラーで3Dプラットフォームのアクションゲームとして最高に面白い

• 難易度が初心者に優しく敵をサクサク倒せる爽快感がある

作品紹介

作品紹介
製品名	メディーバル 甦ったガロメアの勇者
ハード	PlayStation4
ジャンル	アクションゲーム
発売元	ソニー・コンピュータエンタテインメント
開発元	Other Ocean Interactive
発売日	2019/10/25
備考	※日本語版はDL専用販売

プレイ後の感想

オリジナルが元々持っている雰囲気だったりシステムを変に今風にリメイクせずに、ほぼそのままリメイクし、忠実に再現していて、メディーバルの世界に惹きこまれました

一見、ホラーゲームのような見た目、雰囲気に比べ実際にゲームを遊んでみるとユーモア溢れる内容になっており、ガイコツの主人公『ダニエル・フォーテクス』はちょっと天然な性格で怖いよりも『可愛い』と思えるゲームでした。

上手いことアメリカンジョークも混ぜつつ、ストーリーはしっかりと作りこまれており、雰囲気を崩さずダークなストーリーでした。

アクションもとても遊びやすく、基本攻撃は剣で敵をバサバサなぎ倒し、盾で攻撃を防ぐというもので、頭で色々戦術を考えながら戦うというよりも、直感的に感覚的に攻撃してもOKなので、とても遊びやすかった。

3Dプラットフォームゲームが好きでダークファンタジーが好きな人は絶対にオススメできるゲームです。

よかった所

リメイクならのでは最高のグラフィック

初代プレステ時代ではポリゴンが目立つ本作でしたが、リメイクとして生まれ変わった今、ものすごくグラフィックが向上し初代プレステ版を遊んだことがある人はもちろん、リメイク版しか遊んだことない人でも満足のいく美しいグラフィックでした。

草の表現だったり、水や火の表現だったり、3年前のPS4のゲームにしてかなり綺麗です。

本作はホラー要素もあるので、気持ち悪いと思ってしまうような描写まで綺麗に細かくリメイクされています。

考えさせられる謎解き&トラップ

本作はアクションゲームですが、謎解きも必要とするRPG要素も入っています。

主に○○の石版というアイテムがあり、各ステージに用意されてひとつの謎を解くと石版が手に入り、先へ進む門が開くようになります。

また、石版意外にもさまざまなアイテムが用意されており、ステージによっては魔女を呼べる場所が存在します。

魔女から受けるクエストや条件を満たすと冒険に役立つ『魔女のアイテム』が貰え、中には必須アイテムも存在しているので、積極的に魔女を見つけながらステージをクリアしていくと更に楽しくなります。

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豊富な装備品

本作では剣やハンマーなどの攻撃武器、盾、投げナイフなどさまざまな装備品が存在します。

主に剣やハンマーなどは消費アイテムではないのですが、投げナイフやボウガンといった消耗アイテムも存在しており、消耗アイテムに関してはガーゴイルから購入することが可能となります。

購入するにはお金が必要で、お金はステージ内の宝箱に入っていたり隠されている事が多いので、必ず見つけ出し手に入れておくと終盤のステージでかなり楽になります。

実は盾も消費アイテムのひとつで、敵からの攻撃や外的から身を守るために使用すると耐久度が減っていきます。

耐久度が0になると壊れて無くなってしまうので、ガードするタイミングも慎重に選び必要があります。

盾はガーゴイルから買うことができず、ステージ内の宝箱から入手することが可能です。

剣やハンマーなど攻撃武器に関しては、英雄の館で過去の英雄から授かる事で入手することが可能です。

過去の英雄から授かれる武器はかなり強力なので是非手に入れておきましょう。

エンドコンテンツ『英雄の館』

英雄の館には各ステージに隠された『聖杯』を手に入れることにより行けるようになります。

聖杯を出現させるには、一定数の敵を倒す、妖精を全て助けるなど、各ステージによって条件が異なるので、隠された聖杯を探す面白さも魅力のひとつです。

聖杯を出現させ手に入れステージをクリアすることにより、英雄の館へ行けるようになります。

英雄の館に入ると中央に獲得した聖杯が置かれていたり頭上に獲得した聖杯の数が表示されています。

これを確認することにより、今いくつ聖杯を獲得しているか一目瞭然です。

館の中には過去の英雄の像が並んでおり、聖杯の獲得数に応じて対話できる像が決まっています。

より、聖杯を多く獲得していけば、強い武器を過去の英雄から授かる事が出来ます。

このような感じです。

ステージを進むにつれ、倒すべく敵やボスが強くなっていくので、それに合った強い武器が必要となってきます。

聖杯はゲームをクリアするのにある意味必須アイテムとも言えますので、訪れたステージではなるべく聖杯を獲得するようにしましょう。

個性豊かなボス戦

ボス戦は単調なものではなく、有効な武器を選び弱点を狙わないとクリアが難しい、というような戦略がしっかりとあります。

例えば一番初めに戦う『ステンドグラス・デーモン』は心臓が弱点です。

心臓を攻撃すればダメージを与えられるのですが、心臓の位置が高く、剣で攻撃しようにもなかなか届かない。

そこで、別の武器『弓』で攻撃することにより、遠距離から高い位置が攻撃できるようになります。

しかし、弓の場合『矢』を消費して攻撃する為、予め矢を購入しておく必要があります。

もし、一本も矢がなかったら苦戦するかもしれません。

また、こちらの『パンプキング』は頭が弱点です。

しかし、頭を攻撃するには周りに生えている根っこを先に倒す必要があります。

根っこは複数で攻撃してくる為、剣で一本一本倒していくよりも、ハンマーの全体攻撃で一気に片付けると効率が良いです。

頭部分は槍の溜め攻撃がかなり有効で体力の半分程ダメージを与えられました。

このように事前に対策をしっかりとしておいて、どんなボスが来ても瞬時に対応し念略を練る必要があります。

だからこそ、英雄の館でしっかりと強化された武器を手に入れておく必要があるわけだな！

バランスの取れた難易度

本作の難易度は絶妙なバランスで作られており、やりがいがとてもあります。

簡単でもなく難しくもなく、油断をしていると時たまゲームオーバーほど。

無謀にも敵に突っ込んでいくような戦闘スタイルだと呆気なくゲームオーバーになってしまいます。

装備アイテムの盾は敵の攻撃をガード出来るため、攻撃ばかりではなく、しっかりと盾も有効活用しよう！

ただ、盾には耐久度があり使い捨てなので、盾を使う場所や敵をしっかりと見極めることも重要になる！

盾はステージ内の宝箱から入手することが出来るぞ！

気になった所

べた褒めレビューとなってしまいますが、気になるところが全くない完成されたゲームでした。

元々初代プレステで発売されている作品ですし、隠れた名作と言われていただけあって初めから最後まで楽しく遊べました。

3Dプラットフォームのゲームが好きな人は絶対に遊んでほしい作品です。

胸を張ってオススメできます。

まとめ：メディーバル 甦ったガロメアの勇者レビュー

僕の中では稀にみる良ゲーでした。
ゲーム性、BGM、雰囲気、ストーリーなど、僕のど真ん中でした！

サクサク解ける謎解きだったり、ヌルヌル動くキャラクターだったり、多彩な武器、雰囲気も最高でした。

日本ではパッケージ版は発売されることなく、DL専用となってしまったことが、知名度の低さを物語っているのではないでしょうか？

とにかくオススメできるゲームなので、是非遊んでみてはいかがでしょうか？

海外ではプレイステーションでメディーバル2が発売されているとのこと。
残念ながら日本では発売されなかったみたいですね。

ひょっとしたらメディーバル2も今後リメイクされるかもしれません。

MediEvil(輸入版:北米)- PS4

MediEvil 甦ったガロメアの勇者