ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

ゆあのゲームブログ


【レビュー】ニンテンドウ64『Conker's Bad Fur Day(コンカーズ・バッド・ファー・デイ)』一見可愛い赤リスだが内容がヤバ過ぎて日本で発売できなかった幻のレア社のゲーム【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、任天堂に喧嘩を売ったと言われた色々な意味でヤバイRARE社作品『コンカーズ・バッド・ファー・デイ』のレビューをさせていただきます。

 

レア社と言えば、スーパードンキーコングやバンジョーとカズーイの大冒険が有名で誰もが知っているゲームスタジオだと思いますが、実はそんなレア社から日本では発売されなかった赤リスが主人公のクレイジーなアクションゲームが発売されていたことをご存じでしょうか?

 

ゲームのオープニングからいきなり任天堂のロゴをチェーンソーでぶった切ったり、主人公が飲酒やタバコを吸っていたり、とてもじゃないけどN64で発売したゲームとは思えないクレイジーな内容なんですよね。

 

そんなクレイジーでぶっ飛んだコンカーズ・バッド・ファー・デイを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

レア社好きの方、クレイジーなストーリーや描写が好きな方、3Dプラットフォームのゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【9点】

 

  • エロ、グロ、汚物などヤバイ描写がめちゃくちゃある

  • 色々な映画のパロディのてんこ盛り

  • ニンテンドウ64の作品の中では最高峰のグラフィック

 

作品紹介

f:id:kennzya:20211114082534j:plain

一見可愛い赤リスの『コンカー』の最悪な一日を体験できるクレイジーなゲーム。

う〇ち山、戦場、原始時代、ドラキュラなど色々なステージがてんこ盛り。

中には超有名なターミ〇ーター、マト〇ックス、エイ〇アンなどの映画をパロディとして扱っている色々な意味でクレイジーな作品。

作品紹介
製品名 Conker's Bad Fur Day
ハード ニンテンドウ64
ジャンル 3Dアクションゲーム
発売元 レア、Ultimate Play the Game、THQ
開発元 レア、Ultimate Play the Game
発売日 2001年3月5日

 

プレイ後の感想

f:id:kennzya:20211114082707j:plain

間違いなくレア社最高傑作のゲームで、グラフィック、ストーリー、表現力どれをとってもニンテンドウ64のレベルを超えているのですが、日本で発売できなかった原因もわかるほど、内容がヤバかった

 

レア社の作品で、可愛らしいリスのコンカーが主人公でパっと見は『バンジョーとカズーイの大冒険』のように3Dマップを自由に動き回るゲームなのかな?と思いきや、本作はバンカズのようにピースを集めるなど目的があって冒険するというものではなく、あくまでストーリー重視でゲームが進んでいくので、3Dマップで自由に動き回れるとは言え、進行は一本道でした。

 

なので、自由度があるようでないんですよね。

この一本道のゲーム性には賛否が分かれるところですが、実際にプレイしてみるとコンカーというゲームはこれで良いと思えました。

 

バンジョーとカズーイの大冒険だと、さらわれた妹を助けに行くという目的があり、その道中を大冒険しながら進むというコンセプトがありますが、本作の場合は全く違っていて、コンカーがいかにして王様になったのかを『追体験』する内容になっていた。

 

ゲームのタイトルにもあるように『コンカー達の最悪な一日』を体験するゲームとなっています。

 

だからこそ、色々走り回って大冒険するのではなく、ストーリー重視で一本道なのがゲーム性として筋が通っているんですよね。

 

ただね、内容がクレイジー過ぎましたね。

 

まず、ゲームを起動すると、ニンテンドウ64の『N』のロゴをチェーンソーでぶった切ったり、ストーリーが進むにつれ、必ず誰かが犠牲になる。

 

身体がバラバラになったり、戦場へ送らされたり、コウモリのエサにされたり、とにかくやりたい放題なんですよ。

 

ゲームが始まってすぐにコンカーがお酒を飲んで酔っ払うところからスタートするんだけど、いきなり嘔吐するは、う〇ちが大量に積まれた『う〇ち山』に行かされるは、挙句の果てに『う○ち大王』とかいうふざけたボスは出てくるは、子供だったら下ネタとしてゲラゲラ笑って遊べますが、大人がやると気分を悪くしそうな内容ばかりでしたね。

 

グロ、汚物の他にもエロい表現が含まれているので、海外はエロ表現に厳しいんだけど、これをよくニンテンドウ64で発売できたもんだよなーと今思っても関心する。

 

でもね、逆にニンテンドウ64だからこそ評価されていることもあって、最高峰のグラフィックだったり、演出だったり、音楽だったり、とにかく他の作品と比べて群を抜いてクオリティが高かった。

 

英語音声ではあるものの、キャラクターの会話は全てボイス付き。

バンカズのような動物が喋ってる風ではなく、ちゃんと英語音声で会話するから凄い。

 

あと個人的にツボだったのが『映画のパロディ』が結構多かった。

僕が分かっただけでも『時計じかけの〇レンジ』『ター〇ネーター』『マト〇ックス』『エ〇リアン』『プライベー〇・ライアン』のワンシーンを完全パロってました。

 

今では完全アウトですが、これが意外と映画そのままで関心しちゃうぐらいクオリティがよかった。

 

そんな色々な意味でクレイジーなコンカーですが、今プレイしてもボリュームと満足度があり、胸を張っておすすめできる作品です。

 

良かったところ

登場キャラクターがクレイジーで面白い

f:id:kennzya:20211114085247j:plain

レア社特有の動物キャラクターをはじめ、無機物に目をくっつけた海外ならではのクセのあるキャラクター達は見ていて面白かった。

 

とくにコンカーの場合はクレイジーなキャラクターが多く、そのほとんどは身体がバラバラにされちゃうんだけどね。

 

また、マト○ックスやエイ○アンなど映画のキャラクターのパロディもいくつか出てくるのですが、クオリティがめちゃくちゃ高かった。

 

セリフやアクション、そして演出などここまでクオリティが高いパロディゲームは他に見たことがないですね。

 

ニンテンドウ64なのにグラフィックがめちゃくちゃ綺麗

f:id:kennzya:20211114085412j:plain

グラフィックに関しては、本作をプレイした全員が口を揃えて綺麗というほど、グラフィックがよかった。

 

ニンテンドウ64後期に発売されたということもあるし、レア社の技術がギュっと詰め込まれていました。

 

ただ、そんな綺麗なグラフィックですが、コンカーの場合グロや汚物要素が多いので、せっかく綺麗なのに間違った使い方してるじゃんと、ある意味レア社にとっては褒め言葉とも思える感じでしたね。

 

やっぱり音楽が最高すぎた

スーパードンキーコング、バンジョーとカズーイの大冒険、ディディーコングレーシングなど様々な神ゲーを生み出したレア社のもうひとつの魅力でもある音楽。

 

どの作品のサウンドトラックもプレミア価格がつくほど人気なのですが、本作もやっぱり他の作品に引けをとらないほど音楽が素晴らしかった。

 

カントリー調の音楽や、シリアスな音楽、不気味なホラーな音楽やクラブで流れているようなイケイケな音楽と、ステージによってバリエーションがたくさんあります。

 

今までのレア社の音楽とは少し違い、音楽に奥行きがあるんですよね。

ただ、そこはレア社、一部めちゃくちゃ汚い音が入っている音楽もありますが、そこはレア社の魅力だと思います。

 

色々な映画をパロディとして扱っていたりするのですが、その映画を思い出すような音楽も作られていて、雰囲気が異常に作りこまれていました。

 

気になったところ

繊細な操作が難しい

レア社ならではの鬼畜仕様なのか、細かい操作を要求される場面が多いにも関わらず操作性がふわふわしていて、細かい動きをするのが難しかった。

 

慣れとかの問題ではなく多分仕様でしょうね。

なので、諦めない根性がないと心折れそうになる場面がいくつかありました。

 

カメラワークが酷いところも

N64あるあるというかレトロゲームあるあるだとは思うのですが、カメラワークが酷くて理不尽な死に方や落下が結構あります。

 

3D酔いする人は特に注意だよね

 

バンジョーとカズーイの大冒険に比べてカメラを動かす場合、ちょっともっさりしている印象があり、見たいところを瞬時に見られなかったのが難しかったですね。

 

特に水中のカメラワークがストレスを感じた。

 

勝手にグルグルと回ってしまうので行きたい方向に行けず、酸素ゲージがなくなり溺れて死ぬなんてことがしょっちゅうあったので、これもまたレア社特有の理不尽だったけど、これはこれで味といいますが、古き良きゲームと思いながらプレイしていました。

 

youtubeでゲーム実況

youtubeで実況配信しているので、どんなゲームか気になった方は是非ご覧ください。

 

まとめ:Conker's Bad Fur Day(コンカーズ・バッド・ファー・デイ)

レア社ワールド満載でクレイジーなゲームが好きな人にはマジでオススメできる作品です。

この手のゲーム界隈では神ゲーと称賛されている作品なので、やらなきゃ損ってやつです。

 

元々はN64で発売されましたが、XBOXでリメイクされていて、グラフィックがかなり向上していたり、日本語字幕が付いているので、N64版がプレイできない方はリメイク版を買ってプレイしてみてはいかがでしょうか?

コンカー Live & Reloaded

コンカー Live & Reloaded

  • マイクロソフト
Amazon