ゆあのゲームブログ

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【ゲーム紹介】海外で今もなお絶大な人気を誇るジャック×ダクスターシリーズ。なぜ日本ではあまり人気がでなかったのか?

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

皆さんはジャック×ダクスターというゲームをご存知でしょうか?

 

ジャック×ダクスターは2001年12月20日にソニーによって発売されたPS2用アクションゲームでクラッシュバンディクーやアンチャーテッド、ラストオブアスを開発したあのノーティドッグが開発した作品。

 

ジャック×ダクスターは北米をはじめ、海外では未だに絶大な人気を誇るゲームで、シリーズは全部で6タイトル発売されました。

 

ここまでシリーズ化が進み、海外では人気なのに何故日本では知名度がなく人気もないのか。

 

今回は、そんな『ジャック×ダクスター』シリーズについて軽くご紹介させていただきます。

 

ノーティドッグが好きな方、レトロゲームが好きな方、アクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

ジャック×ダクスターとは?

ジャック×ダクスターとは2001年にノーティードッグが開発しソニーから発売された3Dアクションアドベンチャーゲーム。

 

この時代には珍しいオープンワールドを採用しており、全フィールドがシームレスに途切れることなく繋がっている為、プレイヤーはファンタジー性のある広大な世界を自由に動き回って探索することができるようになっている。

 

この頃からノーティードッグは技術やセンスがめちゃくちゃいいんですよね

 

ストーリーは至ってシンプルで、主人公の少年「ジャック」がイタチの姿になってしまった親友「ダクスター」とともに、ダクスターを元の姿に戻すため世界を冒険していくというストーリー。

 

声優はジャックが森久保祥太郎さんでダクスターが一龍斎貞友さんが担当。

 

この2人の演技力が凄すぎて、ジャック×ダクスターという世界観にさらに引き込まれることになる。

 

ゲーム性もストーリー同様にシンプルで、各エリアに散りばめられているオーブを集めたり、クラッシュバンディクーでいうところのパワーストーンの役割でもあるパワーセルを集めるが主な目的となっている。

 

パワーセルは各エリアの謎を解いたり、難しいギミックを攻略したり、村の住人の手伝いなどをすると手に入れることができるのですが、これがクラッシュバンディクーにはなかったRPG要素があるんですよね。

 

パワーセルを入手するとストーリーが進み、次のステージへ進むことができるようになる。

 

また、パワーセルを入手した時、ジャックとダクスターは独自のダンスや決めポーズをするのですが、子供心をくすぐってくる一面もありこれが意外にも面白い。

 

これを見ると達成感があるんですよ

 

ステージは緑溢れる自然な場所から遺跡、火山、水辺と数多く用意されており、火山や水辺では乗り物に乗って移動するエリアもあり、ここではミニゲームも用意されている。

 

これらが常にシームレスで行われるため、休むことなくどんどん進めるようになっているので、没入感といいますが実際に冒険している気にさせてくれる。

初代ジャック×ダクスターはこのように自然が大きな舞台となっているが、続いて紹介する続編「ジャック×ダクスター2」では真逆の世界観となっている。

 

2004年3月11日に発売した続編ジャック×ダクスター2は前作のその後を描いたストーリーとなっていますが、とても暗く重いストーリーへと変わってしまい、子供向けというよりは大人向けのゲームとなった。

 

今作は、前作のような幻想的な世界観とは異なり、ダークで重たい雰囲気のスラム街のような近未来型の都市「ヘブンシティ」を舞台にゲームを進めることになる。

 

ゲーム開始時、ジャックは敵に捕まっており、今作から登場したダークエコというエネルギーを体内に注入されるという拷問シーンから始まる。

 

この時点でいきなりヘビーな内容を見せられるから子供はちょっと離れちゃうよね

 

このダークエコが本作の肝となっており、敵を倒したりオブジェクトを破壊するとダークエコが出現し、それをジャックが吸収することで、ダークジャックへと変身することがき、動きや攻撃力が格段にアップする。

 

また、今作からアクションも格段にパワーアップし、前作同様ジャックの体術をはじめ、ダークエコによる強力な必殺技や3種類の銃を使えるようになる。

 

これにより、探索の幅が広がったり、ボス戦がより楽しくなり、どことなくラチェット&クランクを彷彿とさせる。

 

ジャックがパワーアップすれば、もちろん敵も強くなり、ギミックやミッション、ミニゲームなども格段にパワーアップされていて、とにかく難しくなっている。

 

また、前作はストーリーよりもアクションに重きを置いていたのに比べ、今作はストーリー重視になっている。

そして、2004年11月9日に北米でジャック×ダクスター3が発売されました。

正式名称はJak3となっており、日本で2の売り上げが低かったのか残念ながら未発売となった。

 

しかし、その後Jak3はPS3やPS4でリマスター版として発売されており、日本語字幕はないものの、日本でもプレイすることが可能となっています。

 

Jak3はjak2の正当な続編であり、ストーリーは繋がっている。

 

「ヘブンシティ」、「モーフィング・ガン」、「ジェットボード」など、前作の世界観を完全に引き継いでおり、ストーリーも前作よりさらに深みを増し、「ジャックの過去」「ダクスターがイタチになった謎」「プリカーソル文明の真相」など核心に迫るものとなっており、シリーズを通しての多くの謎が明かされるので、ファンなら絶対にプレイするべき作品。

 

とはいっても全て英語字幕なので理解するのは難しいかもしれない

 

前作ではダークエコが登場しダークジャックへと変身していたが、今作ではライトエコという光のエコが登場し、ライトジャックに変身することが可能となった。

 

ライトジャックは天使のような翼が生え、こちらもまた強力な必殺技を持っている。

 

基本アクションは初代ジャックからあまり変わりはないがJak3から銃のアクションが多少増え、より柔軟かつ爽快なアクションになっている。

 

ゲーム全体の難易度は一番難しくなっているが、とにかくシリーズのフラグが回収されるのがJak3なので、シリーズ通してプレイすることを強くおすすめする。

ナンバリングシリーズはここで完結したが、実はこれ以外にもジャック×ダクスターシリーズは続いていて、Jak3からさらに1年後が舞台の外伝ストーリーとなっている、『Jak X: Combat Racing(ジャック エックス:コンバット レーシング)』が2005年にPS2で発売された。

 

これも日本未発売で北米のみ発売されたが、2017年にPS4でリマスター版が発売されたことにより、日本語字幕はないがプレイすることは可能となった。

 

今までのシリーズとは違い、アクションゲームではなくレースゲームとなっている。

 

シリーズのストーリーとしては一旦完結を迎えた『Jak 3』の1年後という設定となっており、一応今作オリジナルのストーリーは存在するものの、アドベンチャーステージは存在せず、メニューからレースコースを選択する形式となっている。

 

ただのレースゲームではなく、バトルレースとなっており自分のマシンを武装・強化し、ライバルを攻撃しながらレースを進めていく。

 

初代ジャックに登場した各種エコが再登場していたり、特定の条件を満たすと、ダークエコによってパワーアップした武器を使えるようにもなる。

 

今作に関しては北米でもシリーズの中で一番人気のない作品となっており、何故レースゲームでシリーズ展開したかは分かりませんが、クラッシュバンディクーシリーズも1,2,3と発売したのち、レースゲームを発売しているので、それをなぞってかジャックシリーズもレースゲームを出したのかな?と思いますね。

そして、2006年にPSP専用ゲームとして『Daxter』が発売される。

今作の開発はノーティードッグではなく、PSP版ゴットオブウォーやWii版大神を移植したことで話題となったレディアットドーン。

 

今作はジャックではなくダクスターがプレイアブルキャラクターとなり冒険をするのですが、1と2の間のストーリーとなっており、完全スピンオフ作品といえる。

 

ダクスターがプレイアブルキャラクターとなるので、ジャックのようなアクションは使えず、ハエ叩きのような武器背中に背負ったタンクから強力な火炎放射を使うなど、ガジェットに頼るアクションが主となっている。

 

今作をプレイしていて一番驚いたのがPSPとは思えない美麗なグラフィック。

これは実際にプレイするとマジで驚きます。

 

そして、今作は1と2の間の話しなので、基本ヘブンシティの中でストーリーが展開されていきますが、従来のジャックシリーズのようにシームレスで移動ができ、ストーリーの完成度も高く、プレイしていて面白い。

 

冒険する各エリアの作りこみも細部までこだわっており、アクションゲームとして全体の完成度が高い。

 

ストーリーの最後に2の冒頭で拷問を受けているジャックを助けて終わるという流れなので、上手いこと2へ繋がるようになっている。

 

Daxterが発売されたのがシリーズ完結してからですが、今からプレイするなら1をクリアしてからプレイすることをおすすめする。

そして、シリーズ最後となる『ジャック×ダクスター 〜エルフとイタチの大冒険〜』が2009年11月19日にPSPで発売されました。

 

この作品も開発はノーティードッグではなく、ラチェット&クランク5を開発したハイインパクトゲームズが開発した。

 

この頃、日本では完全にジャック×ダクスターの人気はなくなっていたにも関わらず、何故か日本でも発売されましたが、まったく売れることがなかった残念な作品。

 

ナンバリングである3から日本では発売されていないのに、何故この作品を発売したのかが本当に謎なんですよね。

 

ストーリーをざっくり紹介すると、エコが枯渇しバランスが崩れた世界を救うためにエコの源を探しに出たジャックたち。

 

その途中、ジャックたちの乗る戦闘機「ヘルキャット」がスカイパイレーツと名乗る海賊に襲われ、世界の果て「ブリンク」の小島に不時着してしまう。

 

そこで、襲ってきた海賊と対峙しつつ世界を救うストーリーになっている。

 

完全新作の割にはストーリーはパっとしないし、なにより操作性が悪いし、今までのジャックシリーズと比べて雑な作りなんですよね。

 

この作品がジャックシリーズの最後と思うと微妙と言わざる終えないぐらいあまりおすすめできない。

 

新作は?今後の展開

と、いうことで、このようにジャック×ダクスターシリーズは6作品発売されており、人気シリーズだったことが伺えますよね。

 

日本では残念ながら2までしか発売されなかったシリーズですが、一通りプレイすると分かるジャックの魅力があるんですよ。

 

最近ですと「Toys for Bob」が開発したクラッシュバンディクーの新作『クラッシュ・バンディクー4 とんでもマルチバース』がかなり話題となり、日本でもTVCMが流れていましたし、売り上げもそこそこよかったとか。

 

なので、ジャック×ダクスターの新作又はリメイクをToys for Bobで開発してほしい!というファンの声が多くあったが、残念ながらToys for Bobは解散してしまった。

 

しかし、最近PS4やPS5でジャック×ダクスターシリーズ全作品がリマスターとなってDL販売されており、ここにきてソニーが積極的にジャックを表に出してくれたんだよね。

 

これが今後どうなるかは分からないが、ひょっとしたらリメイクや新作が今後発表されるかもしれないので、諦めず待ち続けたいですね。

 

まとめ

と、いうことで、今回はジャック×ダクスターシリーズについてご紹介させていただきました。

 

ずっと紹介したかったゲームなだけに、ようやく紹介できて嬉しいです。

日本ではあまり馴染みのないシリーズですが、ノーティードッグが度々紹介している当たり、海外ではまだまだ人気がありますし、復活させたいという気持ちから今回ご紹介させていただきました。

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