ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

ゆあのゲームブログ


【レビュー】『ユーカリプレイリー』ただのリメイクじゃない!新しい遊びに新しいキャラクター、そして新しいステージなど完全新作とも思える高クオリティーのリメイク作!【評価・感想】

こんにちは!ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、完全新作とも思える高クオリティーのリメイク作!『ユーカリプレイリー』のレビューをさせていただきます。

 

ユーカリプレイリーは前作ユーカレイリーのリメイク作なのですが、ただグラフィックが向上しただけではなく、新しい遊び、新しいキャラクター、そして新しいステージが追加されているなど、リメイクというよりも新作に近い内容となっており、大満足いく作品に仕上がっている。

 

また、前作のPS4版には日本語翻訳がなかったのに対して今作のPS5版では日本語翻訳に対応している。

 

これだけでもプレイする価値があるほど最高のリメイク作となっていました。

 

そんなユーカリプレイリーを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

レア社のゲームが好きの方、ユーカレイリーをプレイした方、3Dアクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【10点】

 

  • リメイクというより、もはや新作に近いボリューム

  • 元レア社スタッフが開発した3Dアクションゲーム

  • マリオ、カービィ、ドンキーコングが好きな人はハマる

 

作品紹介

作品紹介
製品名 ユーカリプレイリー
ハード PlayStation5、Switch2、Xbox
ジャンル 3Dアクションドベンチャー
発売元 PM Studios, Inc.、Playtonic Friends
開発元 Playtonic Games
発売日 2025年10月9日
総プレイ時間 23時間
youtubeで観る

レビュー動画

 

プレイ後の感想

さすが元レア社スタッフの集まりでもあるプレイトニック社の作品で、ただのリメイクではなく、むしろ新作と呼べるほどのクオリティーとボリュームでとにかく大満足した

 

本作の世界観はとてもシンプルなストーリーとなっており、大企業の社長キャピタルBは何でも夢が叶う不思議な魔法の本「ワンブック」を手に入れようとする。

 

そこへ船の航海を終えたユーカとレイリーが、偶然にも洞窟で檻に捕らわれているワンブックを助けることとなる。

 

それに気がついたキャピタルBはワンブックを奪おうと本だけを吸い取る大きな機械を使い回収しようと試みる。

 

しかし、あろうことかワンブックは回収できたが、世界に魔法のページが散らばってしまう。

実はユーカとレイリーもワンブックにお願い事をしようと思っていたので、キャピタルBよりも先に魔法のページを集めることとなる。

 

果たしてどちらかが先にワンブックを完成させ手に入れることができるのか。

 

そして、キャピタルBの邪悪な野望を阻止することができるのか?といった世界観となっており、ストーリーはオリジナルのユーカレイリーと変わらず、ワンブックの魔法のページ「ペイジー」を集めるというもの。

ただ、先ほどご紹介したように、ユーカとレイリーは船の航海を終えて自宅に帰ってきたことや、ワンブックを檻から解放したシーンなど、追加ストーリーや追加ステージなどが増えており、オリジナルと比べて圧倒的にボリュームが増している。

 

また、ゲーム開始時に驚いたことは、前作ではヘビの「トラウザー」から技を覚えさせてもらっていのに対し、今作では初めから全ての技が使えるようになっていました。

 

ただ、空を飛ぶアクションは忘れていたみたいです

 

そのせいもあってか、2週目をプレイしているような感覚にもなりましたね。

 

だからといってトラウザーがリストラされたわけではなく、各ステージの入り口に必ず居て、クイルを通貨にユーカとレイリーのステータスアップのアイテムを販売してくれます。

そして、気になる各ステージですが、グラフィックの向上や、新キャラクター、新要素、そして新しい遊びが加わり、オリジナルと比べてひとつひとつのステージのボリュームが大幅にアップしていました。

 

前作ではペイジーを集めるごとにステージが拡張されていきましたが、今作に関しては初めから全てのエリアへいけるようになっています。

ペイジーの役割としては、エリア移動する際に一定数のペイジーを手に入れておかないと進めない扉の鍵の役割になっていました。

 

バンカズで言うところのオンプの役割ですね

 

そして、新しいキャラクターについてですが、「青いしおり」をモチーフにしたキャラクター「マーク」が初登場します。

 

このキャラクターはステージ内の至る所で眠っており、話しかけると起こすことができます。

起こしたマーク同士ワープし合える特性を持っており、いわゆるファストトラベルができるようになりました。

 

これにより、探索が断然しやすくなりオリジナルでもお馴染みのペイジーをはじめ、ゴーストライター、クイルが集めやすくなりました。

それに加え、今作はジグゾーピース、通常コイン、緑コイン、赤コイン4つ新しいアイテムが追加されました。

 

ジグソーピースはバンジョーとカズーイを彷彿とさせるアイテムで、4つピースを揃えるとペイジー1枚が手に入る仕様となっており、このピースを集めるのが一番苦労した。

というのも、ピースは何処に隠されているか一目では分かりずらく、地面に埋まっていることや、特定の敵を倒した時など、ヒントがほとんどない。

 

もちろんヒントがあるものもあるが、基本的には自力で見つけ出さなければなりません。

 

そしてコインについてですが、コインは至ってシンプルで通常コインの場合、オリジナルでも登場した黄色い冷蔵庫「ヴェンディ」からトニックを購入したり、ユーカとレイリーの衣装も購入することができる。

トニックとはゲーム内の公式チートみたいなもので、ユーカの体力やスタミナを増やしたり、逆に敵からの攻撃を一度でも受けるとゲームオーバーになるなど、メリット、デメリットを自分で調整できる。

 

衣装に関しては能力が付与されることはなく、自分好みに可愛いカッコイイと思うユーカとレイリーに仕上げることができる、いわゆるファンサービスアイテムですね。

 

そして、緑コイン赤コインは今作から登場した新しい遊びで、制限時間内に全ての緑、赤コインを手に入れるとペイジーが貰えるというもの。

 

赤コインに関してはマリオ64をオマージュしているのか、どことなく既視感がありますよね。

そして、コインと言えば、アーケードゲームが大好きな「レクストロ」もしっかりと登場します。

 

プレイコインを持っていけばオリジナル同様、アーケードゲームをプレイすることができるのですが、今作はなんとレクストロを操作し、オリジナル版とは全く違ったゲームをプレイすることができる。

オリジナル版はただのミニゲームっぽい内容でしたが、今作に関してはちょっとしたレトロゲーム風のアクションゲームとなっており、これだけでも十分に楽しめる内容になっており、レクストロがちょっと嬉しそうに見えました。

 

その他にもカートスのトロッコレースやドクター・パズの変身能力など、オリジナル版で体験したものは全て今作にも採用されているので、純粋にパワーアップしているんですよね。

 

削除された内容は少なく、大幅に追加されているから驚いた

 

以上の新要素も含め、集めるべきペイジーの数も増え、各ステージ50枚ずつとかなり増えました。

 

また、ハイボリータワー内部も少し変更が加わっており、より探索しやすくかつ新要素も増えているので、タワー内をぐるぐる回るだけでも面白い。

 

新ステージは追加されていないものの、バンジョーとカズーイを彷彿とさせる元レア社スタッフが開発したユーカリプレイリーは3Dプラットフォームゲームの最高峰とも言える作品なので、気になる方は是非プレイして欲しい。

 

良かったところ

とにかく楽しい3Dアクション

もう、とにかく楽し過ぎた。

 

8年前にプレイしたオリジナル版のユーカレイリーには、色々と驚きと感動、そして楽しいという気持ちをいただきましたが、今作はそれをも超えるクオリティーだったので、大満足ですね。

 

昔ながらの箱庭タイプの3Dアクションゲームなのですが、とにかく広大で上にも下にもマップが広がっており、絶対に道に迷うような作りが逆に探索意欲が湧いてきて、同じステージをずっと遊んでしまう。

 

収集目的となる、ペイジー、クイル、ゴーストライター、ジグゾーピースと集めるものが多くなっているし、オリジナル版では隠しアイテムとして登場したドクロの形をした「海賊の財宝」までもが、今作ではしっかりと収集アイテムとなっていて、全て集めると特殊なスキンが手に入ります。

 

これは、オリジナル版にはなかった要素なので、これだけでもファンとして嬉しかった

 

オリジナル版で大活躍した空を飛べるようになるアクションは、流石にバランス調整からなのか廃止になっていたのがちょっと残念ですが、でも納得がいく。

 

確かステージ3辺りで手に入るアクションなのですが、空を飛べちゃうので後半のステージは楽々クリアできてしまっていたんですよね。

 

そこの調整をしっかり行ってくれたことに関しては嬉しいですね。

 

そして、なんといってもグラフィックの向上。

今回僕はPS5でプレイさせていただきましたが、観くださいこのグラフィック。

 

オリジナル版はPS4ということもあり、それでも美しい美麗なグラフィックの中プレイしていましたが、流石にPS5となるとレイリーの毛並みがふさふさなんですよね。

 

草木の表現や光と影の表現、そして流れる水の動きなど、今そこにユーカとレイリーが居るかのような錯覚さえしてしまうほど綺麗だった。

 

今では3Dアクションゲームと言えば、任天堂タイトルが強くて、マリオ、カービィ、ドンキーコングと様々ありますが、それに劣らないクオリティーに仕上がっているのが本当に感動した。

 

元々3Dアクションゲームはレア社の得意なジャンルですし、そこに居たスタッフが開発に携わっているんだから、当たり前だよねと思いながらもやっぱりこのクオリティーは嬉しいです。

 

今後、ユーカレイリーというIPがどうなっていくか分かりませんが、今後も応援したくなる素晴らしい3Dアクションゲームでした。

 

遊びやすくなったトニック

オリジナル版同様に今作もゲーム内で設定できるメリット、デメリットのチートいわゆる「トニック」が用意されています。

 

ただ、オリジナル版と比べると早い段階からトニックを装備できる他、トニックのメリット効果が明らかに良くなっており、1ステージ目からすぐに簡単モードができるようになっていました。

 

例えば、体力やスタミナの最大値をアップさせたり、雑魚敵の体力を1にしたり、コインやクイルを自動で回収できたりと、かなり優秀ですよね。

 

もちろんアクションゲームに自信のあるユーザー向けに、敵の攻撃を一度でも受けると即ゲームオーバーなどハードモードも自分で好きなように設定できるトニックも数多くありました。

 

これらトニックはペイジーを回収したり、トラウザーから購入すれば自然と増えていくようになっており、ゲームの達成度を上げれば上げるほど有利になっていくというものでしたね。

 

また、ユーカとレイリーの見た目を変えられる衣装があったり、64ビットのローポリ風やゲームボーイグラフィック風に変更できたりと、遊び心満載のトニックも用意されていて、こちらもオリジナル版と比べると種類が大幅に増えていました。

 

これを目的に達成度100%目指してしまったぐらい、収集アイテムを集める楽しさがありました。

 

気になったところ

翻訳変わってる?

オリジナル版ではswitchのみ日本語翻訳に対応しており、今回PS5では初の翻訳だったので楽しみにしていたのですが、オリジナル版と比べるとどうも翻訳が違ったように感じた。

 

オリジナル版はもうちょっとバンカズを意識したようなブラックジョークが織り交ざった面白おかしな翻訳だったのに比べ、今作はなんか味気ないというか、グーグル翻訳のような日本語だったり、ブラックジョークのセンスが弱かった印象。

 

僕の勘違いかもしれませんが、なんか違和感を感じました

 

ひょっとしたらセリフの言い回しもオリジナル版と比べて変更したのかもしれませんね。

 

削除された要素

リメイクするに当たって、オリジナル版の要素はそのままに追加された箇所が多かった印象ですが、やはり削除された要素もあって、中でも大きかったのがレイリーのアクションのひとつ「空を飛ぶ」と敵であるドクター・クワックのクイズショー、そしてラスボスの弱体化です。

 

まず、レイリーのアクションですが、元々空を飛ぶアクションはオリジナル版でゲームバランスが崩壊していて、3Dアクションゲームにおいて空を飛ぶというアクションは、ゲームクリア後に入手し、残されたアイテムを回収するという目的ならまだしも、オリジナル版では、ステージ3辺りで覚えられたんですよね。

 

するとどうなるか、もちろんステージ4とステージ5で空を飛びながら冒険するので、本来の道順だったり、順序を踏まなくてもクリアできてしまうギミックがでてくるんですよね。

 

これはこれで面白かったけど、ゲームの楽しさを半減させていました。

 

その反省からか、今作では空を飛ぶアクションが削除されており、その代わり雲の形をした木の実を食べることによって、スタミナが続く限り空を飛べるという仕様に変更されていました。

 

個人的には今作の仕様の方が楽しめましたね

 

また、もうひとつ変更されていて目立ったのがドクター・クワックのクイズショー。

 

これはバンカズでもあってミニゲームのひとつなのですが、ドクター・クワックがゲーム内のあらゆるクイズを出題し、それに答えられないと先へ進めないというもの。

 

バンカズをオマージュしていて、個人的には大好きな内容だったので、削除されていたのはちょっと残念でした。

 

オリジナル版では確か2回クイズショーがありましたからね

 

そして最後に大きな変更的はラスボス「キャピタルB」の弱体化。

これは明らかに弱体化しており、空中戦がなくなっているし、あっさりクリアできてしまった。

 

せっかく雲の形をした木の実で空を飛ぶという仕様に変更したのであれば、それを使って空中戦はやりたかったですね。

 

また、トニックで強化してしまえば更に楽に倒せてしまいますし。

ラスボスはもう少し手応えが欲しかった。

 

まとめ:ユーカリプレイリー

やっぱり何度遊んでも面白いユーカレイリー。

元レア社、バンカズ、3Dプラットフォーム、この3つが揃うと駄作なんて生まれるわけがないと自信をもって言える3大要素なんですよね。

 

オリジナル版を遊んだことがない方も是非大幅にアップデートされたリメイク版であるユーカリプレイリーを遊んでほしいです。

 

特に、3Dマリオ、3Dカービィ、ドンキーコングが好きな方なら絶対にハマる作品ですので、強くおすすめします。