ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『The Big Catch Tacklebox(ザ ビッグ キャッチ タックルボックス)』主人公は釣りの名人?オープンワールドを駆け巡り散らばった魚を集める昔い懐かしいローポリ風アクションゲーム【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、オープンワールドを駆け巡り散らばった魚を集める昔い懐かしいローポリ風アクションゲーム『The Big Catch Tacklebox(ザ ビッグ キャッチ タックルボックス)』のレビューをさせていただきます。

 

本作はsteamの評価で非常に好評を獲得した昔懐かしいローポリ風の3Dプラットフォームのアクションゲームで、びっくりすることに無料でプレイすることができる作品。

 

ローポリと3Dプラットフォームが大好きな僕がプレイしないなんていう選択肢はなく、早速プレイしてみると、少年時代を思い出してしまう程の面白さと初代PSのゲームにありがちな、鬼畜ゲーともなっていて、無料とは思えないめちゃくちゃやりごたえのあるゲームでした。

 

過去にレビューさせていただいた、「ソーラーアッシュ」や「スターオーバードライブ」のようなゲームが好きな人におすすめです。

 

そんなThe Big Catch Tackleboxを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

レトロゲームが好きの方、ローポリが好きな方、3Dプラットフォームゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【8点】

 

  • 砂漠の世界のオープンワールドを自由に直感的に探索できる3Dプラットフォーム

  • かなりテクニックが要求される難しい難易度

  • 初代PSやN64時代を彷彿とさせるレトロなローポリで懐かしい気持ちになれる

 

作品紹介

作品紹介
製品名 The Big Catch Tacklebox(ザ ビッグ キャッチ タックルボックス)
ハード steam
ジャンル 3Dプラットフォーム
発売元 Filet Group、 XSEED Games
開発元 Filet Group
発売日 2024年6月7日
総プレイ時間 8時間

 

プレイ後の感想

初代PSやN64を彷彿とさせるローポリの3Dプラットフォーマーでその世代の人なら絶対にハマるギミックの数々は繊細なテクニックが要求される鬼畜ゲーになっており、プレイしていて懐かしさと面白さが体験できました

 

本作の世界観は至ってシンプルで、砂漠地帯のオープンワールドの世界を冒険するアクションゲームとなっており、点在する塔の謎やギミックを攻略しながら、塔の中に隠された魚を釣り上げ獲得していくというもの。

 

この魚はマリオでいうスターのような役割をしており、全部で26匹いるんですよね。

 

主人公は釣り竿を巧みに操り、魚を釣り上げるだけではなく、時には釣り竿でロープアクションやグラップルアクションなど、様々なアクションを行うことができる。

そうして全ての魚を集めた先に何が待っているのか、ワクワクしながらプレイすることができました。

 

そんな本作ですが、初代PSやN64が世代の僕はドット絵よりもローポリが大好きで、とくに3Dプラットフォームは最高の青春時代を過ごしたゲームジャンルなんですよね。

 

クラッシュバンディクーやバンジョーとカズーイの大冒険といった90年代を代表するアクションゲームは特に思い出が詰まっています。

 

そんなローポリアクションゲームが最新ゲームとして遊べたら最高だと思いませんか?

 

今回ご紹介しているザ ビッグ キャッチ タックルボックスはsteamで遊ぶことができるゲームで価格はなんと無料。

 

なのに8時間も遊べたのですごく満足しております。

 

まずは何といっても鬼畜ゲーと思えるほど難しいギミックの数々。

アスレチック満載の塔を上ることが本作の目玉なのですが、塔の入り口を探すところから既に難しかった。

ただ正面から突っ込むのではなく、裏口、水の中、壁走りとあらゆる可能性を考えながら塔へ入らなくてはいけない。

 

さらに塔へ入ってからがこれまた複雑で、3Dプラットフォームというジャンルに恥じないクオリティーになっており、魚を見つけるまでの工程が一本道ではないんですよね。

 

それこそマリオ64をプレイしている感覚になれる。

 

また、魚を見つけたからといってそれで終わりではなく、魚を手に入れるには釣りあげなくちゃいけない。

釣りあげるにはエサが必要になってくるのですが、そのエサを探すのがとにかく一苦労だし、エサを持ったままだと行動が一部制限されるので、ただでさえ鬼畜なギミックがさらに難しくなる。

 

そして、魚を釣り上げたとて、ここからがまた難しくとにかく逃げ回るんですよね。

一定時間に魚を手に入れないとまた水の中に戻ってしまったり。

 

とにかく反復させられる難しさ。

 

ステージが塔ということだけあって、基本的には上へ上へ上るのですが、壁走りやグラップルアクションなど、とにかく繊細なアクションが要求される。

当たり判定が小さく非常に難しいため、最上階近く上った辺りから結構落下してしまうんですよね。

この時のショック感がとにかく大きく、喪失感もある。

 

ただ、時間が経つと「絶対クリアしてやる!」とやる気が出てくるのも事実で、やりごたえがある。

 

そしてこの塔なのですが大きく分けて5つ存在しており、どこから攻略するかはプレイヤー次第となっているが、正直どこも難しくひと癖あるんですよね。

 

それぞれ個性を活かしたステージが多いので、毎回新しい発見やテクニックが要求されるのが面白いですね。

中でも壁走りが多いステージが非常に難しかった。

 

本作の難易度を高めているのはギミックの難しさというよりも、複雑なアクションと操作性だと思う。

 

慣れるまでに少し時間かかるんですよね。

 

また、直感的に攻略できるものが少なく、トライ&エラーといいますが、何度も反復して覚える要素が多かった気がしますね。

だからこそクリアできた時の達成が気持ちよかった。

 

無料でこのボリュームは十分遊べるので、気になる方は是非プレイしてほしい。

 

良かったところ

とにかく難しい鬼畜ゲー

無料でこのクオリティーは驚くほど楽しめましたし、変に簡単じゃないところがよかった。

 

全体的に難しいと言えば難しいのですが、ローポリやちょっと荒いテクスチャーも相まって分かりづらさも良い意味で味となって感じられましたね。

 

それでも難しいと感じたのはやはり要求されるテクニックがかなりジビアという点。

先ほどもご紹介しましたが、とくに壁走りというアクション。

 

文字通り壁に向かってジャンプをし、離れた場所に移動するアクションなのですが、3Dプラットフォームでは王道のアクション。

 

他のゲームでは一度壁に張り付くと、反対側の足場まで壁から離れない仕様になっているものが多い中、本作の場合壁に張り付いていられる時間が極端に短く、すぐに落下してしまう。

 

また、助走をつけて壁に飛びついたり、飛びつく高さによっても移動できる距離が変わってくるので、この調整が非常に難しいものとなっていました。

 

攻略すべく塔のほとんどにこのアクションが要求されるので、これを身に着けないことにはなかなか攻略できないんですよね。

この難しさは初代PSのアクションゲームを思い出せる程でした。

 

気になったところ

ステージのステータスが見れない

本作には攻略すべく塔が5つ程あり、塔内にはゲームクリアするのに必須なアイテム魚や小さな古銭のようなものが隠されています。

 

そんなアイテムをどれだけ集めたかがステージ毎に一切表示されないんですよね。

 

なので、何処でどれだけのアイテムを手に入れたかが確認できないので、アイテムの見落としがある場合どこで見落としたのかが非常に分かりずらい。

 

マリオ64やバンカズの場合、各ステージのステータスを確認すればアイテムをどれだけ獲得したかが表示されますよね。

これがないので、残り魚1匹となった時、マジで迷いましたね。

 

もちろんマップという概念もない。

マップはまだ許せるがステージステータスは欲しかった。

 

まとめ:The Big Catch Tacklebox(ザ ビッグ キャッチ タックルボックス)

無料でここまで楽しめた作品は他になく、steamの評価が「非常に好評」も頷けるクオリティーでした。

 

だた、switchやPS5で遊べないのが残念というか、皆さんにおすすめするにあたって少し敷居が高くなってしまうところが悩まれますね。

 

steamのゲームが遊べる方は是非プレイしてほしい作品です。