ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Tamarin(タマリン)』元レア社スタッフが関わった美しいグラフィックと音楽の3Dプラットフォームのアクションゲーム【評価・感想】

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(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、元レア社スタッフが関わった美しいグラフィックと音楽の3Dプラットフォームのアクションゲーム『タマリン』のレビュー記事です。

 

遂に発売されたタマリン、このときを1年待ち望んでいました。

タマリンはDL専用ゲームで日本語にも対応している3Dアクションゲームです。

 

バンカズやドンキーコングで有名なレア社に所属していた元スタッフがゲームの開発に関わったと聞きレア社ファンとしてはかなり期待していたゲームです。

 

美しいグラフィックにドンキーコングのBGM作曲家でもお馴染みの『デビット・ワイズ』さんの癒される音楽と共に遊べる本作は一体どのような内容になっているのか?

 

そんなタマリンを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介します。

 

可愛い動物キャラクターに癒されたい方好きの方、のんびりゲームを遊びたい方、3Dアクションアドベンチャーが好きな方にオススメするゲームです!是非参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【7点】

 

  • 最高峰とも言える美しいグラフィックが広がる探索型ゲーム

  • お猿さんと昆虫との珍しいバトルを体験

  • 入り組んだダンジョンなので探索好きにオススメ

 

作品紹介

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作品紹介
製品名 Tamarin(タマリン)
ハード PlayStation4、XBOX
ジャンル 3Dアクションゲーム
発売元 Chameleon Games
開発元 Chameleon Games
発売日 2020年9月10日

 

プレイ後の感想

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グラフィックや音楽、キャラクターはとっても美しく可愛く仕上がっているのに、ゲーム全体を見ると所々に残念なところが多かったゲームでした

 

まず本作の世界観をご紹介すると、

 

「平和に暮らすタマリン達の森に突如現れた虫たち。

そんな虫たちは綺麗な森を破壊し、綺麗な水を汚染し、工場を作って自分達の住みやすいようにしてしまいます。

タマリンの仲間も連れ去られてしまい、主人公のタマリンは悲しみに暮れていると、仲間のハリネズミと出会い、悪い虫たちをやっつけて、さらわれた仲間のタマリンを救う」

 

というストーリーになっています。

 

元レア社のスタッフが関わっている昔懐かしい3Dアクションアドベンチャーと聞いて、どうしてもバンカズやドンキーコングのようなゲームをイメージしていたけど、いざプレイしてみると全く違った内容でした。

 

ゲーム性としては、探索して収集アイテムを集めたり、次のステージへ進むために必要なキーアイテムを集めたりと、みかける内容なのですが、本作の敵である昆虫のアジトへ乗り込む時、銃を装備して突撃するという斬新なゲームです。

 

サルの敵が昆虫で、戦闘は銃撃戦っていうちょっとクレイジーな内容だよね!

 

また、ボスは存在せず敵の昆虫のアジトに捕まってしまった仲間のタマリンを助けだすのが主な目標だったりします。

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レア社で銃を持って仲間を助けるゲームと言えば、コンカーズバットファーデイの戦争エリアのゲーム性に似ている印象を受けました。

 

アリのアジトである、工場で流れる音楽はコンカーの原始人エリアのクラブ内で流れている音楽に似ていた気がするし、コンカーを参考にしたのかな?と思っちゃいましたね。

 

また、森での探索はバンカズやドンキーコングのようなファンタジー溢れるものとは違い、ヨーロッパの田舎町っぽい、美しくのどかな雰囲気がありました。

 

落ち着いた癒される音楽が相まってのんびりしちゃいました

 

良くも悪くもアクションゲームというよりは、美しいグラフィックと落ち着いた世界観の雰囲気を楽しむゲームとなっていたので、個人的にはちょっと残念でした。

 

よかった所

キャラクターがファンシーで可愛い

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タマリンやハリネズミも可愛いのですが、敵である昆虫達もデフォルメされていて可愛く感じました。

昆虫だけではなく、ヘビも登場するのですが質感がリアルで怖かった。

 

色々な動物に対して細かいところまでこだわっているのが、さすがレア社のスタッフだと感じさせられました。

 

ファンシーで可愛らしいキャラクターが住むこの世界に没入できるよう、キャラクターをしっかり作り上げているのがいいですよね。

 

最高峰の美しいグラフィック

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本作を知り一番初めに驚いたのが美麗なグラフィック。

タマリンの毛のふさふさ感や、草が風に揺れる感じ、水面の波紋など息を飲む美しさです。

 

中でも一番驚いたのは、光と陰のバランス。

びっくりするほどリアルに再現されていて、パッと見リアルのように思える表現には本当に驚きました。

 

この世界に迷い込んだような没入感が体験できます。

 

癒される音楽

f:id:kennzya:20200916093036j:plainスーパードンキーコングやユーカレイリーなどの音楽を手がける『デビット・ワイズ』さんの音楽が、本作タマリンにもマッチしていて、とても癒されました。

 

戦闘時の音楽、悲しい音楽、陽気な音楽など、BGMはゲームを盛り上がるのに必要なもので、僕はとくに気にしているひとつなんですよね。

 

本作の場合、どのシチュエーションにもピッタリな音楽ばかりで、やはりデビットさんは素晴らしいかった。

 

むしろデビットさんの音楽が聴きたいが為にタマリンを買った人もいるかもしれないですね。

 

気になった所

銃の標準の挙動がおかしい

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一見可愛らしい本作ですが、ゲーム後半になると銃を使い虫を退治するゲームへと変わるのですが、一番重要な銃の標準の挙動がめちゃくちゃおかしかった。

 

敵に標準を合わせて銃を撃とうにも勝手に標準が下へ移動したり、ぐるぐると挙動することもあり、とにかく狙いにくい。

 

しかも銃を装備している時は物理攻撃ができなくなるのが更に厄介でした。

 

物理アクションもできつつ、銃でも倒せるようになっていればまだストレスも感じなかったけど、この挙動で銃を扱うにはかなりストレスを感じました。

 

リスタートがかなり面倒くさい

プレステ1や2時代のアクションゲームだと死んだしまった場合、中間ポイントから再開ってよくありましたよね。

 

ステージクリア目前なのに穴に落ちてゲームオーバーになってしまってリスタートする場所がかなり戻されるといった感じです。

 

本作タマリンでも同じようなリスタートで結構ストレスを感じました。

 

最近のゲームだと穴に落ちた手前だとか、敵にやられた手前だとか、リスタートって死んでしまった直前というゲームが多い中で、このリスタートのシステムはかなり面倒で不満でした。

 

ミニミッションがリセットされる

本編とは別に収集アイテムを集めるミニミッションのようなものがあるのですが、果実を数個手に入れるとクリアというミッションに対して途中まで果実を手に入れていても、マップを切り替えたり、集めている最中に死んでしまうと、途中まで集めた果実がリセットされてしまう。

 

もう一度集めなおさなきゃいけないのが、かなり面倒した

 

せめて、一度集めた果実はそのまま集めた事にしておいてくれると探索もスムーズかと思いました。

 

マップが無い

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本作は森、洞窟、工場を主に探索するのですが、とにかく複雑な構成で方向音痴の人は絶対に迷う。

 

入り組んだマップにも関わらず、マップもないし、行き先も明確に表示されていないので、何処へ向かって進んでいるのかがマジでわからなかった。

 

普段からこういった3Dアクションゲームに慣れている人なら感覚で行き先も分かるかと思いますが、慣れていない人はほぼ詰むかと思います。

 

まとめ:Tamarin(タマリン)

インディーズのゲームスタジオにも関わらず、グラフィック、音楽、キャラクターと、かなりクオリティの高い作品でした。

 

僕はもうちょっとアクション要素を楽しみたかったので今回のような評価をつけてしまいましたが、ゲーム性については、人を選ぶ内容になっているので、面白くないというわけではなく、こちらも作りこまれた内容になっていたと思います。

 

今後、タマリンの続編がでるのか、DLCが出るのか分かりませんが、『Chameleon Games』は注目するゲームスタジオになったので、今後の作品にかなり期待しています!