ゆあのゲームブログ

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【レビュー】PS4『ラストオブアス2』ゲーム性は素晴らしかったが期待を裏切るストーリーで残念だった【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

本日は、世界が待ち望んだゲーム『ラストオブアス2』のレビュー記事です。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

前作ラストオブアスのエンディングから続く物語でゲーム開始3時間ぐらいから気分悪くなりましたよ笑

 

グロイくて気持ち悪いとかそういうのではなくて、前作をも超えるダークすぎる展開。

怒りとか悲しみとか通り越しての気持ち悪さが出てきてしまった。

 

まだ3時間しかゲームやっていないのに、このまま続けられるのか?と不安になるほどの重たいストーリーでした。

 

本作はR18指定のゲームなのですが、グロイ描写がR18指定なのではなく、精神的にくるものがあるのでR18指定になったのではないか!

と思うほどのダークストーリーでした。

 

今回はネタバレありで率直な感想をまじえ、ゲームの内容だったり、よかった点、悪かった点などを詳しくご紹介したいと思います。

 

本作を買うかどうか迷っている方、ぜひ参考にしてください。

 

 映画好きの方、ダークなストーリーが好きな方、サバイバルなゲームが好きな方がハマるゲームです!

 

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【6点】

  • 感染者で溢れかえる荒廃したアメリカを舞台としたサバイバルホラーゲーム

  • 圧倒的なグラフィックでオープンワールドのようなフィールド

  • 復讐をテーマにしたダークで重たいストーリー

 

作品紹介

作品紹介
製品名 ラストオブアス2
ハード プレイステーション4
ジャンル サバイバルホラー
発売元 ソニー・コンピュータエンタテインメント
開発元 ノーティドッグ
発売日 2020年

 

プレイ後の感想

ストーリーについて

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率直な感想を言うとめちゃくちゃヘビーなストーリーで、色々納得できない部分が多かった。

 

僕の求めていたラストオブアスではなかった。

 

前作は謎の感染症で世界がパンデミックになってしまい、荒廃した世界を生き抜くサバイバルホラーな雰囲気がありました。

 

本作は感染者の話しというよりも人間の憎しみだったり、怒りだったり、悲しみだったり、負の感情のスパイラルの中にいるような、とてもハードでヘビーなストーリーだった。

 

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ゲーム開始3時間ぐらいで、ジョエルが殺される。

 

ここのシーンでまず僕の心がえぐられましたねー。

エリーの悲痛な叫びが僕の心に突き刺さり、僕も怒りだったり悲しみだったり感情が溢れすぎてしまった。

 

ゲーム序盤なのにこれほど感情移入するゲームは他にないと思う。

 

ただね、ジョエルもイタズラに殺されたのではなく、殺されるのには理由があるわけよ。

 

前作でジョエルはファイアフライからエリーを連れ出す際に手術中の部屋に飛び込み医者を殺してしまったんだけど、その医者の娘【アビー】から復讐を受けるんだよね。

 

正直ね、感染者とかパンデミックとか関係なくなっちゃってるじゃん!

と思うこともあったけど、逆にそういう事実があるからこそ、ここまで人が変わっていってしまったのかな?と深い思い知らされた。

 

ただね、ゲーム前半は前作の続き感があってヘビーな内容でもまだワクワクしていたけど、中盤からのストーリーが【必要なのこれ?】と思うことばかり。

 

先ほど言ったアビーからジョエルは恨まれて殺されるんだけど、そのアビーがいかにしてここまで来たのかというような裏側のストーリーがゲーム中盤から突然始まるんだよね。

 

しかも、それがめちゃくちゃ長い。

 

ゲームのほとんどがこれじゃんって思える程で、正直言うと僕は無駄な時間と思ってしまいました。

 

アビー編を物語るのはいいけど、もう少しコンパクトでもよかったと思う。

 

そもそも本作はエリーが主人公となり、ジョエルと今後どのような人生を歩んでいくのかを期待していた僕からすると、かなり微妙な内容となってしまっていた。

 

中盤からエリーが悪者でアビーが良い者みたいな立ち居地に変わってる感じもした。

ラストオブアスって本当の敵はウイルスだと思うの。

 

人間同士でも色々な派閥はあれど、ウイルスに立ち向かって必死に生きてる!

 

というような感じかと思ったけど、なんか人種だったり宗教だったりが織り交ざっているような感じがして、僕が求めていたラストオブアスではなくなってしまっていた。

 

なんだったら中盤からのストーリーはスピンオフ作品として別で発売してもよかったんじゃないかな?って思う。

 

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ゲーム終盤、今度はエリーがジョエルを殺したアビーに対して復讐しようと再びアビーを殺しに行くという展開になる。

 

実は中盤でアビーにボコボコにされて、二度と顔を見せるなといわれていて、そこからエリーは好きな人とひっそりと暮らしていたんだけど、ジョエルの弟トミーにアビーの居場所を聞いてしまったが故に好きな人を家に残しエリーは復讐しに行く事になる。

 

結論から言うと、エリーはもう一歩のところでアビーを殺せるところまできたのに、アビーを殺さずに逃がすんだよね。

 

ボロボロになって帰ってきた家には好きな人はおらず、アビーに復讐もできず、ジョエルももちろん帰らぬ人となり、トミーも去ってしまい、結局エリーは孤独になってゲームが終わる。

 

うーんなんかモヤモヤする終わり方だなーと思った。。

 

本作は復讐をテーマにつくられているゲームで、エンディングに至るまで本当に色々な人間関係だったり、死だったりが起こるわけ。

 

だったら、最後ぐらいエリーが復讐を終えて終わる。

 

これがハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかは置いといて、ケリをつけるという意味で必要だったと感じました。

 

結局エリーは幸せと呼べるような環境になっていないし、全て失ってしまった。

僕から見ると、エリーだけが全て失ったように思えた。

 

結局、このゲームって完全な悪がいなくて、

  • ジョエルはエリーを救いたかった
  • エリーはジョエルを殺したアビーが許せなかった
  • アビーは父を殺したジョエルが許せなかった
  • アビーの父はエリーが死ぬと分かっていて辛くてもワクチンを作る事によって世界が救われるかもしれないと思っていた。

 

ストーリー中には、ファイアフライ、ウルフ、スカーといった色々な組織、人種、宗教も出てくるんだけど、結局はみんな自分達の信じる正義の為に必死に生きていたに過ぎないのかなー?って僕なりに考えたりしていたけど、それでもエリーが孤独にならなくちゃいけない理由はないなーと思ったね。

 

本作は賛否が分かれる作品らしいですが、ストーリーだけを見ると僕は【否】ですね。

 

もうちょっとエリーに救いがあってもよかったと思いました。

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ゲーム性は最高レベルのクオリティ

最高レベルの圧倒的なグラフィック

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何も説明いらないぐらい、ものすごく綺麗で繊細で美しかった。

草木の表現や動き、水の流れる表現、荒廃したビルひとつひとつを見ても美しかった。

 

よーく見ないと分からないような細かいところまでしっかりと再現されていて、実写じゃん!と思わせてくるグラフィックでした。

 

単調な戦闘が続き飽きてしまう事もあった

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ステルスが基本の戦闘なのですが、前作のように感染者がわんさか出てくるというよりも、人間との戦闘が多い。

 

もちろんステルスで進んでいくのですが、ノーマルモードだと思っている以上に弾が余る。

 

ステルスしなくても、ある程度武器で人間を倒しながら進んでも弾に困らないようになっていました。

 

ステルスで進むよりも銃でバンバン撃ちながら進んだほうが早かった。

場所によっては犬を連れている人間も居るのですが、犬が一番強い。

 

こちらの匂いを感知して追いかけてくるので、今までのように物陰に隠れていても見つかってしまう事が多かった。

 

ただ、終始同じような戦闘ばかりで飽きてしまうこともありました。

 

 

新しいアクションが増えたり、新しい感染タイプの敵も出てくるが結局は同じ事の繰り返し感がありました。

 

前作とさほど変わらなかったカスタマイズ

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これは、前作と比べても変わったところはなかった。

 

強いて言うなら前作は部品が結構手に入ったのでほとんどの武器をカスタマイズできましたが、本作は手に入る部品の数が少ないので、結構カスタマイズできる武器に限りがありました。

 

自分の好きな武器をカスタマイズするのか、状況に合わせてカスタマイズするのかがかなりポイントになってくると思う。

 

探索&アイテム収集がしづらかった

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前作をも超える広大なフィールドを馬に乗って探索できたり、入り組んだビルの中を探索できたり、若干オープンワールドのような広さで始めはスゲー!と感動しましたが、後半になるにつれて、面倒になってくることが多々あった。

 

まず、室内にいたっては暗すぎて見にくかった。

 

ライトを照らしながら進んでいくのはホラーゲームの定番ですし、前作でもそういう場面はあったので、そこは気にならなかったのですが、暗いエリアが長すぎる。

 

ライトの明かり範囲しか画面では見えないので、ずっとその範囲だけで行動するには疲れてしまいました。

 

また、収集アイテムも一応あるが、フィールドが広大すぎて隅々探索しようとは思えなかったです。

 

2週目で収集アイテムを全部取るという目的ならいいのですが、ストーリーを楽しみながらというのはちょっと面倒なところはありました。

 

スタッフの遊び心が用意されている

本作にはノーティードッグならではのスタッフの遊び心が用意されていました。

まずはこちら。

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PS3とアンチャーテッド 黄金刀と消えた船団ジャック×ダクスター3のゲームソフトが置いてありました。

どちらもノーティードッグの作品です。

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またジャック×ダクスター3のゲーム内で収集できるオーブというアイテムも落ちていました。

これは「アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝」にも隠しアイテムとして登場しています。

 

まとめ-ラストオブアス2レビュー-

今回は個人的な感想ですが、駄作だと感じてしまいました。

 

そもそもジョエルが殺されるストーリーは別にいいのですが、序盤ですぐ殺す事はなかったと思う。

 

あくまでエリーとジョエルで物語を進めていき、中盤アビーという女性が現れ、中盤の終わりごろでジョエルが殺され、終盤エリーがアビーに対して復讐して終わる。

 

こんな流れでよかったのでは?と思いました。

 

そもそもアビー編をプレイさせられている時もマジで必要ないよなーと思いながらだったし、早くエリーを操作させてくれよ!という気持ちにもなった。

 

ストーリーには納得できなかったけどそれ以外のゲーム性は相変わらず素晴らしいノーティードッグだったので、今後の作品に期待します!

 

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

【PS4】The Last of Us Part II 【CEROレーティング「Z」】

  • 発売日: 2020/06/19
  • メディア: Video Game

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