ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Project Tower(プロジェクトタワー)』主人公は囚人?謎のタワーに収容されと思えばそこは異空間とエイリアンの巣窟だった。謎に満ちたタワーかた無事に脱出できるのか⁉【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、エイリアンが住む謎に満ちたタワーから脱出するTPSアクションゲーム『Project Tower(プロジェクトタワー)』のレビューをさせていただきます。

 

ボスの弾幕攻撃とTPSアクションと言えばPS5専用ソフト「リターナル」を思い出し、本作もそれに近いクオリティーなのでは?と期待に胸を膨らませてプレイさせていただきました。

 

しかし、実際にプレイしてみると雑さや粗さが目立ち、とてもじゃないけど期待していたゲームではなく正直ガッカリさせられました。

 

そんなProject Tower(プロジェクトタワー)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

TPSゲームが好きの方、ダークなストーリーが好きな方、サバイバルゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【2点】

 

  • バランス調整が悪すぎる

  • ストーリーやマップの作りが雑で意味が分からない

  • TPSがメインにも関わらず実質武器の種類が1種類

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Project Tower(プロジェクトタワー)
ハード PlayStation5
ジャンル TPSアクションゲーム
発売元 Yummy Games
開発元 Yummy Games
発売日 2025年1月6日
総プレイ時間 5時間

 

プレイ後の感想

バランス調整、フレームレート、雑なマップと全てにおいて中途半端で雰囲気とボス戦だけを楽しむTPSアクションゲームでした

 

まず本作の世界観ですが、エイリアンが侵略しようと星に降り立つ。

そんなエイリアンと戦える軍隊を作る為、プレイヤーは囚人となりタワーを登っていくことを強いられる。

 

その道中で色々なエイリアンと戦わされ、最後まで生き残った者達でエイリアンの本拠地に攻め込むといったストーリーになっています。

ゲーム開始時、何も分からないまま迷路のような施設に閉じ込められ、進めば進むほどエイリアンのような敵が出てきて、挙句の果てに見た目がガッツリ映画「エイリアン」が現れ、これはもしかして良作の予感と期待したのも束の間。

 

実際にエイリアンっぽい見た目のやつと戦うのは序盤だけで、中盤以降は意味不明な展開が続くばかり。

 

純粋にエイリアンを倒しながら塔を登っていくのかと思いきや、いつの間にか宇宙に放り出されているし、そもそも塔なんてあったかな?と疑問に思う始末。

 

ストーリーも雑でしたが問題はアクション性。

本作はTPSアクションゲームですが、武器の種類は4つのみでどれもオモチャっぽいんですよね。

しかも、ほとんどサブマシンガンのような武器しか使うことがないので実質1種類。

 

その他にはダッシュとジャンプ、そして回避ぐらいのアクションしかなく、インディーゲームの中でも正直クオリティーが低く感じた。

ボス戦は弾幕を避けながらボスにダメージを与えていくスタイルで、PS5専用ソフト「リターナル」にかなり酷似している。

 

むしろリターナルの劣化版と言わざる終えないクオリティーなんですよね

 

こちらの攻撃が敵に当たっているのか全く手ごたえがなく、回復手段はないのでボス戦は完全に覚えゲーと運ゲーといったところ。

 

テクニックも何もなくひたすら弾幕を避けながら銃をぶっ放すだけ。

 

マップは広く見えるようで狭く、ほとんど一本道のわりには雑な作りで行き先が分かりづらい。

当然マップが狭いのでナビもなく意味が分からずストーリーが進んでいく展開。

 

リターナルのように終始雑魚敵が襲ってくる高難易度のTPSならまだしも、パズルを解く、一本道のマップを進む、ボスを倒すの繰り返し。

 

一応ストーリー上タワーを登っているらしいのですが、体感としてタワーを登っている感覚が全くなく、タワーを登るゲームかと思っていたので途中でガッカリしたぐらいマジで勿体ないと思った。

 

純粋にタワーを登らせつつ雑魚敵が進路の邪魔をして、最後の部屋にボスが居る、これだけで面白かったと思うけどなー。

 

雑魚敵はひとつのエリア内に5体ぐらいしかいないので全く意味を成していない。

さらに、何故か意味が分からないが倒したエイリアンに擬態する能力を何の説明もなく得ることができるのですが、正直まったく意味がなかった。

 

この擬態能力を無理やり使わせるギミックは用意されているものの、ギミックといってもエイリアンに擬態しないと壊せない岩があったり、通れない通路が通れるようになったりと、別に必要性を感じないんですよね。

 

っていうか、そもそもTPSアクションゲームなのにエイリアンに擬態する意味がよく分からない。

 

また、収集アイテムどころかそもそもアイテムがないし、もちろんエンドコンテンツもない。

そして4~5時間でクリア出来てしまうボリュームなのにPS5版は定価4,000円ほどする。

 

ちなみにsteam版は2,800円です

 

これは正直おすすめできない作品でしたね。

本作を4,000円でプレイするなら間違いなくリターナルをおすすめする。

 

良かったところ

ボスの難易度

正直、本作に関してここが良かったと思えるところが全くなかったが、強いて言うならボスの難易度。

 

このクオリティーでボスに手応えがなかったらゲームとしてどうだろう?と思っていたけど、ボスの難易度はそれなりに難しく楽しめた。

 

相変わらずどのボスも攻撃を当てている感触がないものの、やはり弾幕攻撃をしてくるのでしっかりボスの攻撃パターンを把握し回避しながら攻撃する必要がありやりごたえはあった。

 

ストーリーやマップの雑さは逆にこのままでいいので、もうちょっとボス戦が楽しくなるような工夫をしてほしかったかな。

 

気になったところ

何もかもが中途半端

どちらかと言えばこの手のゲームにしてはストーリーの概要はまだ理解できる。

 

ただ、それを活かしきれていないというか、結局開発側の自己満足のようなストーリー展開になってしまっていて、プレイヤーに伝わりづらかった。

 

そして、やはり引っかかったのはタワーを登っている感じが全くしないということ。

ストーリー上、主人公は囚人となり無理やり敵と戦わされつつタワーを登っていく展開だと思いきや、急展開すぎていきなり気がついたら宇宙に居ましたからね。

 

あの空間がひょっとしたら宇宙を模したタワー内という設定だったとしても納得ができないんですよね。

 

また、バグも多く途中進行不能バグが発生したのでは?と思ってしまう雑なマップ作りも正直イライラしてしまった。

 

マジで序盤のワクワクを返してほしいとまで思いました。

 

フレームレートが低い

調べてみるとフレームレートは60ほど出ているようですが、体感それ以下に感じ序盤では画面酔いしそうになるほどカクカクしている部分が多かった。

 

特に主人公が走る際、画面が微妙に上下に揺れるのが結構酔う。

グラフィックはまあまあ綺麗だっただけに、これもまた勿体ないと感じてしまったな。

 

まとめ:Project Tower(プロジェクトタワー)

とにかく期待し過ぎた僕も悪いと思ったが、同じようにこのゲームに期待を持っている人がいるかもしれないので、僕はあえてオススメできないと言いたい。