ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『PaperKlay(ペーパークレイ)』全てが紙でできた世界?冒険に夢を見るニワトリのチックとその相棒のナゲットの大冒険が今始まる【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、冒険に夢を見るニワトリのチックとその相棒のナゲットの大冒険が楽しい『PaperKlay(ペーパークレイ)』のレビューをさせていただきます。

 

本作はバンジョーとカズーイの大冒険やユーカレイリーのBGMを担当されたグラント・カークホープさんによる心和む音楽とPS2時代に人気を博した怪盗スライクーパーの声優ケビン・ミラーさんによる、とっても平和で和む3Dプラットフォームのアクションゲーム。

 

この世界はタイトルにもあるように紙で出来ており、PS3で発売されたパペッティアやPS4で発売されたテラウェイのような世界観をしており、どこを切り取っても飛び出す絵本を観ているかのような楽しくなる作品でした。

 

そんなPaperKlay(ペーパークレイ)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

ほのぼの系ゲームが好きの方、3Dプラットフォームゲームが好きな方、レトロゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【6点】

 

  • 昔ながらの3Dプラットフォームゲームが体験できる

  • 色々なレトロゲーム作品のパロディが入っていて刺さる人には刺さる

  • 頭を使う謎解きがなく、直感的に遊ぶことができる

 

作品紹介

作品紹介
製品名 PaperKlay(ペーパークレイ)
ハード steam
ジャンル 3Dプラットフォーム、3Dアクションアドベンチャー
発売元 WhyKev
開発元 WhyKev
発売日 2025年5月28日
総プレイ時間 10時間

 

プレイ後の感想

単純な操作が遊びやすく誰でも気軽に楽しめるゲームデザインでしたが、ちょっと物足りなさも感じてしまった昔ながらの3Dプラットフォームでした

 

まずは本作の世界観ですが、世界を冒険したいと夢見るニワトリのチックとその相棒ナゲットは、今日も平和な日々を過ごしていると、突如空飛ぶ船に乗った海賊ノックスが現れる。

 

ノックスは大切なタマゴを全て奪いどこかえ逃げてしまう。

しかし、ノックスは重大なミスをしており、逃げ道に卵を落としてしまう。

 

それに気がついたチックとナゲットは落ちている卵を集めながら海賊ノックスのアジトを探す壮大な冒険が始まる。

 

というとっても可愛らしいストーリーとなっています。

 

本作は昔懐かしい3Dプラットフォームのアクションゲームで、ゲームミュージックはバンジョーとカズーイの大冒険やユーカレイリーの音楽を手掛けたグラント・カークホープさん、そして声を担当されたのは、PS2時代に人気を博した怪盗スライ・クーパーの声優ケビン・ミラーさんなんですよね。

 

このお二人を採用する辺り、開発陣はよほど3Dプラットフォームが好きなんだろうなーと思えますよね。

 

音楽は若干バンカズっぽさを感じつつも、のどかで癒されるし、本作の世界観にぴったりなんですよね。

 

そんな本作の魅力は箱庭アスレチックアクションとゲームグラフィックにあります。

まず、ゲームグラフィックですが、本作の世界は全て段ボールや紙で描かれており、絵本の世界へ迷い込んだかのような没入感があります。

 

PS4で発売されたテラウェイをご存じの方ならすぐに既視感に気がつくはず。

 

こういったのんびりした世界観って癒されますよね

 

続いて箱庭アスレチックですが、本作には4つのエリアが存在し、全部で19個のステージが用意されている。

 

ステージの中には数々の難しいギミックが立ちはだかりアスレチックのように縦横無尽に攻略することができます。

ステージのゴールにはタマゴが置かれており、それを手に入れればクリアとなるが、道中にコインブルーオーブのようなものがある。

 

このコインを集めるのが意外と面白く、3枚足りなかったりすると必死でステージの隅から隅まで探し回っちゃうんですよね。

 

集める楽しさもそうですが、コインはチックのスキンや新しいアクションと交換することもできるんですよね。

色々な可愛いスキンを着させて冒険するチックが見たいがあまり、コインを集めたくなるのもまた魅力です。

 

また、ブルーオーブはステージに入る際に必要なキーアイテムとなっており、要求される数を持っていないとステージに入ることができない。

 

バンカズで言うジグソーのような役割ですね

 

そして、気になるアクションはとってもシンプル。

基本アクションはジャンプ、スピンアタック、滑空、ヒップドロップと基本これだけのアクションを使って全ステージを攻略することとなります。

 

コインを集めることによりいつでもバッジと交換することができ、バッジは基本アクションの能力を少しアップさせる役割があるんですよ。

装備できる個数は決まっておらず、全て手に入れれば全てのアクションの底上げができる。

これらを手に入れることにより、意外とアクションが楽になるんだよね。

 

シンプルな操作感なので、子供から大人まで気軽にプレイすることができますが、逆に言えば、最終ステージなど難しいステージもこのシンプルなアクションだけで攻略しなくてはいけないので、多少テクニックが必要とされるステージもある。

 

この手のアクションに慣れている僕はさほど難しくは感じなかったが、コインやブルーオーブなど収集アイテムを全て集めようとすると、それなりにやりごたえがありました。

 

また、各エリアでのボス戦はなく、ステージのみをクリアしていくゲームデザインなので、人によっては単調と感じる方もいるかと思います。

逆にこの単調さを利用して、よくこの手のアクションゲームにあるタイムアタックが本作にも欲しかったところ。

 

一本道でゴールを目指すものではなく、自分なりのショートカットなどを考えながら進むことができるので、タイムアタックがあればより楽しめたと思う。

 

現在steamでのみプレイすることができますが、このゲームデザインだとsteamというよりもswitchでプレイしたいですね。

 

気軽に遊ぶには丁度いいゲームなので、是非皆さんにもプレイしてほしいんですよね。

 

良かったところ

古き良き3Dプラットフォーム

本作は知っている人なら気が付く色々な作品のパロディがある。

 

例えば、ダンボールをモチーフにしたグラフィックは「テラウェイ」を彷彿とさせますし、ニワトリが主人公の3Dアクションゲームといえば、ゲームキューブやPS2で発売した「チキンリトル」を彷彿とさせます。

 

また、チックが敵にやられた際、相棒のナゲットにブラックジョークで煽られるシーンがあるのですが、この部分がPS2で発売された「ジャック×ダクスター」っぽいんですよね。

 

そして極めつけはナゲットはチックのリュックの中に隠れていることから、バンジョーとカズーイのようなスタイルなんですよね。

 

僕が気が付いただけでもこれだけの作品をパロディとして取り入れているところから、本作を開発したゲームスタジオはよほど3Dプラットフォームが好きなんだなーと愛を感じることができた。

 

また、最終ステージに近づくにつれ、どんどん難しくなっていくギミックは昔ながらの3Dプラットフォームでしたね。

 

最終ステージは今までのステージの応用編とでもいいましょうか、全てのギミックや敵が「これでもか」と惜しみなく使われているところが、かなり好感持てました。

 

ただ、適当に難しくしただけではなく、序盤のステージで何度も繰り返し攻略してきたギミックの組み合わせなので、気持ちがいいぐらいにサクサク進めることができるんですよね。

 

気になったところ

どのステージも単純

良かったところでご紹介した昔ながらの3Dプラットフォームということですが、逆に言えばどのステージも景色は変わっているがギミックは応用しているだけで大きく変わることはなく、やっていることは大体同じ。

 

頭を使わずに直感的で遊べる部分が面白かったが、もう少し達成感は欲しかったかな。

せっかく、音楽、キャラクター、世界観は素晴らしいので、もうひとつ遊び要素を入れてほしかった。

 

まとめ:PaperKlay(ペーパークレイ)

冒険に憧れるニワトリのほのぼのとしたゲームで、癒される音楽と相まってか穏やかな気持ちで楽しめることができた。

このゲームデザインなら、子供にもおすすめなので是非switchでも発売してほしいですね。