ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Onirike(オニリケ)』ティムバートンの世界観のようなダークで不気味な独特の世界で繰り広げられる3Dパズルアクションゲーム【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、ティムバートンの世界観のようなダークで不気味な独特の世界で繰り広げられる3Dパズルアクションゲーム『Onirike(オニリケ)』のレビューをさせていただきます。

 

ちょっとホラーチックな本作は現実なのか夢なのかイマイチ分からない不思議で独特な世界を冒険する3Dアクションゲームで、パズル要素もありますが、どちらかと言えばアスレチックを攻略していくタイプのアクションゲームでした。

 

映画監督「ティムバートン」の世界観に似ている為、ナイトメアやアリスインワンダーランドなどが好きな人は楽しめる作品だと思います。

 

そんなOnirike(オニリケ)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

 映画好きの方、ダークなストーリーが好きな方、サバイバルなゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【5点】

 

  • 制限時間形式の探索はハラハラして面白い

  • パズル、アスレチックと本格的な3Dアクションを楽しめる

  • 操作性やカメラワークの挙動がおかしくて若干ストレスを感じる

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Onirike(オニリケ)
ハード steam(PS4、switch、XBOX海外のみ)
ジャンル 3Dパズルアクションゲーム
発売元 DevilishGames
開発元 DevilishGames
発売日 2021年6月29日
総プレイ時間 5時間

 

プレイ後の感想

独特なキャラデザと世界観で魅了される本作は、パズル要素が強めで、アスレチックステージは本格的なテクニックも要求されるの硬派な3Dアクションゲームでした

 

まず本作の世界観をご紹介すると、

「小さい頃、誰しもが描きも続けた『夢』ってありますよね。

ただ、そんな『夢』と呼ばれているものは決して現実にならない。

そして、現実にならない夢は何処へ行き、どうなってしまうのか。

そんな謎とも思える夢の行方を追う物語。」

 

というのが本作の世界観ですが、かなり難しいストーリーな上に翻訳が適当すぎて正直ストーリーに関しては意味不明な世界観でした。

ただ、キャラクターデザインの独特の雰囲気は映画監督「ティムバートン」のような世界観で、ゴシック調な表現が好きな人はきっと惹かれるのではないでしょうか。

 

本作は3Dアクションゲームとなっており、オープンワールドのような少し狭いフィールドを好きに探索しパズルを解きながら、各アスレチックステージに飛び散った『鍵』のパーツを集めながら、火山を目指すというもの。

各アスレチックステージでは、敵が襲ってくる迷宮、ピザを完成させるステージ、チェスを使った謎解きなど、5種類以上のステージが用意されています。

 

ここまで聞くとただの3Dアクションゲームかと思いきや、本作のオリジナルでもあるひとつのシステムが凄く世界観を引き出しており、ゲームとしてクオリティが高くなっている。

 

それは、【制限時間】があるというもの。

 

詳しくは後ほどご紹介しますが、この制限時間があることによって、のんびり探索することができなかったり、ギミック溢れるアスレチックステージを焦りながらプレイすることになります。

 

このギリギリ感、ハラハラ感が良い意味でストレスになってかなり面白いんですよね

 

ただ、操作感がモッサリしていたり、カメラ操作の挙動がおかしかったりと悪い意味でストレスを感じる部分もあるので、良ゲーとはちょっと言いにくい部分はありました。

 

それも後ほど詳しくご紹介させていただきます。

 

また、総プレイ時間は5時間程と少々短いところもマイナス評価ではありますね。

と、いうのも僕がパズル苦手でかなり苦戦して5時間程度なので、人によっては3時間~4時間程度でクリアできるようになっているんですよね。

 

なので、誰にでもおすすめできるゲームではなく、雰囲気やデザインそして3Dパズルアクションが好きな人にはおすすめしたい作品です。

 

よかった所

すごく焦る制限時間

本作オリジナルの要素のひとつでもある制限時間。

これがめちゃくちゃ良い意味でも悪い意味でもよかった。

 

本作は時間の概念があり、夜だけ行動することができ、夜明けになるとゲームオーバーになっちゃうんですよね。

 

なので、悠長にマップを隅々まで探索しようもんならすぐにゲームオーバーになっちゃうんですよ。

それを回避する方法として夜明けになる瞬間にマップの決められた場所に配置された青い魔法陣の中に居る必要があるんですよ。

 

そうすることにより、夜明けと同時にカスミソウ畑という場所に飛ばされます。

 

ここではカスミソウの種を手に入れることができ、カスミソウの種はイベントをクリアするのに欠かせないアイテムな上に、本作の本質でもあります。

 

夜明け以外にもゲームーオーバーになる要素があり、それは制限時間とともに主人公が消えてしまうということ。

 

画面右上に目玉のアイコンがあり、徐々にこの目が閉じていくんですよ。

完全に目が閉じてしまうと主人公の姿が消えてしまい、見えなくなってしまいます。

 

しばらくの間この状態で行動できるものの、時間が経つと姿だけではなく存在も消えてなくなりゲームオーバーとなってしまいます。

 

それを防ぐにはマップ上どこでもいいので、カスミソウの種を植えることが重要になってくる。

 

このカスミソウを植え、触れることにより目が覚め主人公の姿が取り戻せるというもの。

 

なので、自由に探索すると同時にカスミソウの種を植えつつ、主人公が消えないようにして、夜明けがきたら魔法時に飛び乗る。

 

このサイクルが必須となるアクションゲームなので、いくらイベント中だろうと、難しい謎解きを攻略中だそうと、このサイクルを守らなくちゃいけません。

 

常にハラハラドキドキした体験ができるちょっと癖のあるアクションゲームとなっていました。

 

やりごたえのあるアスレチックステージ

本作はマリオのような3Dアクションゲームというよりもパズル要素が強めの3Dアクションゲームとなっていますが、実はやりごたえのあるアスレチックステージ満載のゲームでした。

 

足場から足場へジャンプするステージが多かったり、見えない足場を攻略するステージ、敵がしつこく襲ってくる迷宮、小さな足場を飛び越えて登っていく火山など、マリオ顔負けのステージが多かった。

 

多少のテクニックが必要とされる場面も多い本作ですが、残念ながら操作性があまりよくなくストレスを感じる部分もあった。

 

ただ、ある意味この操作性が不安定だからこそ、難易度が上がりやりごたえのあるステージとしてプレイできたのでは?と思いましたね。

 

マリオのように爽快感ある気持ちがいい操作性だったら逆にすぐクリアできてしまったかもしれません。

 

気になった所

カメラの挙動

3Dアクションゲームで時たま起きるカメラ問題。

 

本作もそのひとつで、障害物の近くまで接近するとカメラの挙動がおかしくなるし、自動でカメラ修正が入ってしまうので、自分が見たい部分を維持しながら見ることが難しかったり、少しイライラする場面があった。

 

とくに迷路のステージなんて敵に攻撃されたらやり直しさせられるのに、カメラの挙動がおかしいせいで、死角から襲ってくる敵になんどやられたことか。

 

せめてオートでカメラが動くのやめてほしかった。

設定を見た感じ、オフにすることができなかったんですよね。

 

ヒントが少なすぎる

本作は鍵のパーツを集めてひとつのカギを完成させることが主な目的となっており、カギを使ってラストステージへ進めるようになるのですが、その為には各ステージでカギのパーツを集める必要があり、ステージではパズルを解いたり、本格的なアスレチックステージをクリアすることになります。

 

ただね、ちょっと広めのオープンワールドの中にステージが5つ以上点在しているスタイルなのですが、次どこへ向かったらいいのか分からないし、ステージ内のパズルもほぼほぼノーヒントで解く必要があるんだよね。

 

次どこへ行けばいいか分からないに関してなんだけど、探索すればいいだけという話しではなく、本作は夜明けが来る前にセーブポイントの魔法陣の中に入っていないと強制的にゲームオーバーになってしまうし、カスミソウの種が無くなればその場で姿が消えてゲームオーバーになるし、いわば制限時間付きなんですよね。

 

この中で悠長に探索できることもなく、毎回ギリギリを強いられるんですよね。

 

このギリギリを楽しめる人ならいいけど、僕は思うように探索ができずちょっと嫌な気持ちにもなった。

 

なので、次のステージの行き先やヒントは分かりやすくしてほしかったですね。

 

まとめ:Onirike(オニリケ)

ゲーム全体を評価すると僕はまあまあ面白かったかなーという印象。

可もなく不可もなくっていうところですね。

 

本作をプレイするにはsteamしかありませんが、北米アカウントをお持ちならswitchやPS4、XBOXでもプレイ可能なので、気になる方は是非プレイしてみてください。