ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『リトルナイトメア3』恐怖や不気味さが薄すぎる、どうしてこうなってしまったのか期待外れの惜しいシリーズ最新作【評価・感想】

こんにちは!ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、今度は2人1組になって恐怖から逃げ出すサイコホラーの謎解きアクションゲーム『リトルナイトメア3』のレビューをさせていただきます。

 

本作には凄く期待しており早速プレイさせたいだきましたが、リトルナイトメアらしい悪夢と恐怖の体験はできたものの、正直微妙だなーと思ってしまった。

 

と、いうのも1と2もプレイ済みでして、とくに2の恐怖が病みつきになってしまい、リトルナイトメアの世界観にずっと惹かれていたんですよ。

 

ただ、今作に関しては2人1組となって恐怖から逃げ惑う体験が、少しテンポが悪いと感じたり、色々微妙と思ってしまった部分があるんですよね。

 

そんなリトルナイトメア3を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『良かったところ』『気になったところ』をご紹介させていただきます。

 

リトルナイトメアシリーズが好きの方、ダークストーリーが好きな方、ホラーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【5点】

 

  • シリーズ最新作の悪夢と恐怖を体験できる

  • シリーズ初となる2人1組となって今日から逃げ惑う

  • ボリュームは1と2とあまり変わらないのに少なく感じた

 

作品紹介

作品紹介
製品名 リトルナイトメア3
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、Switch2、Xbox
ジャンル サスペンスアドベンチャー
発売元 バンダイナムコ
開発元 Supermassive Games
発売日 2025年10月10日
総プレイ時間 6時間
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レビュー動画

 

プレイ後の感想

1と2の悪夢と恐怖体験からシリーズ最新作ということもあり、凄く期待してハードルを上げすぎたせいか、正直あまり恐怖を感じずボリュームも少なく感じてしまった

 

まずは本作の世界観ですが、孤独な悪夢の中で出会い、固い絆で結ばれたロゥとアローン。

プレイヤーは、この心優しい子供たちとなり、悪夢からの脱出を目指すこととなる。

ロゥは弓、アローンはスパナを巧みに操り、それぞれのアイテムを駆使し、お互いを守りながら様々な困難が待ち受ける世界を進んでいく。

 

無事にこの恐怖と悪夢から脱出できるのか?といった世界観になっており、シリーズ屈指の悪夢が体験できるかと思いきや、個人的には正直微妙でした。

 

というのも、今作は2人1組となって悪夢から脱出するデザインとなっており、シリーズ初の試みなんですよね。

ゲーム序盤では今までのシリーズとは全く異なる恐怖体験をこのように再現してくるとは!と正直期待を胸にドキドキしながらプレイしていたのですが、実際にクリアしてみると「え?これで終わり?」と拍子抜けをくらってしまった。

 

ボリュームはシリーズ通してあまり変わらず、6時間程度あればクリアできるのですが、今作に関しての同じ6時間程度でクリアしたものの、シリーズの中では少なく短く感じたんですよね。

 

まず、2人1組となって謎解き、ギミック、そして恐怖から逃げ惑うのですが、個人的にはテンポが遅く感じて恐怖を感じることが薄くなっていた。

 

そもそも、他シリーズと比べると恐怖や気持ち悪さを感じるシーンが少ないんですよ

ゲーム序盤ではダクトの中を移動している時間が長く、正直飽きてしまう場面もあったり、悪夢から追いかけられるシーンも初見殺しが多すぎて、何度も繰り返し体験することにより、恐怖が薄れてしまった。

 

前作の学校ステージや調理師に追いかけられるシーンの恐怖と比べると、今作は鬼気迫るものがない。

 

また、シリーズをクリアしているからなのか、「この辺りで敵に追いかけられるぞ」「この謎解きはこうだろう」とパターン化されている部分も感じたんですよね。

 

正直ネタ切れ感を感じてしまった

 

謎解きも謎というよりもパズルに近い感じがしてシリーズ通して難しく感じる所はなかったですね。

ただ、気になるところばかりではなく、デュアルセンスから伝わってくる振動が、心臓の心音のように鼓動する臨場感は良かった。

 

また、2人1組のシステムも後ほど良かったところで詳しくご紹介しますが、悪いものではなかったんですよね。

ただ、個人的にはそれを上手く使えていないような気がした。

世界観は先ほど軽くご紹介させていただきましたが、今作は明らかに人間の子供が出てきて、その子が見ている悪夢を体験させられるのですが、この子が精神病患者なのか、それとも誰かに誘拐されているのか、そういった考察が出来るような描写は多々あるので、考察が好きな人はやはり、このシリーズ楽しめるかと思う。

 

僕は考察苦手なので、なんとなくでプレイしていました

 

僕のように恐怖体験やホラーの部分を期待しているとシリーズクリア済の方は物足りなさを感じると思う。

 

そう、けして面白くないというよりも、「これで終わり?」と不完全燃焼といったところ。

正直3というよりもDLCに近い内容だと思ってしまったんだよね。

 

リトルナイトメアシリーズをプレイしたことがない方は、むしろ3からプレイすることをおすすめしますし、シリーズのファンの方には正直おすすめできない。

 

期待外れの作品となってしまっていた。

 

良かったところ

2人1組の協力プレイ

今までのシリーズにはない主人公が2人いるパターンで、常にもう一人の主人公と共に行動し、2人1組となって恐怖から逃げる内容となっていた。

 

お互いの得意分野がしっかりと分けられており、1人はレンチのような武器を使い窓ガラスや扉など打撃に特化した行動が得意で、もう1人は弓矢を操り、高い所の仕掛けやロープなどを切ることができるんですよ。

 

ゲームを始める際、どちらかの主人公を選択することができるのですが、正直どちらを選んでもアクションや謎解きに関してはあまり差を感じることはなかった。

 

ひょっとしたらストーリーに多少の違いはあるかもしれませんね。

 

ただ、これ1人でプレイするよりも2人でプレイする方がひょっとしたら更に恐怖が倍増しそうですよね。

 

1人でプレイする場合、相方の役割をNPCが勝手にやってしまうのですが、2人プレイの場合はお互いで役割をしっかりと見極めなきゃいけないので、突然の恐怖に慌てふためくと思うんですよ。

 

どちらにしても今作の魅力の一つでもある2人1組システムはマジで画期的だったのに、それをもうちょっと上手く使って欲しかったという気持ちが正直なところですね。

 

気になったところ

2人1組がテンポを悪くしている

今作はとにかくテンポが悪い。

ことあるごとにダクトに逃げ込み、しゃがみ移動させられる。

 

特に序盤に多いのだが、終盤まで続くんですよね。

仮にしゃがんで狭いところに逃げ込む演出を多用したとしても、ダクト以外をもっと作るべきだった。

 

さらに悪夢から追いかけられるシーンも、走って逃げるだけではなく、扉を2人で壊して逃げるというシーンが多く、せっかく走って逃げているのに、いちいちドアの前で足を止められて二人で壊して逃げての繰り返しなんですよね。

 

ダクトも扉破壊もそうですが、同じシーンを終盤まで使いまわしっていうのが飽きてきますし、パターン化されちゃってホラー要素が薄い。

 

恐怖体験が薄すぎる

とにかくこれが一番残念だった。

 

リトルナイトメアというシリーズに何を一番期待しているかと言えば、「不気味さ」「気色悪さ」そして「気持ちが悪い演出」だと思うんですよね。

 

従来のホラーゲームとはまた違った、ゾクゾクするようなあの感覚。

それが本作には感じることがなかった。

 

1と2では、背景にも恐怖が混ざっていたり、無駄な気持ち悪さっていうものがあり、これが結果的に画面全体を恐怖に陥れていたんですよ。

 

ただ今作の場合は、薄暗い狭い部屋とあまり不気味さを感じない悪夢からの追いかけっこのみで、これといった演出がない。

 

また、ステルスアクションを要求されるシーンが出てくるのですが、瓶を投げて敵の注意を逸らしてから逃げるといったシーンがあるのですが、瓶を投げるではなく、遠くから弓で瓶を撃った場合は失敗判定になるんですよね。

 

結果的に同じことをやっていても、弓は失敗扱いとなってしまう。

 

ゲームを始める際、主人公を選択させるわけですから、弓使いを選択した場合はこういったメリットがあってもいいのに、結局どちらの主人公を選択しても攻略方法が変わらないから、少し残念にも思えた。

 

まとめ:リトルナイトメア3

シリーズ最新作ということで、変に期待値を上げてしまったことが今回のような評価になってしまったかもしれません。

 

冒頭でもご紹介したように過去作をプレイしている人であれば正直同じような気持ちを抱くと思うんですよね。

 

強くおすすめできる作品ではないので、事前情報として頭に入れた状態でプレイすれば期待外れといった気持ちにはならないかもしれません。

 

DLCで補填されるといいなーと期待してしまいますね。