ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Lost in Random(ロスト・イン・ランダム)』サイコロに支配された大人のおとぎ話!ダークファンタジーなワンダーランドの世界を大冒険!【評価・感想】

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(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、サイコロに支配された不思議な世界の大人のおとぎ話『ロスト・イン・ランダム』のレビュー記事です。

 

6月のE3で発表されて以来、ずっと気になっていた作品で、どうみても日本向けじゃないから発売しないだろうなーと思っていたら、まさかのDL専用で日本でも発売されたので、買っちゃいました!

 

キャッチコピーが『大人のおとぎ話』ということもあり、ダークファンタジーに仕上がっている作品で、冒頭30分プレイしただけでわかる『ワクワク感』『早く冒険したい!』という気持ちが溢れてくるゲームです。

 

そんなロスト・イン・ランダムを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

クセのあるゲームが好きの方、ダークファンタジーなストーリーが好きな方、アクションアドベンチャーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

 

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【7点】

 

  • 『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『不思議の国のアリス』のような独特の世界観

  • ダイスとカードを使って大冒険する新しいダークファンタジー

  • ボリュームはまずまずでしたが、少し物足りなさを感じる

 

作品紹介

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作品紹介
製品名 Lost in Random(ロスト・イン・ランダム)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、XboxOne
ジャンル アクションアドベンチャー
発売元 EA Originals、エレクトロニック・アーツ
開発元 Zoink Games、Thunderful
発売日 2021年9月10日

 

プレイ後の感想

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思った通りの世界観で出てくるキャラクターもクレイジー。グラフィックはめちゃくちゃ綺麗で戦闘も楽しかったけど、戦闘のテンポが遅く無理やり感を少し感じたが、ゲーム全体を見ると僕には素晴らしい作品と言えるゲームでした

 

まず、本作の世界観ですが、

「ある日、邪悪な女王に姉の『キースー』を連れ去られてしまった主人公の『グースー』はサイコロで運命が決められる不思議な世界を旅しながらキースーを救う大冒険へ出発することとなる。」

 

と、いうことなんですよね。

 

ランダムという世界に君臨する女王が子供たちをさらって恐怖を吸い出し、何かのエネルギーに変えていることは分かった。

 

ただ、それが何の意味があるのかがイマイチ理解することが難しかった。

 

ストーリー上、重要キャラクターと会話する際に、いくつか質問しながら会話が進むという形式で、ちょっと面倒になったり、意味が分からないところは質問せず飛ばしてしまったのがストーリーの全貌を把握できなかったところだと反省しました。

 

ただ、それを除いても僕にはちょっと難しいストーリーでした

 

それよりもアクションを楽しみにしていたゲームだったので、アクションについてご紹介したいのですが、これまた思っているものとは少し違った。

 

でもね、先に言っておきますが、めちゃくちゃ面白かったです。

これは間違いない。

 

何が思っていたことと違ったのかというと、3Dプラットフォームのアクションゲームかと思っていました。

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本作はどちらかというと、RPG要素が含まれていて、ダイスとカードを使って戦闘をするのですが、カードは15枚セットのデッキを作って戦うというものです。

 

まず、戦闘が始まったらダイスを振って、出た目がカードを使うコストとして表示され、コスト内で好きなカードを使い攻撃するというもの。

 

キングダムハーツ チェイン・オブ・メモリーズの戦闘に少し似ているが、本作の方がテンポが悪かった。

 

そもそも、雑魚敵戦は強制的に戦わされることが多く、好きな時に好きなだけ戦闘が楽しめるというものではなかったです。

 

逆に言うと戦闘面倒くさいと思っていても強制なので逃げられないんですよね。

 

さらに、前半はダイスの目が1か2しか出すことができないので、なかなか思うような戦闘ができずモヤモヤすることも多々ありましたが、終盤になれば6の目まで出すことができるようになるので、サクサクプレイも可能でした。

 

ただ、マジで終盤の終盤だったので、せめてダイスの目は初めから4ぐらいまでは出せるようにしてほしかったですね。

 

戦闘アクションは合う合わないがユーザーによってハッキリ分かれるシステムなだけにおすすめしづらい作品ではあるものの、雰囲気とストーリーを楽しみたい方にはおすすめの作品です。

 

よかった所

独特な世界観

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『大人のおとぎ話』と言われるぐらいストーリーがしっかり作りこまれた作品で、映画監督『ティム・バートン』の世界観のような独特な雰囲気がありました。

 

ダイスによって支配された世界という設定が今までにない独自性があり、キャラクターの運命だったり、戦闘システムだったり、全てダイスが重要になってくる。

 

マジでおとぎ話を観ているかのような没入感があり、ダークファンタジーで独特な世界観が体験できます。

 

ギミックと戦闘

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自由に世界を歩き回るというものではなく、決められたミッションをストーリーとともに進めるタイプで、戦闘が強制される。

 

ただ、強制される戦闘は毎回同じようなものではなく、ボードゲーム風のフィールドで戦ったり、毎回クリアするのに条件が決められています。

 

基本的な戦闘スタイルはどれも同じですが、戦闘中色々なギミックを駆使して闘うことになるので、戦闘に飽きさせない工夫がされていました。

 

気になった所

会話シーンやムービーが多い

冒頭ではご紹介した通り、本作はどちらかと言えばアクションRPGで思ったよりも会話シーンやムービーが多めでした。

 

『大人のおとぎ話』と謳っているぐらいなので、ストーリーに重きをおいており、会話シーンやムービーが多めなのでしょう。

 

個人的にはもうちょっと色々なステージを縦横無尽に冒険するものだと思っていたので、イメージと少し違い残念でした。

 

後半のストーリーが難しい

ゲームをプレイする前は、主人公グースーの姉であるキースーを救う大冒険のアクションゲームだと思っていましたが、いざゲームを進めていくとストーリーが結構難しかった。

 

現代を風潮しているかのような表現だったり、姉がどんどん闇堕ちしてしまっていったり、雰囲気どころかストーリーもダークファンタジーに仕上がっていました。

 

個人的にはめちゃくちゃ好みなので楽しくプレイすることができましたが、ストーリーが重いと感じる方もいるかもしれません。

 

もうちょっと『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』のようなポップさも欲しかったかな。

 

戦闘にスピード感が欲しかった

本作はカードとダイスを使う戦闘スタイルで、完全なアクションゲームと思いきや、ちょっとクセがありました。

 

まず、敵を攻撃し青いクリスタルを回収することによって選択できるカードが表示される、すると仲間である『ダイシー』を投げて、出た目によってコストが表示されます。

 

コストに書かれた数字以下のカードを使うことによって、武器、罠、防御などのカードが使えるようになる。

カードによって戦闘スタイルが異なってくるので、あらかじめ15枚のデッキを作っておく必要があります。

 

自分なりのデッキを作ることによって、自分なりの戦闘が楽しめるようになっていたけど、正直面倒くさかった。

 

カードを選択したりダイスを振ったりとやることが多く、戦闘に爽快感はあまり感じられなかったです。

 

戦闘システムは面白いと思ったけど、とにかくスピード感がなかった。

 

まとめ:Lost in Random(ロスト・イン・ランダム)

クセのある作品好きとしては高評価と言えるゲームでした。

 

メインストーリーの他に収集アイテムやサブクエストなどもしっかり用意されていることから、インディーズのゲームとしては十分に遊べる内容でした。

 

お値段は3000円前後とけして高いお値段ではないので、気になった方は是非遊んでみてください。