ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

ゆあのゲームブログ


【レビュー】『Lies of P: Overture(ライズ オブ ピー:オーバーチャー)』本編の前日譚、エンディング後に知る驚愕の真実が度肝抜かれる!?そこに隠された過去の真実が明らかに【評価・感想】

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、本編の前日譚を語る狂った動物たちが襲ってくる恐ろしい動物園が舞台の『Lies of P: Overture(ライズ オブ ピー:オーバーチャー)』のレビューをさせていただきます。

 

本編は今から約1年半ほど前に発売され、DLCや続編を期待しており、ちらっと情報も流れていましたが、ようやくDLCが発売されました。

 

元々のストーリーでは錬金術師と人形がベースとなったストーリーで、あのキノピオを題材にしているダークファンタジーとなっていましたが、DLCではその本編の前日譚が語られ、舞台は動物園や遊園地といったテーマパークも出てくるんですよ。

 

そんなLies of P: Overtureを最後までプレイしたプレイ後の感想をご紹介させていただきます。

 

Lies of Pをプレイ済みの方、ソウルライクゲームが好きの方、ダークストーリーが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【10点】

 

  • 最後の最後でハっとさせられるストーリーが最高に面白い

  • 新武器と新ボス、難易度設定など、細かいところの作りが最高

  • 動物園に遊園地と本編にはない不気味な雰囲気が魅力

 

作品紹介

作品紹介
製品名 Lies of P: Overture(ライズ オブ ピー:オーバーチャー)
ハード PlayStation4、PlayStation5、Xbox
ジャンル ソウルライク
発売元 NEOWIZ
開発元 NEOWIZ
発売日 2025年6月7日
総プレイ時間 15時間

 

プレイ後の感想

本編よりもホラーテイストが強めなのに、ストーリーは切なくなるし、エンディング後のハっとさせられる展開は本編に勝るほどの面白さでした

 

まずはLies of Pの世界観ですが、誰もが知っている童話ピノキオを題材したダークファンタジーな世界で、主人公ピノキオはゼペット爺さんを探す冒険へと旅立つ。


冒険の舞台はベルエポック時代をモチーフにした街「クラット」という場所で、クラットには人間の姿はほとんどなく、狂気と殺人人形に支配されていた。


そんなダークな街クラットをピノキオを操作して、謎に迫るダークファンタジーになっている。

 

今作のDLCはそんな本編の前日譚となっており、過去のストーリーなんですよね。

本編では拠点ともなっているホテル・クラットですが、今回のストーリーでもホテル・クラットは存在はしているものの、開店前の姿で登場する。

 

そして何よりDLCの魅力は先ほど率直な感想でご紹介したようにホラーテイストが強くなっていた。

元々本編はダークファンタジーに仕上がっており、薄暗い場所や気味が悪い場所が多かったのに比べ、本作は異常な姿をした動物たちがひしめく動物園ピエロのように狂った人形たちがいる遊園地、そして薄暗く恐怖と戦う精神病院のような建物と、あきらかにテイストが違うんですよね。

 

丁寧な作りと細かな演出で評価を得ているLies of PなのでDLCのクオリティーも本編に劣らないものとなっていました。

 

また、新武器の強さと面白さはマジで気持ちがいい。

弓、火炎放射、ロケットのような武器などが登場するんですよ。

 

弓は今までになかった遠距離武器なだけに、かなりぶっ壊れでしたね。

飛んでいる敵、高いところから攻撃してくる敵など、今まで苦戦していた敵が全て弓で簡単に倒せるようになりましたからね。

 

むしろ敵が気がつく前に倒すこともできるし

また、火炎放射は完全にロマン武器でした。

正直この武器はあまり強さを実感できなかったけど面白かったよ。

 

そして、一番驚いたことはとにかく雑魚敵が強かった。

一瞬でも気を抜き3発攻撃を受けるととあっという間にやられてしまう難しさ。

 

ただ、ボスは本編のボスに比べてあまり強さを感じなかった。

それなりに何度もやられはしたが、苦戦するというほどではなかったかな。

 

と、いうのもボスの動きが分かりやすくとても反応しやすかった。

モーションも大振りのボスが多かったし、体力も低く感じたんだよね。

 

もちろん難易度は伝説のストーカー(ハード)でプレイしてこの感想なんだよね。

正直、日を跨ぐぐらいの強さを持ったボスが待っているかと思ったら、いうほどそうでもなかった。

 

今回僕は一週目クリアしたデータで遊んだからなのか、2週目、3週目クリアしていても同じなのかな?

そこは検証していないのは分かりませんが、とにかく1周目はそんな感じ。

 

ボスよりも雑魚敵を強くした理由が、今回のアップデートで難易度が設定できるようになったからかもしれないね。

 

デフォルトの難易度は伝説のストーカー(ハード)といって一番難しい難易度に設定されているので、どうしてもクリア出来ない人は難易度を下げてもいいかもしれない。

 

そして、さきほどご紹介した動物園や遊園地なのですが、こういったテーマパークがメインのステージばかりかと思いきや、中盤辺りから洞窟のステージばかりで、従来のLies of Pって感じでした。

個人的にはもうちょっと遊園地ステージを広く遊ばせて欲しかったかな。

無人の遊園地って他にはない不気味さといいますか、気持ち悪さがあって好きなんですよね。

 

あとは、装備品についても思うことがあり、新しい武器やアクセサリーは確かに面白く、バラエティーに富んだものもありましたが、結局本編で使っていた装備品が一番強かったです。

 

弓は別としてね

 

なので、装備品周りをもうちょっと更新できるような強さが欲しかったかな。

それこそ、本編を何周もしている人なら装備はある程度固まっているだろうしね。

 

最後にストーリーですが、DLCは本編の前日譚と聞き、どのようなストーリーなのか凄く気になったが、正直前半は話の内容が頭に入ってこなかった。

これといって盛り上がりにかけるし、前日譚というか、突然過去の世界に飛ばされてひと悶着あるといった流れ、本編で見た敵や拠点でもあるホテルが登場するなど、全く関りがないというわけではないが、直接関わってくるようなストーリーには感じられなかった。

 

本編でちょくちょく登場していたソフィアの名前が出てきたり、見おぼえる場所も出てきて少し「お?」とはなりましたけどね。

 

ただ、これも中盤ぐらいまでの感想で、後半になってくると、レアというとあるキャラクターが登場するんですよ。

 

この辺りから急にストーリーが進み、ラスボスを倒しエンドロールを観た最後に流れるムービーで全てを悟ったよね。

 

これ、間違いなく前日譚だわ!って。

そう、実はゼペットに深く関わるストーリーだったんだよね。

 

あまり言うとネタバレになってしまうので、あえて控えさせていただきますが、本編をプレイ済みなら絶対にプレイすることをおすすめする。

 

ストーリー、アクションともに間違いなく満足できるDLCなので買わなきゃ損ですね。

 

まとめ:Lies of P: Overture(ライズ オブ ピー:オーバーチャー)

ここまで満足いくボリュームと内容だとは思わなかった。

一番驚いたのはストーリーかな。

 

新しいボスや新しい武器など、アクション周りが充実していることは事前情報である程度知っていましたが、ここまで切なくも悲しくさせてくるストーリーは、ひょっとしたら本編超えたかもしれない。

 

是非プレイすることをおすすめします。