ゆあのゲームブログ

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夢を渡り歩く力を持っている「夢見る黒き旅人」クロノア。今もなお愛され続けているその秘密とシリーズをご紹介

こんにちは! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

皆さんは風のクロノアというゲームをご存じでしょうか?

 

おとぎ話のようなファンタジー溢れるストーリーは当時子供から大人まで感動の渦に巻き込んだナムコの名作アクションゲームなんですよ。

 

そのキャラクターデザインやちょっと切なくなる音楽は今もなお愛されており、最近PS5やswitchでリマスターが発売されるほど。

 

実はナンバリングとは別に数多いシリーズが発売されており、中には1万円を超えるプレミアソフトとなっているクロノアシリーズもあります。

 

そこで今回はちょっと切なくも儚い「風のクロノア」のシリーズを皆さんにご紹介させていただきます。

 

風のクロノアが好きの方、レトロゲームが好きな方、アクションゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

風のクロノアってどんなゲーム?

風のクロノアは1997年12月11日にナムコからPlayStation用ゲームソフトとして発売された。

 

猫のような可愛らしいキャラクターとファンタジー溢れるおとぎ話で人気を博した本作は、その深みのあるゲームシステムや各演出から、隠れた名作として海外からも高く評価されている。

 

そして本作の特徴は、地形や背景は3Dポリゴンだがキャラクターは基本ドット絵という、3D化全盛期の作品としては珍しい横スクロールアクションゲームなんですよね。

 

とは言っても、奥や手前にも攻撃できる疑似3Dとなっており、当時としては新しいシステムになっています。

 

また、操作は至ってシンプルでジャンプするか、リングの妖精で攻撃するか基本的には2通りだけ。

 

敵は踏みつけて倒すことが出来ず、リングの妖精で一度攻撃をし持ち上げます。

更に、持ち上げて敵を投げる事によって倒すことが可能。

 

このシンプルなアクション性がまた人気になった魅力のひとつでもあるんですよ。

 

そんな初代クロノアですが、2008年12月4日にWiiで移植され発売されました。

 

基本的なゲーム性はPS版と変わらないのですが、グラフィックがWii用に作り直されたり、PS版のキャラクターグラフィックは2Dであったのに対して、Wii版はフル3DCGになっている。

 

また、BGMはPS版をベースにアレンジされ、新しいBGMが追加されている。

 

そして、やりこみ要素として左右に反転したミラーモードが追加され、ミラーモードのステージ中に高難度の新規エリアへの入口が用意され、ステージ数は大幅に増えた。

 

まだまだ変更点はあるが、とにかく遊びやすくなっているのがWii版なんですよね。

 

そんなクロノアですが初代も合わせて全部で7タイトルも発売されており、実はこんなシリーズも発売されていました!というタイトルが多いんですよ。

 

さらには2022年7月7日にPS5とswitchで「風のクロノア 1&2アンコール」というリマスター版が発売され、人気が衰えることがないんですよね。

 

ここからは、今までに発売したクロノアシリーズを一挙にご紹介させていただきます。

 

風のクロノアシリーズについて

風のクロノア2 ~世界が望んだ忘れもの~

本作は、2001年3月22日にナムコから発売されたクロノアの正統続編。

 

ゲームの基本的なシステムは前作『風のクロノア door to phantomile』と全く同じで、画面は3DCGで表現されるが、ゲームの性質は2Dの横スクロールアクションゲームと同様。

 

主人公クロノアとヒロインである巫女見習いの少女ロロと出会うところから物語が始まる。

世界観やストーリーのファンタジー性も前作から引き継いでいる。

ただ、本作は前作よりもさらに深みのあるストーリーが展開される。

 

今作の舞台はファントマイルではなく、「安らぎ」「喜び」「怒り」「惑い」のそれぞれを司る4つの国があるルーナティアという世界なんですよね。

 

プラットフォームを前作のPSからPS2に移したことにより、CGの品質は大幅に向上し、キャラクターたちはトゥーンシェーディング技術に似た「クロノアフィルター」と呼ばれる独自技術で描かれている。

 

幕間に挿入されるイベントシーンも、前作はムービーの再生であったのに対し本作では全てをリアルタイムで描画しているほど、丁寧に作られている。

 

その代表的なのがギミックの数々。

アクションゲームとしての難易度は前作同様、初心者向けで低めなのだが、パズル的なギミックが多く頭を捻らなければならない箇所がいくつもあるため、大人が遊んでも面白みのある手応えを感じられる。

 

また、ステージ難易度は中盤から徐々に難しくなってくるが、再開ポイントが多く設置されているので、ライトユーザーにも気遣いができているんですよね。

 

隠しステージや収集アイテムなど、やり込み要素も豊富に増えているので、これぞ続編と言える納得のいく最高のゲームです。

 

風のクロノア ムーンライトミュージアム

本作は、1999年5月20日にバンダイから発売されたクロノアシリーズ2作品目。

 

実はクロノア2よりも先に発売された本作は、あまり知られていないワンダースワンというバンダイが発売した携帯機ゲームで発売された。

 

初代クロノア のスピンオフ作品にして、風のクロノアシリーズでは初の携帯機作品。


ワンダースワンというハードの制約から、奥・手前の概念が無くなった完全な2Dアクション作品となり、特にパズル要素の強い作品となった。


スピンオフ作品なので、ナンバリングのストーリーとはほとんど関係ないが、前作の開発に携わった多くのスタッフが、引き続き本作を担当している。

 

本作は5つのワールドで構成されており、1つのワールドにつき6つのステージが存在する。


1つのステージには、月のかけらが3つ存在しており、3つすべて入手することでゴールの扉が開かれ、ステージクリアとなる。


また、その他にも夢のかけらが各ステージに30個あり、1ワールド全ての夢のかけらを集めると、ギャラリーで見られるイラストが完成する。

 

操作方法はシリーズから変わらずシンプルなアクションが楽しめるようになっている。

 

携帯機の小さい画面かつモノクロでありながら、『風のクロノア』らしいふんわりとした雰囲気やファンタジー溢れる世界観を感じられる。

 

ただ、ワンダースワン本体を手に入れることが難しいし、本作は既にプレミア価格となっており、ソフトそのものも入手が難しい。

 

完成度が高く是非プレイしてほしい作品なだけに、入手が難しいことが悔やまれる。

 

風のクロノア ~夢見る帝国~

本作は、2001年7月19日にナムコから発売されたゲームボーイアドバンス初のクロノアシリーズ。

 

先ほどご紹介したワンダースワン版『風のクロノア ムーンライトミュージアム』のパズル要素を継承しつつも、本作はゲームボーイアドバンスにハードが変わったことから、アクション性の強いステージやステージのギミックが追加されている。

 

ゲームは5つのワールドに分けられ、そのワールドは「ビジョン」という8つのステージに分けられる。

 

ムーンライトミュージアム同様のパズルステージのほかに強制スクロールのアクションステージがあり、いずれか、もしくは両方をクリアすると各ワールドの最終ステージに挑戦でき、最終ステージはボスステージとなっている。

 

本作の面白いところはステージをひとつひとつクリアしていくと、新しいアクションを覚えること。

そして、それを応用しながらまた新しいステージに挑戦しクリアしていけるんですよね。

 

クロノアシリーズのシンプルな操作性はそのままに、新しいアクションを楽しみながら難解パズルを解く楽しさは今までのシリーズ同様に本作も健在です。

 

ゲームボーイアドバンスという小さなプラットフォームの中でもこれだけクロノアを表現できているんだから、面白いこと間違いなしですね。

 

風のクロノアG2 ドリームチャンプ・トーナメント

本作は、2002年8月6日にナムコから発売されたアクションゲーム。

 

同じく携帯ゲーム機で発売された『風のクロノア ムーンライトミュージアム』や『夢見る帝国』の流れを汲んだゲームで、更にギミックやアクション要素を強化している。

 

敵モンスターも『世界が望んだ忘れもの』に登場したエルビルやリクリが追加されたほか、おなじみのムゥも各ワールド毎にコスチュームが異なる。

 

ゲームは5つのワールドに分けられ、そのワールドは「ビジョン」という9つのステージに分けられる。

 

各ワールドはパズルビジョンとアクションビジョンで構成され、アクションビジョンのフロート面は3D化されている。

 

今作から新アイテム「太陽のかけら」が追加され、集めると「あるチャレンジ」に挑戦することができる。

 

さらに今作は今までのシリーズの中でもパズル要素がパワーアップしており、最難関と言われています。

故に子供が完全クリアするには難しいもとなっていて、どちらかと言えばゲーマー向け。

 

と、言うのも今作からビジョンをクリアするよランクが表示され、全てのビジョンをSランクでクリアすると更なる秘密が解放されます。

 

また、やり込み要素でイラストの解放や隠しステージもあり、隠しステージのアクション&パズル難易度が格別に難しいので、ゲーマーにとってはやりごたえがある作品となっています。

 

本作も是非プレイして欲しいおすすめのゲームですが、ゲームボーイアドバンス本体の高騰と本作のプレミア化でプレイするにはちょっとハードルが高くなっています。

 

クロノアビーチバレー 最強チーム決定戦!

本作は、2002年4月25日にナムコから発売されたスポーツゲーム。

 

クロノアシリーズのキャラクターがビーチバレーで対戦するゲームとなっており、完全スピンオフ作品。

 

ビーチバレーと言ってもビーチ以外でも対戦するんですよね。

また、コントローラーを4つ繋げることで4人対戦も可能となっている。

 

そんな本作ですが、意外と難易度が高めなので難しいと感じる方はイージーモードをおすすめしますし、サポートキャラクターも居るので楽しくプレイすることができます。

 

他のアクションゲームとは違いスポーツゲームなので、ゲームの目的はチャンピョンになること。

 

ただ、チャンピョンになって終わりではなく、チャンピョンになったキャラクターによってエンディングが変わる仕様となっている。

 

クロノアファンなら全てのキャラクターのエンディングが見たくなりますよね。

そうしたファン心をくすぐるような工夫がされています。

 

誰にでもおすすめ出来るゲームではなく、クロノアファンにおすすめしたい。

 

クロノアヒーローズ 伝説のスターメダル

本作は、2002年12月13日にナムコから発売されたクロノアシリーズ初となるアクションRPG。

 

発売される前は色々と賛否が分かれていたものの、豪華な声優陣、良質なBGM、ヒーローをテーマにしたテンポの良いストーリーなど、中々面白いゲームに仕上がっている。

 

本作はゲームボーイアドバンスで発売されたのだが、アドバンスのゲームとは思えないほどボリュームがあり、かなりの満足感。

ストーリーもよくできており、どちらかと言えば子供向けというよりも大人向け。

 

冒険の世界は7つで、仲間が加われば、いつでもキャラが交換できる。

また、2Dトップビューで行われるアクションは程よい難易度であり多彩なアイテムやカスタマイズができるので飽きさせない工夫が見られる。

 

ゲームバランスも素晴らしく、仲間を使い分けながらクリアを目指せる。

 

展開がショートビジュアルで区切られているのでテンポよくゲームが進んでいく感じがまたいいですよね。

 

ただ、アクション面では連打をしゴリ推せてしまうところが欠点ではあるが、装備する武器によって攻撃アクションが異なるのは評価できます。

 

今までのクロノアシリーズとは全く異なる作品ですが、ファンをはじめ、クロノアを知らないユーザーにもおすすめ出来るゲーム。

 

だた、こちらのゲームもプレミアとなっており気軽いにプレイするには少しハードルが高くなっている。

 

まとめ:風のクロノアシリーズ

いかがでしたでしょうか?

2022年にリマスター版が発売され、今もなお人気のあるクロノアシリーズですが、いちファンとしては新作を作ってほしいですし、バンダイナムコの看板キャラクターのひとりとして、今後もクロノアを世に送り出し欲しいんですよね。

 

クロノアシリーズにおいては駄作ってあまり聞かないので、是非今後の展開に期待したいところです。