ゆあのゲームブログ

海外のゲーム、マイナーなゲームを主にレビュー記事を書いています。時より最新ゲームのレビューや攻略も書いています。

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【レビュー】『DE-EXIT(ディーイグジット)』荒廃した死の世界の旅する謎解きパズルアクションアドベンチャー【評価・感想】

こちらの記事はTHQ Nordic Japan様から商品提供をしていただきレビューを書かせていただいております。

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回は、荒廃した死の世界を旅するアクションアドベンチャー『DE-EXIT(ディーイグジット』のレビュー記事です。

 

本作はマインクラフトのようなボクセルで表現された死の世界を旅するゲームで、主人公をはじめ登場するキャラクターは全て骸骨。

 

一見ホラーゲームのようにも思える本作ですが死の世界に登場する人物はみなテンションが高く個性的なキャラクター多い。

 

本作は謎解きがメインとなるアクションゲームで敵を攻撃することができずステルス移動をして進めていくこととなる。

 

そんなDE-EXIT(ディーイグジット)を最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

ダークなストーリーが好きな方、 謎解きが好き方、アクションゲームゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【3点】

 

  • 高難易度のパズルアクションが体験できる

  • 大まかなストーリーは理解できるか結局何が伝えたかったのか分からない

  • 死後の世界を舞台にしているが死後の世界である意味が分からない

 

作品紹介

公式HPより

死を超越し、生き続ける旅へ。
荒廃した記憶次元の謎を解き明かす死後の世界での冒険。
ステルス要素と物語が魅力のシネマティック・アドベンチャーで、美麗ボクセル世界を探検しよう。

作品紹介
製品名 DE-EXIT
ハード PlayStation4、PlayStation5、Switch、XboxOne
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 HandyGames
開発元 SandBloom Studio
発売日 2023年1月31日

 

プレイ後の感想

とにかく難しかった。探索というよりも謎解きがメインなんだけど、謎を解くという感覚ではなく謎に対して『ひらめき』があるかどうかが重要になっていた

 

まずストーリーについてですが、理由は分からないけど死んでしまった主人公は死後の世界で目を覚ますところからスタートする。

この世界では元々9人の守護者4つの柱によって守られていた平和な場所だった。

 

しかし、ある日突然守護者のひとりが裏切り、仲間の守護者に次々手をかけていき、守護者のバランスが崩れたことで世界の様子が大きく変わってしまった。

 

守護者が居なくなってしまったせいで柱の力が失われ世界の各所で破壊進んでしまっている。

そんな状況の中、死後の世界へ訪れた主人公は何故か守護者の役目を受け継ぐ『ルクス』という特別な存在であることが分かり、その力を使って4本の柱の力を再び取り戻す大冒険がはじまるっていう物語。

 

ストーリーについては分かりやすくゲームプレイ中もすぐに理解できて面白かった。

 

そもそもどうして主人公が死んだのか、何故ルクスになったのか、この辺りは『成り行き』って思えば多少スルーすることができたんだけど、それよりもゲーム内容が難し過ぎた。

 

まず主人公はルクスに選ばれたことにより、守護者のみ与えられる『アーティファクト』っていう道具が与えられるんだけど、このアーティファクトを使うことによって、各ステージのギミックをクリアできるようになる。

 

アーティファクトには色々な能力があって、見えない敵を照らす能力磁力の力を使って物を動かす能力、風を使いものを壊す能力灯を纏って闇から守る能力があるんだよね。

 

この中で一番厄介なのが、見えない敵を照らす能力。

 

各ステージには真っ黒な闇の塊みたいな敵がいるんだけど、この敵は普段姿を消していてアーティファクトの力を使いライトで照らすと見えるようになる。

この敵には攻撃することができず、見つからないようにステルス行動しないといけないんだよね。

 

ライトで照らし続けても見つかってゲームオーバーになるのでかなり難しかった。

本作はそもそも敵に対して攻撃をするというアクションがなくずっと逃げ回るだけ。

なので、爽快感などはなく常に緊張感がありました。

 

ステルスゲームが好きな人は面白いとは思うけど、僕はどちらかと言えばガンガン進みたいタイプなので、かなり苦手でした。

 

そして本作の醍醐味でもある『謎解き』についてなんだけど、とにかく難し過ぎた。

 

先ほどご紹介したアーティファクトの能力を駆使してクリアしていくんだけどヒントが少なすぎる。

 

ヒントが無いことはないんだけど、攻略法に気づかない限り解けないようになっているので、『ひらめき』があるかどうかにかかってくる。

 

逆に言えば閃かないと全くクリアできないので、じれったさやモヤモヤ感がたまってイライラしちゃうこともあった。

 

アーティファクトを使い試行錯誤しながら各ステージをクリアしていくのが本作の醍醐味でしたね。

 

よかった所

ほぼヒントなしの謎解き

これがめちゃくちゃ難しかった。

 

普段から謎解きアクションゲームを遊んでいる人からすればそこまで難しくない内容かもしれませんが逆に謎解きが苦手な人は結構苦戦するほど難易度が高かったイメージ。

 

とにかくヒントと言えるものがなく手探りで正解を導き出さないといけない。

ただボリュームはあり長く遊びたい人にはおすすめ。

 

ステルス行動の緊張感

正直僕には合わなかったステルス行動ですが、ゲームとして見ればこの緊張感は面白かったと思う。

 

見つかれば即死なうえに、ステルス行動中に謎を解かなければ先へ進めないステージもあり、かなり焦る場面もあった。

 

ただ、ひとつ言わせてもらうと攻撃する手段はなくても、敵を拘束するような手段は欲しかったかな。

 

敵に見つかってしまうとリスタート位置が結構戻されることもあったので、これがモヤモヤした原因だった。

 

気になった所

ストーリーが分かりづらい

大まかなストーリーは冒頭でご紹介した通り分かりやすいのですが、結局主人公は何故死んだのか、死んだ人は皆この世界へ送られるのか、そもそも何故ルクスに選ばれたのか、色々謎が残りました。

 

ゲーム内では各ステージにアーカイブが残されているのですが、翻訳の所為か意味が分からなかった。

 

きっとアーカイブを全て集めて読めばこういった謎も理解できるようになるのだろうけど、正直そこまで追う必要は感じなかった。

 

進行不能バグがある

ステージ2を攻略中にどう頑張ってもクリアできない謎解きがあり明らかにおかしく思い一度ゲームを再起動したら進めた。

 

NPCと協力してクリアする謎解きでNPCが棒立ちになったり、落下するとゲームオーバーになる場面でゲームオーバーにならず復帰不可能になったり色々と酷い。

 

ある程度のバグがあるのはまだいいが、進行不能になるバグはかなり致命的で良くない。

 

ステージのボリューム

ひとつひとつのステージのボリュームが多かったのは評価できるのですが、後半になればなるほど謎解きも難しくなり、ボリュームが多いステージに疲れてきた。

 

「もうこれでクリアだろ」と思ってもまだまだ先があり「もう終わってくれー」と思う程。

いくら謎を解いても先へ進めるだけなので、やっぱり報酬や見返りが欲しかったかな。

 

まとめ:DE-EXIT(ディーイグジット)

謎解きアクションゲームとは知っていたけど、ここまで謎解き中心のゲームだとは思わなかったのでちょっとイメージとは違ったかな。

もうちょっとアクション面に自由度があれば面白かったと思う。

 

グラフィックはボクセルといってマイクラみたいなグラフィックで僕の中では新鮮で楽しめたけど、キャラクターが全員骸骨だったので個性をあまり感じることができなかった。

 

結果的にストーリーはなんとなく理解できたのでそれで救われた感はありましたね。

 

普段から謎解きやパズルアクションゲームを遊ばれている方にはオススメできるゲームでした。