ゆあのゲームブログ

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【レビュー】『Clive 'N' Wrench(クライヴ N レンチ)』悪の博士ダウカスの野望を阻止するべく冷蔵庫型のタイムマシンに乗って時空旅行をするアクションアドベンチャー【評価・感想】

(^-^*)コンチャ! ゆあです。(@yua_gameblog)

 

今回はPS2時代の3Dプラットフォームゲームに影響され、開発に11年も掛けた3Dアクションゲーム『Clive 'N' Wrench(クライヴ N レンチ)』のレビュー記事です。

 

実は3年前に僕はこちらの記事で本作を紹介していて、ようやく発売されプレイすることができました。

開発に11年もの年月をかけた本作らしいですが、僕は3年も待ち望んでいたのでめちゃくちゃ嬉しかった。

 

ただ、実際にプレイしてみるとイメージとは全く違う内容になっており、とにかく酷いクオリティでショックが隠せないほど。

 

そんなClive 'N' Wrenchを最後までプレイしたプレイ後の感想とともに『よかった所』『気になった所』をご紹介させていただきます。

 

PS2時代の3Dプラットフォームが好きの方、探索ゲームが好きな方、インディーゲームが好きな方におすすめのゲームです!ぜひ参考にして下さい。

ネタバレ内容が含まれますのでご注意してください。

 

このゲームを簡単に説明すると

10点満点中【2点】

 

  • PS2時代に流行った3Dアクションアドベンチャーに影響されたゲーム

  • ステージが箱庭になっておりアイテムを回収しつつゴールを目指す

  • 全てにおいて期待外れで今まで遊んだゲームの中で一番クオリティーが低い

 

作品紹介

悪の博士ダウカスにタイムマシンの設計図を盗まれたことに気が付くナンシー・メリカープ教授。

ダウカスはタイムマシンを使って時空を移動し様々な時代の「古代の石」を手に入れ悪いことを企んでいる。

そんな時、運のいいことにたまたまそこに居た従弟のクライヴとレンチにダウカスの野望を阻止してほしいとナンシー教授は頼む。

従弟のナンシー教授の頼みということもありクライヴとレンチはダウカスの野望を止めるべく時間旅行の大冒険に出かけることとなる。

作品紹介
製品名 Clive 'N' Wrench
ハード PlayStation4PlayStation5Switch
ジャンル 3Dアクションアドベンチャー
発売元 Numskull Games、Numskull Games Limited
開発元 Dinosaur Bytes Studio、Dinosaur Bytes Studio Limited
発売日 2023年2月23日

 

プレイ後の感想

とにかく酷い!すべてにおいて期待外れもいいところでショックが隠しきれないほど残念な気持ちになった

 

まずストーリーなんだけど、悪の博士ダウカスがタイムマシンを使って様々な時代の『古代の石』を集めて悪いことを企んでいるからそれを阻止しに行くっていう物語なんだけど、結局ダウカスは何がしたかったのかがサッパリ分からない。

実際に遊べるステージは11種類あり様々な時代へタイムスリップするのでステージごとに一応世界観というかコンセプトがある。

 

これ何処かで見たことがあるような気がすると思ったら『クラッシュバンディクー3』の世界観とかなり似てた。

 

それはそれとして気にならなかったんだけどとにかく酷かったのはグラフィックと操作性。

ゲーム全体はPS2時代に流行った3Dアクションゲームをイメージして作っているのは伝わってきてよかったんだけど、グラフィックまでPS2時代かよって突っ込み入れたくなるほど、雑で荒い。

 

switchのスペックですらもっと綺麗なグラフィックで遊べるだろうに今回僕が遊んだのはPS5なんだよね。

 

それでPS2のようなグラフィックでゲームが始まった時にはマジで驚いた。

 

PS2時代のゲームをリスペクトしたはいいけど、グラフィックや操作性までPS2時代を真似なくていいんだよっていうレベルのゲーム。

 

誰もそんなこと望んでいなくて、ゲームシステムだけレトロな感じで後はPS5なりswitchなり最新技術を取り入れたゲームを遊びたいと思うんだよね。

 

更に拍車をかけるように酷かったのが操作性。

とにかく挙動がおかしい。

普通に前に進んでいるだけなのにランダムで途中突っかかり前に進めくなることがある。

 

敵キャラクターの当たり判定も雑だし、背景として動いてるはずの動物はバグってその場でクルクル回転しているだけだったり、水中の操作なんて酷いってもんじゃなかった。

 

とにかく雑で適当に作ったんじゃないかって思うほどのクオリティ。

これでパッケージ版は7,000円近い値段するから更におかしいよね。

 

本作よりもクオリティが高くお値段も安いインディーゲームなんて今の時代たくさんある中でこれだからね。

 

ちなみにDL版はPS4のみで値段は4,400円。

なんでswitchのDL版がないのかも謎ですね。

 

世界観だったりステージのボリュームはよかったのに雑に作りすぎててもったいないと思った。

インディーゲームのスタジオだとしても、もうちょっと頑張ってほしかったなーと正直思うところです。

 

よかった所

キャラや世界観

主人公がウサギ相棒がサルといった一見合わなさそうな組み合わせが面白いしカラフルな世界観だったり、各時代へタイプスリップして色々な世界を大冒険できるところは面白かった。

 

主人公の恰好はリュックを背負っていたりパンツだけ履いているところからバンジョーとカズーイっぽいし、色々な世界へ冒険にでかけるところはクラッシュバンディクー3だったり、うまいこと昔のゲームのいいところを取り入れていてリスペクトしている気持ちは伝わった。

 

ただ、残念なことに悪く言うと真似ているだけなのでオリジナル要素があまりなく薄かった。

もう少し相棒のサルと組み合わせる技があったりすると個人的にはよかったけどね。

 

ボリュームはある

正直内容は面白くなかったし、オリジナル要素が感じられず薄いなーと思ったけど、ゲーム全体のボリュームは意外とあった。

 

ステージ数も11あったし、ひとつひとつのステージもそれなりに作られていた。

ただ、これも残念なことにせっかく面白いステージも作りが雑。

もうちょっと丁寧に作れないものかなーと思ったね。

 

せっかく3D マップで自由に動き回れるのにどのステージも構造が似ている。

世界観はそれっぽく色付ければそう見えてくるけど、大体上へ上へ登っていけば出口はあるし、ギミックが少ないのでアイテム回収して終わりっていうステージばかりでしたね。

 

気になった所

グラフィックが酷すぎる

とにかく酷い。

今回PS5版を買ってプレイしたけどPS2かな?って思う程酷かった。

 

ゲームを始めたとき自分の目を疑ったからね

 

本作に出演するキャラクターはほとんどが動物なので毛のふさふさ感を表現したかったんだろうけど、毛の表現がガッサガサだし、オブジェクトもポリゴン感ありすぎてマジでビックリするほど酷い。

 

初代PSのテクスチャを張り付けたかのような雑さには驚きを通り越して「どうした?」って心配になるぐらいのクオリティーでしたね。

 

また、水の中に潜ってる時のグラフィックなんて水の中とは思えないほどのクオリティで地上とほぼ一緒なんだよなー。

 

これで6,000円ほどするから尚更ヤバイ。

言い方悪いけど、インディーゲームのがよっぽどグラフィック綺麗だね。

 

操作性が悪すぎる

これもマジで酷かった。

 

ただ前に歩いているだけなのに何故か見えない壁に突き当たったかのように動きが減速するわ、水中を泳ぐアクションなんて溺れているとしか思えない。

 

カメラアングルなんて初代PS時代のクオリティで3D酔いするってもんじゃない。

「落ち着け!」と言いたくなるほどカメラがグルグル動くからマジで酔って吐き気がしてくる。

 

とにかくバグが多すぎる

多すぎるというよりもバグだらけ。

 

本来飛んでないといけない鳥がその場で羽ばたいているだけで飛ばないし、下水を動き回っているネズミもその場で立ち止まりクルクル回転しているだけだし、敵を踏みつけると遥か彼方へ飛んでいくし、もうガッカリする。

 

逆にこれ販売しちゃいけないレベルでバグだらけだからね。

これで開発11年掛けて作りましたはもはや笑うしかない。

 

まとめ:Clive 'N' Wrench(クライヴ N レンチ)

今回かなりの酷評にしたのは、しっかり遊んだ故の感想であり、このゲームをオススメしたくないからあえて酷評させていただきました。

 

3年も待って変に期待値が上がっていたせいもありますが、あまりにも雑で酷すぎた。

僕と同じ3Dアクションゲームが好きな人にはオススメできない作品となってしまいました。

 

今後アップデートなどで色々修正が入ったとしてもゲーム本来のクオリティーが上がるとは思えないのでショックと残念な気持ちが残ったゲームでしたね。